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最近大人になりたくない。

「もし、1億円あったらなにがしたい?」

昔、小学校くらいで流行ったプロフィール帳にはそんなことを書く項目があった気がする。お金って、あればあるほど、いいよね。
あるに越したことはないし。

でも、1番怖いものかもしれない。

生活の至るところにお金が必要。
ごはんを食べるにも、お風呂に入るにも、ケータイを充電するにも。
私は、今までお金で苦労したことはない。
父や母は、ひとり暮らしをしたいといえば、家具を買ってくれて、家賃を出してくれた。
電気代、水道代、ガス代。学費も同じように。だから、私たちの気持ちなどわからないだろと一蹴されてしまえば、それまでだ。
でも、私は大事な友達と一緒に幸せに生きていきたい。だから、友達には幸せでいてほしい。幸せじゃないなら幸せにしたい。

お金は人を変えてしまう。

感性豊かで才能の或る人も、お金を稼ぐため、それを封じ込めて誰でもできるバイトに勤しむ。もったいない。でも、そうしないと生きていけない。才能と生活を天秤にかけなければ、明日を生きていけないかもしれない。

大学に行くお金がないから、高校を出てすぐに土木の仕事につく。本当は大学に行って好きな勉強がしたかった。けど、それは夢に終わってしまった。

後ろからお金に追いかけられている、そんな切迫した日々を過ごしている。色んなことに触れて感情がさらに豊かになって、知識も増えて、人生が鮮やかに色づく時期なのに。

そんな思いをしている人がいる。逃げる場所もない。心から頼れる人もいない。
いや、そんなことあっていいの?本当に?
世の中には持て余してる人たちがどれだけいるか。そういうものなのかな、世の中は。
これから我々は社会人になって、社会に貢献する。私たちがひとつの社会のために頑張る。でも世の中は、社会は、私たち1人1人のことなんて見てくれないんじゃないの?
そう思わざるを得ない。

なんだか私は絶望している。私には何ができるの?何をしたって偽善だのなんだの言ってくる人はきっと後を絶たない。そんなこと気にすんなって言う人もいるけど、なんか否定されたら傷つくし、やだよそれは。コロナ騒動で、全くハッピーなニュースも入ってこない。Twitterはマスク2枚の受取拒否や、人の批判ばっかり。私たちは家に閉じ込められっぱなし。でも外でウロウロ遊んでる人はいるし、感染は続く。もう嫌になってきたよ。

我々若者の小さな声を拾ってくれる、影響力のある大人なんているの?何か変えてくれるの?大事な友達助けてくれるの?もう20才になっちゃったけど、最近大人になりたくない。

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