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『夢を確かめる』リニューアル版、参加ゲスト・おまけシナリオについて

ヤプシ街道の士戸ナオミです。すっかりnoteの更新が途切れてしまい、申し訳ございません……。
『夢を確かめる』リニューアル版、制作自体は順調に進んでおります。本日はタイトルにもある通り、参加して下さるゲストの方々と、おまけシナリオについての情報をまとめたく思います。

豪華参加ゲスト!

『夢を確かめる』リニューアル版は、様々な方に応援頂き制作を進めております。12年前の旧版からは考えられないような、以下の豪華ゲスト陣に参加頂けることとなりました!

音楽ユニット・あしたのーとさんによるボーカル曲

リニューアル版には、本編クリア後に出現するおまけ要素がいくつか存在します。本記事の後半でもご紹介するおまけシナリオがその1つなのですが、こちらのシナリオのために音楽ユニット・あしたのーとさんがボーカル曲を制作して下さいました!
「あしたのーと」さんは、『ニュートンと林檎の樹』や『未来ラジオと人工鳩』など、数々の美少女ゲームソングを歌ってきたRYUNKAさんと、ボイストレーナー高岡兼時さんによるユニット。
私の拙い文章能力ではその魅力は伝えきれないため、ともかく以下のサイトから美しい楽曲の数々を聴いて頂きたい……。

元々、RYUNKAさんが例の騒動によって、当サークルを知ってフォローして下さったことをきっかけに、私の方から今回無理を言ってお願いさせてもらいました。厳しいスケジュールで本当に申し訳なかったのですが、引き受けて頂けて大興奮です。
ボーカルのRYUNKAさんの歌声はマジで鳥肌モノですので、これだけで本作をプレイする必然性が発生したかと思います……!

『夢を確かめる』宣伝大使・餅月ひまりさんからのメッセージ

こちら↓の取材動画でもお世話になりました、ユーチューバー・餅月ひまりさんですが、この度『夢を確かめる』の宣伝大使にいつの間にか就任頂きまして、本編クリア後の「スタッフルーム」でメッセージを頂いております!

メッセージはこーんな感じです。ADVゲーム風。

本作の知名度が上がったのは、やはりひまりさんに取材して頂いたことによる影響が1番大きいわけで、その意味ではどれだけ感謝しても足りません。
今回、メッセージのためにわざわざ新規で録り下ろして頂きました。ここだけでしか聞けないひまりボイスを堪能せよ!

声優・歩サラさん出演のコーナー「「声」を確かめる」

改めてご紹介するまでもない、超人気声優・歩サラさんが来てくれたッ!
本編クリア後にプレイ可能なコーナー「「声」を確かめる」でヒロインキャラクターたちにボイスをあてて頂きました!!

私の妄想でも虚言でもございません。紛れもない現実です。
『夢を確かめる』は元々、ボイス無しのノベルゲームでしたが、せっかくのリニューアル版、何か違う「夢」を見てみたい……士戸が抱いたそんなワガママを歩サラさんに依頼したところ、快くお引き受けして頂きました。
「「声」を確かめる」は、本編シナリオの一部シーンを歩サラさんのボイスありでプレイできるというコーナーです。
さすがに本編すべてを収録するのは難しく、ごく一部のシーンのみとなってしまうのですが、それでも「生きてる! 動いてる!」と実感してもらえるだけの演技をして下さいまして、感動と衝撃でどうにかなりそうです。
なお、歩サラさんからは「スタッフルーム」でのボイスメッセージまで収録して頂きました! どれだけ恵まれているのかという話です。

大槻涼樹さん&うつろあくたさんからのメッセージ

う、嘘だろ……?と思われても当然かもしれませんが、現実です!
『黒の断章』、『終末の過ごし方』などハードボイルドから淡い青春の欠片まで何でも書ける博覧強記のシナリオライター・大槻涼樹さん、そして『僕は天使じゃないよ』、『きみはね 彼女と彼女の恋する1ヶ月』など究極の狂気から純度100%の日常までやはり何でも書ける超絶技巧のシナリオライター・うつろあくたさん
90年代からのPCゲームを愛好する方にとっては、レジェンドの中のレジェンドとも呼べるこのお2人から、「スタッフルーム」にメッセージを頂けることになりました!!

