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鉄印帳旅(乳頭温泉郷・鶴の湯温泉) #277

前回からの続きです。
途中に閲覧注意の写真があります。

鶴の湯温泉

アルパこまくさで待っていると鶴の湯温泉からの送迎バスがやってきました。
あらかじめ田沢湖駅に着いたときに鶴の湯温泉に送迎をお願いしますと電話しておけば迎えに来てくれるのですが、どの時間に迎えに来てもらえるのかはあらかじめ確認しておいた方がよいです。
自分は路線バスで着いたらそのタイミングで迎えにきてもらえるのかなと思っていたら減便しているようで、路線バスの2本につき1回ぐらいのペースのようでした。

こちらは鶴の湯温泉の手前にある別館山の宿

GW中とあって、ここに収まらない車が、手前にたくさん路駐していました。これは大丈夫か?と不安がよぎる。

うーん、先に見える人だかりがデンジャラス。

乳頭温泉郷でもっとも古い鶴の湯温泉。
秋田藩主も浸かってた湯なんだとか。
茅葺きの本陣も古いらしいけど宿泊ができてとても人気らしい。
当然ですが、GWでここの予約なんてできやしない。
キャンセル待ちありませんかー?と電話してみたけど当たり前に無理。

泊まってみたかったですけどねー。

只今、御入浴規制中になります。
日帰り入浴は一応できるみたい。

30人ぐらいは並んでますかね。
しかし、ここに来て諦めるという選択肢はありません。
それにぼっちのくせに人混みとか全く苦にしない性格ですからね。

列に並んでいると前にいるお父さんと息子の会話が聞こえてくる。

「どうだ、この屋根は茅葺かやぶき屋根っていうんだぞ!」
「たくさんのわらで屋根を作ってるんだぞ!すごいだろう」

って力説するお父さん。
「ふーん」と何も反応しない息子。

自分は茅葺かやぶきなんだから、かやでできているって説明したほうがいいんじゃないかなと心の中でツッコミ入れてました。🤣

息子の反応が薄いので、その後も何度か、茅葺屋根は藁でできていると説明していたお父さん。

藁葺わらぶきは三匹の子豚の家なら使うかも・・・とツッコミ入れてました。😁

あれは藁(わら)には見えない
茅葺きでも下地に藁を使うことはあるみたいです

混浴露天風呂

鶴の湯温泉には男性は混浴露天風呂と内湯で黒湯と白湯というのがありました。

まずは混浴露天風呂に行くことにしましたが、さすが30人以上が並んでいただけのことはあり、脱衣所ではまず服を脱ぐ場所がない。というか足の踏み場もない。

持ってきていたエコバッグに衣服を入れ、袋をしばって足元の奥にしまってやりました。盗難が心配なら露天風呂の横に袋を持っていっても良かったかも。貴重品は貴重品ロッカーがあったのでそこに入れました。

露天風呂に行く前に中の湯というお湯を溜めている場所があり、そこでかけ湯をしました。
そして、いざ混浴露天風呂へ。

うん。あれー?混浴なのに全員男性ですね。
女性の露天風呂からこちらにこれる姫の道というものがあるのですが、着替える前に1人だけ若い女性がいたのですがいなくなっていました。

辺りには男、男、男・・・。
自分がどこに落ち着くべきか迷いながら白濁のお湯の中を進んでいきます。
奥の方にいくとぷくぷくと下から湯が出てくるので熱いところもあったりしますが、いい気持ちです。

ただ、足元は小石なのでちょっと足つぼやられているようなイタタっていう感じにはなります。

日差しが強いので、途中から他の人が移動したあとの日陰に移動しました。

混浴露天風呂の奥には女性用の中の湯というのがあるのですが、ここに行こうとして混浴露天風呂からのあけっぴろげの男性陣からの視線に耐えられず行くのをやめる人が多数でした。

ごくたまに中の湯に行き来する女性が目をそむけながら混浴露天の脇を通り抜けていきましたが、小さな女の子まで目をそむけて歩いていくのを見るとちょっとこれはいいのかな?😓って思いました。

長く浸かってましたが、いつまで経っても真の乳頭を持つ勇者は現れませんでした。🤣

まぁ、明らかに飢えた狼たちが姫の道を占拠している感じでしたからね。
しょうがないかなー?

そのあと、黒湯と白湯にも浸かりましたが、自分のいる時間帯はそこまで混み合ってなかったので良かったです。

あの垣根の向こうにむっさむっさの修羅どもがいる

風呂上がりにこれを見たら飲むよね。

美味しくいただきました!

いぶり卵とか食べたかったんだけどなぁ。つるまんも美味しそう。

鶴の湯まんじゅう・・・ねぇ

ないのかな?ないのかなぁ?と・・・
よこしまな気持ちで乳頭まんじゅうみたいなものを探したのですが、ありませんでした。😓

そういうのはもうダメな時代なの?

