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読書メモ:「いつも店員の視線を感じてしまう私は変??」

こんにちは,HCC blogです。今読んでいるこの本『鈍感な世界に生きる敏感な人たち(イルセ・サン)』を紹介します。過去にもこの本の紹介をしたんですが,読み進めていく度に新たな発見がありましたのでシェアさせてください。過去のブログはこちらからどうぞ。

この本は,自身もHSPでもあり,心理療法士でもあるイルセ・サンさんが,「HSP(敏感な人)」が何を感じ,悩み,どのように生きていけばいいかを,科学的な知見や自身の経験を踏まえて書かれております。

また第2章では,「敏感な人」が抱えやすい心の問題と称して,いくつかの具体例を示しています。その中で,私が一番共感できた『羞恥心に苛まれてしまう』について今日は少しお話させてください。

またここで書く内容は,多くの「敏感な人」が感じる悩みです。このブログを読んで下さる多くの方は,理解できない部分があるかと思います。

ですが,その時は,「そういう人もいるんだな~」「何か自分にできることあるかな~」と思ってもらえると,仲間やパートナーを悩ませなくて済むかもしれませんね。

また,読者の方で,「自分の敏感な人に入るのかな?」と思う方は,ぜひ本を読んでみることをお勧めします。

では本題に入ります。

「HSPが羞恥心を抱く事例と一つの解決方法」

イルセ・サンさんはこの章で,まずいくつかの事例を紹介してくれています。この事例を読んでみて,私はすごく楽になりました。というのも,同じ悩みを自分以外の人も感じているんだという安心感が大きかったと思います。

 そして,同じように,「気持ちが楽になった」という方が一人でもいれば,それはイルセ・サンさんにとっても,うれしいことではないでしょうか。

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HSPの抱える羞恥心には次のようなものがあります。ゆっくり読んでみてください。

ほかの人が遠くに行ってくれたらいいのに,ときどき願ってしまうこと

●素早く返答できないこと

●競争について行けないこと

●ほかの人のように,物事を軽く受け止められないこと

●ほかの人よりも先に疲れてしまうこと

●自分では興味の持てない表面的な話をみんなが楽しそうにしていて,途方に暮れてしますこと


どうでしたか?これを見て,理解できない人がおられると思います。その方々に伝えておきたいことが一つあります。

それは,敏感な人が決して,「人間関係が嫌いだ!」という事ではないということ。

本書では,

HSPはほかの人よりも,人の感情にーポジティブなものも,ネガティブなものもー影響されやすい

と述べられています。そしてこの能力は,欠点ではなく,「愛すべき能力」であるとも書かれています。

時にHSPの性格は,「神経質」「忍耐力がない」と言われがちですが,それは全くの間違いだということがわかります。ただ,まだうまくその能力を活かせきれていないだけなのです。

次の疑問として,じゃあどうすれば『羞恥心』を感じないようになるのか。この『羞恥心』を打ち明ける勇気はどうすればいいのか。

まずは,HSPが心を開くための方法として,「ほかの敏感な人の話を聞くこと」と提案しております。この本では,いくつものHSPの事例が記載されています。つまり,この本を読めば,自然に自分の心がオープンになることを示唆しています。

私もつい数週間前までは,心を閉じておりました。まさか,この本を手にした私が,HSPについてブログを書いているなんて。そんな驚きです。

今日のまとめをすると,

①まずは自分の感情を知りましょう。

「あなたの抱えている悩みの一部は,『羞恥心』ですか?」

②自分の感情はほかの人も感じているかもしれないと思いましょう。

『羞恥心』の事例を読んで,少しでも楽になりましたか?

③相手の抱えている『羞恥心』の悩みに耳を傾けてみましょう。

『羞恥心』で悩む他の人の話を聞いてみませんか?


最後に,私も『羞恥心』に悩んでいるため,同じように悩んでいる方々の経験談を知りたいですね。また自分の経験も誰かの役に立つかしれないと思うため,皆さんで一緒にそういうコミュニティを設けられたらいいなと思っていいます。そして,みんなで楽になれますように。

今回も,たくさんのことを学ばせていただきました。本当にありがとうございます。

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このブログでは,一人でも多くの方に学びを提供したいと思っていますが,いつもいつも,自分ばかり学んでいるような気がします。今後ともお付き合いください。



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