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2022/11/14 米中首脳会談 初の対面開催

2022/11/14 夜のニュース比較、文字起こし

米中首脳会談

米中首脳会談 初の対面開催

山内アナ「ということで、対面での首脳会談ということになりましたけれども、田中さんはアメリカ、そして中国、両方に駐在した経験がありますよね。今回の会談を踏まえて、これからの米中関係どう見ていますか?」
田中アナ「まず今回の会談なんですけど、詳細まだわからないですが、こう表現してみました。“レッドライン”の探り合い、です。つまり、この秋の政治的な大イベントを潜り抜けた米中首脳が互いにどこまで許されて、何が許されないのか?を探り合う機会になると見ています。」
山内アナ「なるほど。そして、今度は3日後の17日には岸田総理大臣が習近平国家主席と対面で3年ぶりの日中首脳会談に臨みますよね。これは?」
田中アナ「党のトップとして3期目を固めた習首席が外交を活発化させている、ということを感じます。米中関係について言いますと、台湾問題は喉元に刺さった棘と言えます。この問題を巡っては、アメリカ国内でも中国国内でも、今後対応はますます厳しくなることが予想されるんですけども、改善を窺わせるような兆候はありません。こうした点で米中関係はバイデンー習の言わば第2ラウンドとなりますね。一段と厳しくなると見ています。日本としても、その方向性を覚悟した上で、対中国や安全保障の戦略を固めていく必要があります。残された時間はありません。」
山内アナ「明日からはG20の首脳会議が始まります。トップ同士がエネルギーや食料の問題などについて議論をする見通しです。」
NHK:ニュースウオッチ9
有働アナ「米中が衝突をして得をする国というのは、日本も含めてほとんどない訳ですから、今回の今日の首脳会談をきっかけにもつれた懸案一つ一つ解きほぐして、そしてグローバルな課題解決にも踏み込んでくれればと思います。」
日本テレビ:Newszero
小川アナ「米中首脳会談を終えて行われたバイデン大統領の会見は先程終わったということですけれども、どういった点に注目していますか?」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター)「やはり台湾問題が最大の焦点だったということですね。バイデンさんの会見によりますと、ポイントは3つありまして、1つはアメリカはOne Chaina Policy、1つの中国政策は維持しますよ、と。現状維持は大事ですよ、ということ。もう1つは、中国の威圧的、攻撃的な行為に対しては断固反対します、ということですね。それから3つ目は台湾海峡の平和と安定が何よりも大事なんだ、と。実は台湾海峡の平和と安定というのは、この前に行われた日米韓の首脳会議でも合意している話で、日米韓で一緒になって中国と向き合おうという姿勢になってきたということですね。それに対して、おそらく習近平さんは内政干渉には断固反対するという強い態度で反論しているようですので、台湾問題が非常に難しい問題で、なかなか歩み寄りは困難だという状況が改めて浮き彫りになったと思いますね。」
国山アナ「一方、日本でも有事に備え、10日から自衛隊とアメリカ軍による大規模な共同演習が始まり、台湾から最も近い与那国島でも初めて行われる予定です。中国の海洋進出を背景に日米の協力関係を一層強めるという狙いがあると見られていますけど、今後の安全保障の点で見ますと、アメリカが日本にどういうことを求めてくると見られますか?」
星氏「ウクライナ侵攻によって、安全保障環境というのは大きく変わりまして、ミサイル、ドローン、サイバー、こういうものが非常に重視されるような体制になりまして、それにどう対応していくのか?というのが大事になってきた。それから2番目として、沖縄の米軍基地、これが海兵隊中心の配備で本当にいいのかどうか?という問題も突きつけられてきまして、日本としては辺野古の埋め立て、数千億掛かると言われているので、そこと予算の問題もありますから、そこの予算を本当に辺野古の埋め立てを続行していいのかどうか?むしろ南西諸島のミサイル配備に振り向ける必要があるんじゃないか?と。そういうような議論が日米間では水面下で始まってますので、その辺にどう対応していくのか?これは米中対立が日本にも直接波及してきてる、ということを表すことだと思いますね。」
TBS:News23
長内厚氏(早稲田大学ビジネススクール教授)
・米中緩和で日本・台湾はしご外される懸念
・中国と安易に妥協なら半導体へのリスクも
・台湾と歩調を合わせ次世代半導体の安定供給を

内田アナ「日本の半導体産業の復活に大きな期待が掛けられています。そんな中で、どこの国と協力し、一緒に歩んでいくのか?慎重に判断していく必要がありそうです。」
フジテレビ:FNN Live News α

