相手の好意を素直に受けないと周囲にも迷惑をかけるよ！

レストランや居酒屋のレジ前で、こんな場面に遭遇したことが誰でも一度や二度はあるのじゃないだろうか？

Ａ女史「ここは私に任せて！」
Ｂ婦人「ダメよ！私が払うから･･･」
Ａ女史「ちょちょ、ちょっと待ってよ！こないだもご馳走になったわ！」
Ｂ婦人「でもあの店は、私が行きたいって言いだしたんだから･･･」
Ａ女史「でもダメよぉぉ･･･あのときは、あのときでしょ？」

レジのお姉さんは、わずかに顔を仰向けて視線を泳がせる･･･。
鼻から息を吸って鼻から息を抜き、わからない程度にそっとため息をつく。

お会計用のレジ伝票を片手で差し上げて食い止めてるＡ女史の周りを、ぐるぐるしながら、つかもうと思えば、たぶん取り上げられるだろうレジ伝票をつかみ取る素振りだけは大げさに、いつまでももみ合っている女性たち。

男性バージョンになるとこうなる。
Ａ先輩「ここはオレが持つから心配するな！」
Ｂ後輩「いやぁ、今日ぐらいは出させてくださいよぉ･･･センパイ」
Ａ先輩「何言ってる、安月給のくせに！小遣いも少ないんだろ？」
Ｂ後輩「いぇいぇ、ここ払うくらいは持ってますから･･･ほら！」
Ａ先輩「バカ言え、後輩に払わせたとあっちゃぁオレの沽券に関わるワ！」
Ｂ後輩「でもぉぉぉ･･･」

Ａ先輩小声で「スイマセン、領収書クダサイ、上様デ･･･」

経費で落とすつもりなら、偉そうにすんな！
堂々と「ココの支払いは経費で落とすから、大丈夫。領収書もらうし」
そういって、さっさと支払えばよろしい。

Ｂ後輩も薄々わかってるんだから、素直に「先輩、ご馳走になります！」
って頭を下げて、さっさとレジ前から遠ざかりなさい。Ａ先輩の小声を聞くんじゃない！

ここで紹介した女性バージョンと男性バージョンだが、細かいやりとりは多少の違いはあっても、みんな似たり寄ったりのパターンであるが、後に並んでいる人やお店の人から見たら、滑稽劇場をみせられているようなもん。
はた迷惑も甚だしいというもの。

じゃぁスマートなお会計はどうすればいいのか？

レジ前での、お会計伝票奪い合い（押し付け合いとも言う）合戦は、見た目にも見苦しいから、心当たりのある人はおやめになったほうが賢明だ。
男性なら男っぷりが上がるどころか、自分の器の小ささを周囲に露呈することになりかねない。

もっといただけないのは、お会計の頃合いになると決まってトイレに立つ人物ですね。トイレもさっさと済ませば良いのになぜだか、お会計が終わるまで出てこなかったりするのだ。こんな感じ･･･。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　note写真：Photo by 大変さん

そして言うことも決まっているのだ。
「お会計は？えぇぇ～もう済んじゃったのぉ･･･？あらあら、ご馳走様でした！」ってこんな調子。

「じゃぁ、この次は私にも払わせて、ね？」と付け加えていても、いつも逃げるのだ。こういう常習犯とは付き合わないほうが不愉快にならずに済むというものだ。（失礼しました、女性を例にあげてしまった）

男性だとこうなる。
「ん？誰が払ったの？え？もう済んだの？やること速いねぇ○○ちゃん！」
「次はオレ払うから･･･ほんじゃ次、行こうか！」

って、誰が行くかい！

こんな輩に限って、次の店はオレが払ってやるぞ！
みたいな雰囲気を醸し出して次の店を誘うのだが、結局２軒目でもまた同じことをやらかすんよ！

まぁこんなのと、真剣な付き合いをするもんじゃない。せめてレジ前でワチャワチャやってるほうが、まだかわいいというものだ。

ワチャワチャ場面になりそうなときは、周囲に迷惑をかけないで済むスマートな会計の仕方を覚えておくといい。

はた迷惑にならずに済む会計の仕方は「ここは私が･･･。」と言われた側は一応一言だけ「いやいや、こちらで･･･。」と申し出て、相手が受けなかったら、そのままレジ前を離れて出口で待機しておく。

お会計を済ませた相手が出てきたときに、店の外で「おいくらでしたか？」と言ってお財布からお金を出すのだ。相手が金額を言わなかったり、言っても自分が持つと言い張ったら「じゃぁココは割り勘でいきましょう！」と言って多めに自分の割勘分を相手に渡すのだ。

すると相手は「これじゃ多すぎますよ！」と言って会計の金額と割勘にしたときの割分を教えてくれるので、お互いに気持ちよく精算ができるのだ。

ポイントは自分の割勘分を出すときに多めの金額を渡すこと。多すぎると必ずと言っていいくらい相手は金額を教えてくれるし、その時点で割勘が前提の話に自然と移行しているから、もめずにスマートな割勘ができるのだ。

当然だが、多めにもらったお金をそのまま受け取って知らん顔の人も出てくるかも知れない。でもそれでいいのだ。
相手はあなたに対して好印象を抱くし、少しばかりの後ろめたさを持つかも知れないから、無意識にあなたへの返報性の法則が働くことになるからだ。

よく見かける場面ではあるが、レジ前でのすったもんだは見られたもんじゃないので、お会計伝票の奪い合い合戦は慎みましょうね？

相手の好意を素直に受けることが、相手の気持ちを快くさせていることに気づくべき。好意を素直に受けないことが、相手に不快感を抱かせる素になりかねないので気をつけよう。

ありがとうの言葉と一緒に、好意の満足感を返してあげましょう。＾＾

ということで　相手の好意を素直に受けないと周囲にも迷惑をかけるよ！

という話でした。
今日の　のほほん。

では！