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MTBと「自伐型林業」・それは“道づくり”という共通点

なんとなく耳にしていて、ぼんやりとイメージレベルで知っていた「自伐型林業」という言葉。度々、MTBのフィールド活動家の会話に出てくるもフォーカスが広めの解釈程度だったので、改めてインストール。

こちらのMTBプレゼンの件で、「自伐型林業」が出てきて、その時の個の熱意から、興味関心をいただき、勉強と相成りました。

まずは、グーグル検索に「自伐型林業」と入力して一番上に出てきたページから、学んでみる。

自伐型林業とは

自伐型林業(じばつがたりんぎょう)とは、採算性と環境保全を高い次元で両立する持続的森林経営です。参入障壁が非常に低く、幅広い就労を実現します。
今、国土の7割を占める山林を活用する「地方創生の鍵」として期待され、全国各地で広がっています。

https://zibatsu.jp/about

詳細はウエブで

ページをスクロールすると「大きな林業と小さな林業がわかるアニメーション(2分34秒)」が分かりやすかった。

自伐型林業 = 小さな林業

なるほど、時が経てば事情も変わるから「アップデート」って事だな。
例えるとすれば、“フルサス”と“サスナシ”みたいなことだな。

“フルサス” = 高額初期投資、リスクを先送りしてしまうMTB
“サスナシ” = 低額初期投資、バランス感覚を養えるMTB

YANS Riding School

そして、ページをスクロールすると「2人で林業」がイメージしやすかった。

自伐型林業 = 小さな林業 = 2人で林業

なるほど、「身の丈」だあ。

「自伐型林業」がザックリ理解ができました。

ってことは、マウンテンバイクと相性がいいよねぇ。

MTBの“ダブルトラック”コースの設計論理と技術、ユンボ操作スキルが活かせるんじゃないのかなぁ

マウンテンバイクの「道づくり」って、実は、一歩進んでいるじゃないか、って思う。

だって、
MTBライダーたちは、ひたすら「壊れない」道づくりを目指して失敗を繰り返してきた。

目的はライドのためだったけど、時が経ち、その手段は、目的にもなったでしょ。

そのノウハウは、「道づくり」そのもの、だよなぁ。

『MTBの“ダブルトラック”コース』と『「自伐型林業」の道』

“ダブルトラック”コース = 2名が横並びでライドができるコースデザイン
“シングルトラック”コース = 先着1名様。(コース以外にも「トレイル」と言われるライドシーンにも起用される場合が多い)

ヤンズのフィールドデザイン

“ダブルトラック”コースは、生涯スポーツとしての「やさしいMTB」のコースデザインに適している。

コンセプト別コースデザイン
生涯スポーツ = 「やさしいMTB」コースデザイン
競技スポーツ = 「はげしいMTB」コースデザイン

ヤンズのフィールドデザイン

「自伐型林業」で、新たに切り開く「道づくり」が、MTBの“ダブルトラック”コースに類似する。

そして、“ダブルトラック”コースの設計論理と技術、造成する時のユンボ操作スキルが活かせるんじゃないのか。なんて思う。

MTBコースビルドで養われるユンボの操作スキルで3D造形

もしくは、「自伐型林業」で、新たに切り開く「道づくり」に、“ダブルトラック”コースの設計論理を取り入れたら、もう、それは両立だよね。

いいじゃん、それ。

只の林道(クルマ都合の設計)でつくり終えると「グラベル」になってしまうので、注意。

グラベル = ただひたすらペダルを漕ぐだけの、ある意味、辛い作業をたのしむ側のライドスタイル

ヤンズのガイドサービス

そうなると、勿体無い。
MTBデザインをコラボできれば、両立ができる。

「自伐型林業」を反対側から覗いてみる

物事は端と端を見るとその中間に“まんなか”がある、っていういつもの興味で、反対側の視点でも勉強してみる。

普及開始すると林業界からは強烈な逆風(批判等)を受け続ける

やっぱ、そうだよなあ、、、
新たな道をつくると、過去の道の人がな。

なるほどね、MTBプレゼンでも、このスタンスをスピーチで感じたなぁ。

スピーチ

「自伐型林業」とMTBのタッグは、いい感じに満場一致したんだな。

マウンテンバイクコースの“道づくり”は、みんなにもやさしくなれるのかも。


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