米中首脳会談 台湾問題で応酬

大越アナ「対面での3時間の会談ですから、成果が生まれることを期待したいと思います。」
テレビ朝日:報道ステーション

米中首脳会談 “台湾問題”緊張緩和は

大江アナ「米中の首脳会談、冒頭の雰囲気は和やかなように見えましたよね。」
滝田洋一氏(解説キャスター)「習近平氏とバイデン氏なんですけど、バイデン氏が副大統領だった頃から気心が知れてる訳で、今回の対面での会談では、ひょっとすると四方山話を持ち出したかもしれませんね。そして、ポイントになるのは、今ありました通りペロシ下院議長が台湾を訪問して以来、非常に関係が緊張していた訳ですけれども、その緊張を和らげたいということが1個大きな狙いだったと思うんです。ただし、台湾を巡っては中国による武力侵攻のような事態はアメリカは決して容認しませんので、この点ではお互いに譲歩出来るという余地は限られていると思います。」
大江アナ「そうですね。こういう事態が今動いている状況の中で、では日本どう振る舞うか?ここ細心の注意が必要ですね。」
滝田氏「そうです。実は日本の官邸は、こういったような雰囲気の米中会談になるというようなことを事前に読んでいて、昨日の段階で日米首脳会談をセットしたというのも、その意味が非常に大きいと思うんです。要するに、アメリカと足並みを揃えたい、と。逆に言うと、バイデンさんが中国に傾斜することにネジを巻きたいという気持ちが非常にあったということだと思います。その意味で注目されるのは、このような部分だと思います。」
大江アナ「これは岸田総理の発言ですね。「我が国の防衛力を抜本的に強化し、その裏付けとなる防衛費の相当な増額を確保する決意がある。」これをバイデン大統領に改めて伝えたんですね。」
滝田氏「英語の表現を見るとわかりやすいんですけれども、「fundamentally」とか「substantial」という意味で相当に強い表現を使ってるんですよね。」
大江アナ「どうして強い表現まで使って、アメリカ側に伝える必要があるんですか?」
滝田氏「アメリカ1国だけで中国と張り合うのは、やっぱり荷が重い訳ですよね。その意味で日本も本気だということを示す必要があると思うんですよ。もちろん中国に対しても日米が一枚岩であるということを示すことによって、力を裏付けにした対話の機会が出来る訳です。その意味で17日に日中の首脳会談がタイで開かれる訳ですね。まさにタイの対話というのが、こういう裏付けがあったということだと思います。」
テレビ東京:WBS

国際

ウクライナ 戦争犯罪の記録を集める人権団体に密着

山内アナ「こうした本当に地道な調査の積み重ねだと思いますけれども、この2万4000という数字の数だけ、ウクライナの市民の犠牲、悲しみがあるんだということを突きつけられる思いですね。」
青井アナ「今現実に起きているという訳ですからね。市民自由センターは国内外からの寄付を受けて活動を続けているとのことです。チームの責任者、こう話していました。戦争犯罪の事案の数は残念ながら増え続けている。しかし、正義を追求するために活動を続けなければならない、と。」
NHK:ニュースウオッチ9

FTX 経営破綻 日本法人「顧客の資産は法令にのっとり管理」

馬渕磨理子氏(経済アナリスト)
・資金の不正流用報道で投資家など急ピッチで換金
・資産保護のカギ ネット遮断のコールドウォレット
・日本はビットコイン保有率が最も高いという調査も

内田アナ「日本の管理の厳しさが投資家の安心感にも繋がっているのかもしれません。ただ自分自身の大切なお金を委ねる訳ですから、その相手選びは慎重さが求められるように思います。」
フジテレビ:FNN Live News α

暗号資産FTX破綻 負債額は数兆円 連鎖破綻を警戒

大江アナ「このFTXの破綻、大問題になっていますが、創業者の巨額不正問題だった模様だ、ということですね。」
滝田氏「舞台は暗号資産なんですけれども、これはもう古典的な顧客財産の使い込みの問題だと思うんですよね。その結果として生じたのが、まさに取り付けなんで、これも古典的なんですよね。FTXの創業者、バンクマンフリード氏なんですけれども、自ら投資会社を運用していて、そこで損失が出た穴埋めをするために約2兆円余りの顧客財産の一部を流用したというから、とんでもない話ですよね。結果的に顧客の信用をいっぺんに失ったという、こういう構図です。」
大江アナ「ただ、FTX一社の問題で済むのか?それとも、信用不安というのが広まって、例えばリーマンショックのような連鎖破綻などに繋がることというのもあるんでしょうか?」
滝田氏「ある程度連鎖は起きますけれども、リーマンショックまではいかないと思うんですよね、現状では。というのは、リーマンショックというのは、不動産バブルと証券化バブルの崩壊がいっぺんに起きて、それが連鎖した訳です。今回は暗号資産の中に留まっている動きじゃないかという感じがするんですよね。そういう点で注目されるのは、サマーズ元財務長官の発言で、今回の事件というのは2001年に粉飾決算で破綻した新興エネルギーのエンロンの事件とよく似てるんじゃないか、と言うんですよね。その意味で規制を巡る議論というのは、今後強まるという風に思います。」
テレビ東京:WBS