鶴の茶舎

さて、お腹が空いてきました。

混雑するので14時頃には日帰り入浴が終わりとなっていました

どこかに何か食べられるところはないかな?

ここは茶が飲めるのかな?

季節感じる和御膳は1,500円か。美味しそうじゃない!

「すみません、和御膳を1つ」
と奥で注文し、席に着きました。スムージーも暑いから美味しそう。

後ろの席には8人ぐらいの大家族がいて、そこの調理に時間がかかっているようでした。それと一番前にもう食べ終わりそうなカップル。

自分よりちょっと前に入店して注文された男性が1人で目の前に座っていました。

しばらくして自分より年齢が上の夫婦がやってきて席がないので、相席いいですか?と聞かれたので「どうぞどうぞ~!」と答えてすみっコに寄りました。

閲覧注意というのは・・・

しばらくして一番前のカップルが退店し、相席していた夫婦は、その席に移動していきました。


お店ではテーブルの上や足元など、いろんなところにカメムシがいて、捕まえたら窓に置いてあるペットボトルの中に入れてくださいと書いてあったけど、さすがに自分もそれは嫌だなとウェットシートにくるんでお引取り願いました。

まぁ、これが山の中にある秘湯と呼ばれる場所の洗礼ですよね。🤣

おまえに罪はないが、メシのときには特にいて欲しくないんだ

さて、料理がやってきたのですが、これだけ。

えっと、ご飯とお味噌汁はセルフサービスなのですが、ご飯は炊飯ジャーに1人前にわずかに足りないぐらいで、ホカホカのご飯を待とうかなと思いました。

しかし、待てども待てどもご飯が出てこない。

働いている店員は1人で、どうみても大学生ぐらいの男の子。
今まで訪れた人が使った食器は積み上げられて片付いていない。
自分のあとに入ってきた夫婦のあとは、2組ぐらいのスムージーも作っていたけど、食事に来た4~5組は店員の男の子が断っていました。

うしろの席にいた大家族の話し声から4月ぐらいに始めたお店で、初めてのGWを迎えるって言ってた。
初めてのGWをどうして1人でやることになった?
大学生ぐらいなのにあの料理を準備するとか大丈夫なの?
うーん、ツッコミどころが多いなぁ。

仕方が無いので炊飯ジャーから1人前に満たないちょっと冷めたご飯をよそって食べることにしました。

うん、ご飯が冷めていても美味しい美味しい!

お店に入店してから50分。
料理ってもう終わりだったかな?なんか違うような気がするけど。

そう思いながら、食器を下げて退店し、出発まであと5分にせまったバスに向かいました。
バスはそろそろ出発の準備にかかってるようです。

すると相席をお願いしてきた夫婦の奥さんが走ってきて

「あなた、メインの山菜の天ぷらを食べてないわよ!」

と教えてくれました。

「あ、それがあったんですね。いや、でもバスが、大丈夫かな?」

そう言いながらわざわざ親切に追いかけてきて教えてくれたので一緒にお店に戻りました。

そして厨房にいる店員の男の子に

「ちょっとバスの時間があるので早くなりませんか?」

と話しかけると
「ごめんなさい。もうできますー!」
と言いながら、ちょうど4人分の天ぷらを皿にあげている。

運び出すところでお皿を受け取り、下げた食器から自分の箸を取って、ものすごい勢いでその山菜天ぷらをいただきました。

「あっつ・・はふはふ・・もぐもぐ・・」

人生で最も早く食べたであろう できたての山菜天ぷら

10秒かからずに食べました。
熱かったー!味わったはずだけどそれしか記憶にない。

「ごちそうさまでしたー!」
と食器を下げ、

「教えてくれてありがとうございます~😁」
と伝えにきてくれた奥さんにお礼を言って、またバスに戻りました。

ぎりぎり!20分のバスに間に合いました。

あと30秒遅れていたらどうなっていたことか

まぁ、店員を責める気持ちは全くなくて、食べられなかったら運がなかったなーと思うぐらいだったのですが、親切な奥さんのおかげで時間ぎりぎりまで粘って食べることができました。😁

ギャンギャン言わない。
そういうところがモテない理由だと思うけど、こればっかりは性格なので仕方が無い。損するタイプかも知れないけど。

ただ、天ぷらを揚げられない自分に文句は言えないけど、若いから手際はまだまだなのかな?経験積んだら1人でも捌けるようになるのかも?とこれからを期待するのでした。😁

そしてアルパこまくさに送迎してもらい、また路線バスを待ちます。
ここからの田沢湖の眺めも見納め。

秋田駒ケ岳、次に会える日はいつかなー?

続く

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