圧倒的な『圧』は武器になる
よく圧倒的な“何か“を持っているだけで道は切り開ける的なノリでよくアドバイスしたりしますが、その“何か“の『何を』を知らなかったり、それ自体を探し求めている人がいます。手法や手段をたくさん身につけがちですが、実は『何を』したいのかが一番重要になります。
高校の時に圧倒的な『圧』を感じた事がありましたのでご紹介させていただきます。
短めに編集してありますのでどうぞ最後まで見ていただけたら嬉しいです。
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【駆け上がる】
中学までは野球部で汗を流し、高校ではサッカー部で青春を謳歌していました。私の学校は強豪と呼ばれるような高校でもありませんでしたが、サッカー部員みんなが切磋琢磨していました。
高校3年のインターハイ前の練習ではチームの目標は『優勝』という文字は程遠かったが、とにかく結果を残すを合言葉に死にものぐるいで練習に明け暮れていました。
そんな中、インターハイは開幕し、たくさんの高校が激突していました。私の高校も対戦カードには恵まれたかもしれませんが1回戦から躍動を続けていました。
むかえたベスト4をかけた試合。相手は強豪K校。なんとなくですが、試合前から落ち着いた感じがチーム内にもあり決して悪い雰囲気でもなかったのは覚えています。
また我が高校とサッカー部としてはじめてのベスト8進出ということもあり学校からの応援団がきたりとチームコンディションは最高潮に達していました。
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【緑の軍団】
相手は格上で緑のユニフォームデザインが特徴の強豪K校。ですが相手からの威圧感というかそういったものが感じられず、また相手選手のより私達のチームが体格なども勝っていると感じました。
試合開始のホイッスルが鳴ると同時に応援の方もタイミングを見計らったのように盛り上がります。こんなに応援をされたことがなかったので、とにかく嬉しかったです。
開始序盤から全力走りまくりました。逆に相手が格上だったので気持ちの面ではやりやすかったかもしれません。私はゲームを組み立てながら得点に絡むチャンスを作る役割のポジションなので、ボールを持つ回数や時間も自然と多くなります。
私は感覚的なプレースタイルなので表現が難しくなると思いますがとにかく『気持ちが大事』を一番にプレーしていました。試合は前半途中まで互角でしたが徐々に押されてきました。
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【圧倒的な❝緑❞に変わった瞬間】
『これはひょっとしていけるかも』と試合中感じ始めました。なぜなら一発裏(相手ディフェンスと相手ゴールキーパーの間)を狙うことができたら勝てると確信しました。
試合は相手ペースで押されていましたが自陣の守りの意識を高く持ちながら相手裏スペースにパスを出して決定機も作り出せました。
『守備を徹底的にしていけば、これはいける』と確信に変わり前半が終了しました。チームメイトみんなが『これいけるかも』と思います。
センターサークルからチームメイトを見渡しました。疲労感はありましたが勝てる可能性が見えたこともありいい状態で後半戦を迎えます。そして相手チームに目が向けた時、感じました。
圧倒的な『圧』を。
ちょっと怖っと思うぐらい威圧感ありました。ちなみに、相手が怒っているとか怖い顔をしているとかではなく、全体的にみえるオーラ的な感覚です。
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【心砕ける】
後半の笛がなってパスを繋いでいきます。とにかく相手デフェンスの裏を徹底的に狙うしかない、相手も強豪校なので見透かされているんです。すぐにボールは奪われ一気に畳み込んできました。
『あれ、、、相手チーム15名ぐらいいるよね???』
相手の❝圧❞が凄すぎて人が多く見える状態になってしましました。この時点で頭の反応は負けを認めているようなものでした今思えば。
さてゲームはというと、チーム皆が圧倒的な『圧』を感じ認めたと同時ボールはゴールネットの中にありました。正直、記憶に残ってないんです。
感覚的には、自分という存在はゲームコートの中にいて、体は石像のように固く動かない状態で目で試合を眺めている感じです。
分からないですよね(笑)
そして気づけば試合終了のホイッスルが鳴っていました。ピーーーーッ!!! そのときようやく『終わった』と、いや終わってくれた安堵感でした。
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【忘れもしない悲壮顔な応援団の顔】
試合結果は0-8でした。記憶にあるのは1点取られたことしかなくて7点もどうやって入れられたが分からないんです。
終わったと同時にホッとしたことは鮮明に覚えています。とにかく早く終わってくれたと。石像のように体が硬直している感覚がたまらなく気持ち悪かったんだと
そして応援にきてくれていた皆さんの所へ行き応援のお礼をしましました。でも一人一人の顔を見ることはできませんでした。
今でも忘れもしない大会となりました。
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【圧倒的な『圧』を分析した結果】
振り返ってあの異様な『圧』はなんだったのかと分析してみると1つの事が浮かび上がりました。
それは、『圧は=意気込み』の『意気』です。【何か事をしようという積極的な気持ち】もし『何か』がたとえ小さい事だったり、例えば歯を磨くとか、階段を使うとか大きな事でなくても『意気』さえあれば最大限に発揮すると思います。
あの試合を振り返ると相手チームは、私達の弱小チームを少しなめていたかもしれませんし、このままだと負けると察知して気持ちを入れ替えたかもしれない。
また私のチームはというと【勝てる確信】なんて試合が終わらないと分からない、ハーフタイムの作戦会議は【戦術をより有効的にすすめることを共有し合う作業】これが勝利するための確率をあげる事なんだと思いました。
私が実体験して皆さんに伝えたいことは、圧倒的な『圧』なんてだれでも出来るということなんです。
『意気』という言葉を変えれば『本気(マジ)』とか『死ぬ気』『鬼のように』『神がかる』『でーじだな(沖縄方言)』こんな感じです。
サッカーでは、ディフェンダー(守備)がボールを取りにくる時に圧倒的な『圧』をかけてきたら、ボール保持者はその『圧』に押され消極的なプレー(得点に結びつかない行動や相手にとって脅威ではない行動)になります。
もしディフェンダーの『圧』を感じなかったら、ボール保持者は余裕ができてゴールイメージに近づくプレーを選択できます。
野球でもバッターボックす立つ前からの行動に『圧』を入れることにより相手にとって消極的な発想を印象植え付けさせることができますし反対もそうです。
ここで分かるのは、スポーツだけでもなくどんな時でも圧倒的な『圧』の感覚さえしっていればどんな状況にも対応出来るんです。ちなみに営業なので圧倒的な『圧』をかけて売るということではないですよ
日々日常生活から見えてくる【圧倒的な『圧』のかけかた】を見つけてみてもいいかもしれませんね~
【あとがき】
もっとも大事なのは【圧倒的な『何か』】が一番大事です。『何か』の部分です。
圧倒的は【手段】で『何か』は【目的】です。目的なしに『圧』は起こせません。目的は小さなことでもいいのです。目的があって『圧』を発生させることができます。
そして『圧』は【強引に】とういう考えではないということです。手段や手法を広げる思考に対する行動の表れです。
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最後までみてくださりありがとうございました。そしてこの記事を書き上がる事ができのも見ていただける皆さんのおかげです。モチベーションが上がります。感謝です。
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営業の圧倒的な『圧』というのは相手の心を掴み取る意味の『圧』です。 心を掴み取る『圧』の話は↓↓↓
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