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46歳で亡くなった母と42歳で出産する私

私の母は乳がんが原因で亡くなっていて、享年46歳。その当時、私は高校2年生。

身の上話をすると「大変だったでしょう」「苦労したんだね」と言われることも多いですが、当事者としては「できることしかやってきませんでした」と言う感じで特に苦労人だという認識も無いものです。

ただ、振り返ってみるとやはり、母の存在は娘にとって大きいもので、自分の生き方の根底に根付いているのは、母なんですね。

母が亡くなってから、「46歳で亡くなる人生」が人生の前提として私の中に根付いてしまったのは事実。「自分もいつかそうなる…かもね」という意識がずっとあって、大学進学をしたときも、就職するしたときも、結婚したときも「今は良くても、人はいつどうなるかわからないものさ」と思いながら過ごすことになりました。うーん、文字にすると、刹那的。いえ、前向きに楽しく生きてきましたよ。うん。

さてそんな私ですが、3年前の38歳で子宝に恵まれて、42歳の今、ありがたいことに第2子を授かることができました。母も偉大ですが、子どもも偉大。なんと毎日思うことは、「80まで生きねば」!に変わりました。

なんで80までか自分でも根拠は不明ですが、目標80歳。私がいなくて夫が子育てできるとは思えないし、這ってでも生きなければ…。

ちょっと後ろ向きだった私の人生観を変えてくれた子どもたちに感謝。

とともに、亡くなった母の気持ちを思うと、今更ながら「お母さん、心残りだっただろうな…」と胸が痛む。3人のしっかりしていない子どもたちと、昭和の頑固親父を残していくのは心配だっただろうな。やっと母の立場になって考えられるようになりました、成長の遅い私。

実際に育児の相談とかはできないけど、子どもと接する時に「お母さんは私にどう言っていたっけ?」「お母さんにされて嬉しかったことは何だっけ?」「お母さんが読んでくれた絵本はどれだっけ?」とお母さんのことを近くに感じていますよ、お母さん。ありがとうね。

とりあえず年末年始に出産を頑張るよー!


🌹私の居場所です。200人の多様なママたちの新しい働き方。



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