「リメンバー・パールハーバー」はいいけど原爆落としたこと棚上げすんなよ
最近「コテンラジオ」というPodcastを良く聞いています。
歴史を楽しく深掘り出来る番組で、すごく面白いんですよ。
今はローマ帝国のカエサルの回を聞いているんですが、まぁ当たり前のように戦争の話が出てくるわけですね。
それでぼんやりと戦争のことを考えたときにふと思ったんですよね。
「戦争で特に酷いことがあったとき、被害者側だけがそれを忘れないよう追悼するのっておかしくない?」と。
「加害者側こそ毎年心に刻まなきゃいけないんじゃないの?」と。
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「リメンバー・パールハーバー」っていう言葉があるじゃないですか。
太平洋戦争で日本が真珠湾を奇襲したことに対してのアメリカ人の怒りの言葉として。
でも、アメリカは日本に原爆落としてるじゃないですか。
「それ、反則の度合いケタ違いじゃない?」と思うんです。
もちろん日本がやったことも悪いですよ。明らかにルールに反していますから。
でも、ボクシングで例えたときに、「ゴングが始まる前に殴り始めた」のが日本だとしたら、アメリカは「ピストルを持ち込んで銃殺した」ようなものじゃないですか。
どちらもルール違反ですが、前者は「想定しうる反則」であるのに対して、後者は「狂気的な凶行」だと思うんです。
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なんか僕にはアメリカは原爆落としたことは棚上げして真珠湾攻撃に対してキレまくってる印象があって、それは違和感を覚えるんです。
っていうか「リメンバー・パールハーバー」を合言葉にすべきなのはむしろ日本でしょう。
「あんな反則で人の命を奪うことはもうしません」っていう戒めを、忘れないように後世に語り継いでいかないと。
同様に、アメリカはアメリカで「原爆を落とすなんて超非人道的なこともうしません」っていう戒めを後世に語り継いでいくべきじゃないですか。
その辺り、国際的なルールとして変えていった方がいいと思うんですよね。
「酷い過ちを犯した国は、それを悔いる日を年中行事に設けましょう」という風に。
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そう考えたときに、「日本は他国に対してどんな酷いことをしてきたんだろう?」という問いに対して十分に答えられない自分がいます。
朝鮮支配とか、慰安婦問題とか、七三一部隊とか、それくらいのことをざっくりとしか知りません。
結構それは恥ずかしいことだなぁと。
なので、今後そこについてはきちんと正しい情報を集めて学んで、語り継いでいかねばなと思っています。
いやあ、歴史は学ぶことだらけですね。果てが無いです。
もしめちゃめちゃ満足して頂けるようなことがあれば!