そもそも『夢を確かめる』というゲームは、お2人が2007年に「おおつきすずきとうつろあくた」の共同名義でシナリオを執筆されたデジタライズド・ゲームブック『長靴をはいたデコ』(Lost Script)のストーリー&システムに大きな影響を受けて作られております。
――というよりは、士戸は本作を『長靴をはいたデコ』が発した問いに対する1つの「応答」という意味を込めて、こっそりと企画を立てたところがあるのです(ただしゲーム自体の中身はまったく別物)。
そうした経緯がありましてこの度、無理を承知でお2人にお話をしたところ、『夢を確かめる』をプレイの上でコメントを寄せて頂けることになった次第です。
もちろん、お2人にとっては、「昔のユーザーが自分たちのゲームに影響を受けて、勝手に二次創作してた」という不気味極まりない状況でしかありませんが(笑)、私のファン心理を温かく受け止めて下さったことに御礼申し上げます。
自分でも未だに夢見心地でして、「こんなことが現実に起きていいのか?」という気持ちでいっぱいです。
いや、マジですごいことですよ、これは……ホント……もう……ワァ……(言語能力崩壊)。


――というわけで、いかがでしたでしょうか。奇蹟の豪華ゲスト4連発。
本来であればこんな弱小同人サークルにご協力頂けるわけがない方々ばかりなのですが、改めてご縁に感謝したく思います。

なお、この度のゲスト参加の件は、すべて士戸の方から突然に依頼を差し上げ、ご厚意により応じて頂いたものとなります。企業案件的な裏話は一切ございません(こういう風に書くとかえって怪しくなる……?)。
皆様、プロのクリエイターとしてご活躍されている方ですが、あくまでも「同人活動」という趣旨に賛同頂いた上でご協力してもらいました。
かねてより本作にご関心を持って頂いている皆様には、以上のような事情をご理解頂ければ有難く存じます。

おまけシナリオ・「プロトタイプ・サンシロー」

豪華ゲストの話で完全にどうでもよくなった感があるかもしれませんが、こちらはヤプシ街道本来の頑張りどころです。
今回のリニューアル版は、旧版のシナリオ(以下本編シナリオ)に加え、おまけシナリオ「プロトタイプ・サンシロー」を追加しております。
以下、Twitterで連日宣伝していた意味ありげ台詞シリーズ。

どこかしら不穏。
そこはかとなく不穏。
あからさまに不穏。
終わりだと思ってもまだ続く。それが大事であるらしいです。
約束は基本、守った方がええんとちゃうかなあ。

そもそも「おまけシナリオ」って何よ、って話なんですが。
かつての取材動画でも私はこんなことを言っておりました。

何だこの絵面。
左の人も右の生物もシュールすぎる。何だこの絵面。

で、当初は本当に「オマケのオマケ」――せいぜい10分程度の小話を挟んで終了、という風に考えていたものの、色々と構想を練る内に膨らんでしまい、結局本編シナリオを超える35万字程度の分量となってしまいました。
オマケって……何……?
サークルメンバーの一葉くんからは「いい加減にしろ」(作業量が増えるから)と怒られまくったのですが、もうできてしまったもんは仕方がない。
こんなnoteの記事までわざわざ見て下さる方はほとんどいないと思うのでハッタリかましておきますと、すげえ面白いとは思います。12年振りではあるけどこれまで書いたゲームシナリオの中では、一番上手くできたんじゃないかなあ。
少なくとも本編シナリオを気に入って下さった方なら、どっかしら感情を揺さぶられる……は…ず(急に自信喪失)。
まあ、色々な方に協力頂いている以上、半端なものはお見せできないということですね。完成に向けてメンバー一同、プライベートの時間をすべて削って頑張っております。

※ちなみにおまけシナリオの設定・内容に踏み込んでしまうと、必然的に本編シナリオのネタバレにも繋がってしまうので、ごめんなさい、何も言えないです……。何のための紹介記事やねん。

さて色々と書いてまいりましたが、進捗自体は順調です。
もうそろそろ嬉しいお知らせができるんじゃないかな、と考えておりますので、引き続き見守って頂ければ……!!

本編クリア後のスタッフルームには、とめきちさんの新規イラストもあるよ(このジャケットとはまた別のものです)。

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