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私の知らないイントロの世界

大好きなテレビ番組「マツコの知らない世界」で「平成生まれが熱狂!昭和ポップスの世界」が放送されていた。
平成生まれの若いお二人が特にイントロにこだわって選んだ珠玉の昭和歌謡が紹介されていてとても楽しかった。
私はマニアではないが、昭和歌謡がかなり好きな方であると思う。
そんな私でも存じ上げている名だたるプレーヤーや作・編曲家が
「えー!この曲のイントロやってたんだ?!」と改めて驚かされる回だった。
紹介者さんの仰っていた様にイントロとは本当に素晴らしい時間、もはや空間なのだ。

ジャズのライブでは、こちらが指定しない限り決まったイントロを毎回演奏することは有り得ない。
同じ曲でも同じイントロというのが無粋であるかのように、名人達は夜毎
「それどこから出した?!」と嬉しいを通り越して泣きたくなるようなイントロをひねり出してくるのだ。

バラードなんか特別である。
テーマに入る前に歌い出しの歌詞を噛み締めながら私はよくこっそり泣いている。

決まったイントロがないがゆえに、
「ここで入るんだ!」がわからない頃は悩んだものだったが、今となっては歌い出した所が「スタートポイント」で正解だと思う。
ジャズマンの出すイントロはすごいのだ。

イントロの詳しい仕組みやパターンはよく知らない。
知ってしまったら大切な夢の空間が現実になってしまうようで。
これは「私の知らない世界」
イントロ中は自分の中だけでこっそりと女優になりステージに身を委ねてよいのだ。

言葉にしてしまったら壊れてしまいそうで、
「さっきのイントロ素晴らしかったです。」と誰にも伝えたことはない。

今度言ってみようかな。

ジャズライブハウスの片隅でひっそり女優になれる日がまた近いうち来るのを待ってみることにする。

#マツコの知らない世界 #昭和歌謡 #イントロ #ジャズ

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アルトサックスプレイヤー/コンポーザー コラムや日記、短編小説を書きます。 演奏動画もアップしていきます♪ 機嫌の取りづらいヴィンテージ楽器の操作と幼児の育児に奮闘中!よろしくお願いします。

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