見出し画像

美容室の時間

美容室の予約
友人の美容室の予約をいれていました。前日になり「新しいストレートパーマのモデルをしてくれませんか」と連絡が来ました。

聞けば前日に美容師の友人同士で勉強会をしていたけど、思うような手応えがなかったので、薬液の調整をして、再度試したいと、ちょうど予約が入っていた私に連絡をしたそうです。

もちろん快諾「わたしの剛毛はあなたの技術向上のためにあるんだよ!」ということで、いつもの毛染め、カットに加えて、ストレートパーマが追加されました。

美容師さん

この友人は、息子が手術のために入院していたときの、同室患者のお母さんです。退院してからも交流が続きました。その後、息子が散髪を怖がり、近所のお店が全滅になり、自宅で1人で美容室をしていた友人に息子のカットを相談したのが始まりでした。以来20年近く親子ともどもカットしてもらっています。

自宅で美容室をしていますが、常に勉強をし、新しい技術、薬剤を学んでいます。近年、美容師はスタイリストと呼ばれることもありますが、彼女の場合はその仕事に対する姿勢への尊敬を込めて「職人」と呼んでいます。

私の髪
私の髪質は子どものころから髪が多く、もともとは茶色系です。50代にしては髪が多く(友人の美容室の50代NO1の毛量らしいです)、太く、すこしばかりクセがあります。だから髪が伸びてくると、かぼちゃのように頭のてっぺんから膨らんできます。さらに伸びると爆発頭です。それにスタイリングが下手くそ。ヘアアイロンなんて使えない。そして髪のケアはズボラなので、朝は水でぺっぺっです。だから私のオーダーは、「爆発しない、世話なしスタイル」が大条件なのです。

美容室の時間
約束の時間に行くと、友人がパーマ液を準備していました。前回のカットからの、お互いに近況報告がたくさんあります。たくさん話すことがあるので、美容室の時間はお互いに楽しみな時間です。

ちょうど午前中に曽祖父の足跡調査が完了したので、資料のファイルを持参して見せたりしていました。彼女も家族のことや仕事のことなどいろいろと話ました。いつもいろいろな話をしています。

彼女が言うのは、家族になにかあった時に、いつも私の予約が入っているらしく、いつも話したいタイミングなのだそうです。念の為、私が家族の不幸を呼び込んでいないことを確認をしています。
こんなふうに20年近く、私と美容師の彼女は時間を過ごしてきました。

ヘアスタイル
ヘアスタイルはアンシンメトリーなショートカット、前髪はワンレングスっぽく・・・ちょうどドラマ「大豆田とわこと三人の元夫たち」の松たか子っぽいへアスタイルです。

それにしても新しいパーマ液の効果は絶大でした。髪がつるつるピカピカになりました。ドライアーをしてもらう感触が、ふわふわと撫でられているようで、とても心地よいのです。これは以前とまるで違っていました。

良いお家で飼われている犬は、トリマーさんにこんな風に気持ちよくドライアーをしてもらっているのだろうね。・・・もちろん犬になってされたことはないけど。さながら長毛種の大型犬の気分を味わいました。でもモニターの感想に「犬になったみたい・・・」これはないね〜と2人で笑っていました。

今週は誰かとデートしたい!そんな気持ちで店を後にしました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?