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極寒の1月、本の備忘録

年末から年明けてからも何かと忙しくしています。無職のクセに何してるのでしょうね。自分でも謎です。

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「破獄」吉村昭 新潮文庫
ドラマ化されていて、これ実話⁉️と驚きました。原作を見つけて年末年始のスキマ時間に「破獄」を読み続けていました。まさにリアル北風と太陽。
大晦日から元旦の年越しに読んでいました。年越しにふさわしい?スケールのデカい内容でした。

以前、子どもたちと奈良少年刑務所や大阪刑務所の見学に行っていたので、当時の監獄のイメージが膨らみました。そのうち本場?の網走へも行ってみたいな。

手塚治虫 すべて再読。
実家の本の整理中に発掘した手塚治虫の漫画本。どれもすっかり忘れていたので新鮮に楽しみました。入力するのが面倒なので写メでまとめました。ご想像通り実家でのダラダラしていました。

「熊嵐」吉村昭 新潮文庫
ひょんなことから知ったのがウィキペディアの三毛別羆事件でした。ひょんというのは、たまたま百田尚樹のYouTubeで雑学王の息子しゅうちゃんが話していたのが、三毛別のWikiでした。それはそれは震え上がるような臨場感あふれる十分な読み応えでした。

だったら吉村昭の小説も読んでみなくては!と早速入手しました。クマ、入植者、熊撃ちの描写がグイグイ、心に食い込んできました。もう夜にこんな本を読んでいたら、熊がやってきそうで怖くて怖くて・・・いやいや冷静に考えたら大阪にヒグマが歩いていたら、それはそれでかなり怖い。


現在、北海道ではOSO18というヒグマがウロついているそうです。北海道の友人から餌を求めて鹿が来ていると便りが届きました。冬眠しそびれたヒグマがいるかも!!と思うと恐怖で震え上がりました。(友達は見かけないよと言っていますが・・・)網走刑務所へ行きたいけど、ちょっと怖い。

もうクマのプーさんもクマの子ジャッキーも信用できません。もともとオバQなみに、犬が苦手な私です。クマなんてとんでもないです。

「翻訳はめぐる」金原瑞人 春陽堂書店
翻訳をめぐるエッセイ。忙しく心を落ちつけて読む環境ではないので、超高速で目についた章だけを読みました。

絵本の翻訳の章で「ひとまねこざる」の初版は縦書きで書かれていたとありました。改訂版では文字は横書き、うどんはスパゲッティに変更されたそうです。

なるほど当時は挿絵はスパゲッティのに「うどん」と書かれていてもなんとも思いませんでした。エッセイに書かれていたように翻訳とは時代が反映するものだということを体感しました。

最近は新作やアニメで人気の「おさるのジョージ」ですが、私は H.A.レイ 文・絵の「ひとまねこざる」しか認めていません。というか馴染めないのです。

「明治の結婚明治の離婚 : 家庭内ジェンダーの原点」湯沢雍彦 角川選書
「百年前の家庭生活」湯沢雍彦他著クレス出版
「明治・大正家庭史年表1868-1925」下川耿史監修 家庭総合研究会編

曽祖父の調査の一環でのチョイスです。彼らの行動の動機を社会事情から探るためにメモやコピーをとりながら目を通しています。明治時代のイメージが浮かばないので、さらに次の書籍に移りました。私はしつこいです。

「お産の歴史ー縄文時代から現代まで」杉立義一 集英社新書 
明治期のお産について書いてあるかなと手に取りました。妊婦、出産のモチーフの土偶に目が釘付けになりました。古代人もなかなかやるね。

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あまり本は読めないかなと思いつつ、なんだかんだと本を読んでいました。

ドラマ版「大奥」が素晴らしい出来栄えなので、ヒマがあれば全巻読み返したい私です。


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