政治

為替

円安が一服…?今後の見通しは

大江アナ「日銀の黒田総裁、名古屋での記者会見で「円安の一服は大変結構なことだ」という風に発言していましたね。」
滝田氏「まあ、ほっとしたというのが本音だと思うんですよね。円は先週1ドル138円台まで上昇しまして、1日で7円も上昇。その実態は、要するにドル高一辺倒がひとまず調整局面を迎えた。こういうことだと思いますよね。」
大江アナ「そうですね。気になるのは、今後のドル円相場の見通しですが。」
滝田氏「ズバリもうアメリカのインフレの沈静次第だと思うんですけど、グラフを見て頂くと一目瞭然なんですよね。これ黒田日銀総裁が講演の際に使った資料なんですけども、注目して頂きたいのは真ん中の部分なんですよ。これはサービス価格なんですけれども。」
大江アナ「これはつまり物価上昇の中で、エネルギー、サービス、財。寄与度を表したものですね。」
滝田氏「で、一番真ん中の部分なんですけど、サービス価格って要するに賃金上昇の塊みたいなもんですから、それが落ち着けば、アメリカのインフレも落ち着く傾向が見えてくるということだと思うんですよね。」
大江アナ「これ見てみると、全然まだ落ち着いてないですね。」
滝田氏「はい。その意味で、やっぱりドル円相場を規定するのはアメリカのインフレということになる訳ですよね。日本固有の材料だけに目を向けて円安を議論するというのは、やっぱりちょっと視野が狭い。やっぱりこちらを注目する必要があるんじゃないか?という感じがします。」
大江アナ「しばらくはアメリカの状況に左右される状態が続くと、我々覚悟した方がいいですか?」
滝田氏「まさに振り回される感じですね。ちょっと嫌なんですけどね。」
テレビ東京:WBS

その他

新型コロナ 第8波への備えに懸念

青井アナ「今月28日からはモデルナのBA.5対応のワクチンの接種が始まる計画です。厚生労働省はオミクロン株対応のワクチンについて、希望者は年内に接種を終えられるよう体制の整備を進めています。」
NHK:ニュースウオッチ9

NPB&12球団臨時代表者会議 日ハム新球場めぐり協議

小木アナ「少し時間を掛けながら、少しずつ改修をしていくということになるようですけれども、今ファンの方がおっしゃってたように選手を近くで見たい。そして、それを見られるような球場を作るという、この気持ち自体は非常に良かったと思うんですけどね。」
大越アナ「そうですよね。ただ、とは言え、日本のルールはちゃんと守ってよ、という厳しい声もありますし、実際に謝罪に追い込まれたのは止むを得ないという風に思うんですけれども、やっぱり日本版ボールパークと言うんでしょうかね。アメリカではボールパークという風に言いますけれども、家族みんなで、大人も子どもも一緒に楽しめる空間ということで、野球場に言い続けること多くて、まさにメジャーリーグもそうなんですけれども、そういうのって日本の各球場でも、ちょうど進んでますよね。この日本ハムの例というのは、それを最先端でいくものであって、今回ちょっと躓きましたけれども、来年以降正すべきところは正して、しっかりボールパーク、みんなが楽しめる空間となるような流れというのは、このまま加速していってほしいなという風に思いますよね。」
テレビ朝日:報道ステーション

<プライチ>糖尿病「名前変えて」ライトアップも

櫻井翔氏「糖尿病は早期発見と早期の治療が本当に大切です。定期的な健診を受け、もし病気と分かったら、適切な治療を受けるなど、改めて自分の体のことについて考えてみてください。」
日本テレビ:Newszero

“20年前の性暴力”に賠償判決 争点となった「時効」

小川アナ「幼少期の性被害というのは、幼い当時は被害の認識を持ちにくく、表面化しづらい。でも、心の深い深い傷は大人になっても決して癒えることのないものです。そうした中で今回の判決は、とても貴重なものだと感じます。女性は、被害を受けた方には泣き寝入りをしないでほしい、とおっしゃっています。」
TBS:News23

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