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ドラマ最短レビュー『梨泰院クラス』1話からまるで1本の映画を観ているようだ

ドラマは1話目が9割。

最初にどれだけ惹きつけられるかが勝負。ということで、長い連続ドラマを取り急ぎ初見だけで簡単に感想を書き残す「最短レビュー」。今回は、これまた話題の韓流ドラマ『梨泰院クラス』を遅ればせながら。

とにかく初回で虜に。1時間ほどにしてまるで1本の映画を観終わったような感覚で、それだけでもかなりの見応えがあった。むしろこれからどうやってストーリーを持っていくのかが心配になっちゃうぐらい。

どんな話なんだと分からなくなるぐらい振り幅の広い展開で、家族愛や恋愛、青春、正義のヒーロー、ヤクザ、ビジネス、復讐劇など…いろんな要素がこれでもかと詰め込まれていた。どんな趣味志向の人にも刺さるような仕掛けか。

それに1話はもちろんしばらく登場しないキャラクターのエピソードを冒頭に持ってきたりと、気になる壮大な前振りも随所に。

でも決して視聴者を置いてけぼりにするわけでなく、必死についていこうと前のめりにぐいぐい引き込んでいく。

また(あんまり言うとネタバレになってしまうので注意しますが)、刑務所や漁船などそれだけで何話も書けちゃいそうなネタも一気にすっ飛ばし、本流に入る前に年輪を重ねてくる。

ただ伏線を都度丁寧にフラッシュバックさせ、間が空いてしまいがちの連ドラでもしっかり離脱させないようにフォローも徹底している。

YouTube動画のジャンプカットのように、冒頭の惹き・スピード感・テンポの良さ・ネタの切り返しなど、短尺のインスタントコンテンツに慣れたイマドキの人にも観てもらいやすいフォーマットになっている気がする。それが人気の秘訣だろうね。

御多分に洩れず続きが気になりハマってしまい、次が早く観たすぎて寝不足になりそう。。

ちなみに復讐劇とある通り、なにかの記事で「韓流版半沢直樹」と読んだ記憶があって、海を越えてインスパイアされているのか?、罵声の応酬や土下座に倍返しと、半沢直樹好きには反応してしまうポイントがいくつかあった。(というほど半沢直樹っぽくはなかったけどね)

それと見事にクォン・ナラに魅了され毎日が楽しみになった。恋ですね、コレ。

与え合いの恩贈りで巡る世の中になったらいいな。 だれでも好きなこと、ちょっと得意な自分にできることで、だれかのためになれて、それが仕事にもできたら、そんな素敵なことはないですね。 ぼくの活動が少しでも、あなたの人生のエネルギーになれましたらうれしいです。