【命の授業 心臓の解剖】
なかなか命について考えるときはありません。
忙しい生活の中で向き合える時間や余裕はありません。
だからこそ、理科の授業で考えることに意味があります。
<心臓の循環>
・ワークシートの図の循環の図を見る。
・左心室から体を通って戻ってくる道をなぞる。
わからなければ隣と話をする。
・今度は声に出して道をなぞる。
・脊椎動物の心臓のつくりの違いを解説
魚類(1心房1心室)、両生類爬虫類(2心房1心室)
鳥類哺乳類(2心房2心室)
<実験材料はどこから>
・焼肉や焼き鳥は好きという生徒は多い。
スーパーで買う肉に命は感じにくく、肉は肉。
・どこかで生きている動物が肉になる
それが、食肉処理場。
・以前、食肉処理場で牛がどのように解体されて
肉になるのかを見せていただいた。
毎回、心臓の解剖の授業の時にこのときの話をする。
2階建ての建物のスロープを牛が並んで登る。
牛の頭に装置を当てて膝が落ちる。
1階に滑り降りた牛のその後の処置
・このとき見ていてどう思ったかを考えてもらう
肉を食べたくないとか食べたいとかは思わない
ただ、肉は残さないでおこうと思った、
捨てられるために牛は死んではいない。
<鳥の心臓の観察>
・一人1心臓を配ってムービーを見ながら観察
https://youtu.be/3QhxWm4CL2E
・スケッチをするので、利き手と違う方だけビニル手袋。
・カミソリで半分に切り、どこが心房、心室かを見極める
案外、右心室が小さくて狭い
・左心室から爪楊枝を入れるとマカロニ似の大動脈から出る。
・観察しながらスケッチをする。写真も撮っておく。
<豚の心臓の観察>
・鳥の心臓の観察と並行して、豚の心臓の観察。
https://youtu.be/CWy7d0VheLY
・2グループごとに教卓に寄せて解説。
・先に、豚の肺に観察
左右の大きさの違いに注目
のどを触り、気管の軟骨を確認
特徴的な咽頭の形
・続いて、豚の心臓の観察。
あらかじめ割ってある心臓を使う。
・iPadのアトラスの図を見せながら解説
・心臓は筋肉の塊
・心臓の表面の冠動脈は心臓に酸素や栄養を運ぶ。
・心房が餃子みたいに飛び出ている。
みんな心臓の中にあると思っていた様子。
・中の様子を見て、左心室と右心室を見極める。
ポイントは壁の厚み。かなり肉肉しい。
・左心室からガラス棒を入れると大動脈から出る。
大動脈から左心室に入れようとしてもひっかかる。
白い大動脈弁が逆流を防いでいる。
大動脈弁がひっくり返らないように糸のようなものがある。
・触りたい生徒は自由に触ってもらう。
・スケッチは次回の授業までの宿題
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