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性格の傾向と強みを素直に伸ばすことが、働きがいや人生の充実に繋がる

私は多くの人々の転職をお手伝いするうちに、人にはそれぞれ性格の傾向があって、その強みに合う仕事を選ぶのが働きがいに繋がると思うようになりました。


性格、資質の多様性

例えば、目に見えることを最優先に考える物質的な性格の人がいれば、一方で、想像力豊かで目に見えないことを象徴的に理解し表現できるアーティストもいます。他者と協力して何かを成し遂げることが得意な人もいれば、一人でもくもくと取り組むことで成果を上げる人もいます。ものごとの真実を洞察することが好きで得意な人もいれば、他者をサポートすることが好きで得意な人もいます。

性格の強みを素直に伸ばしていく

このようにして書き出すときりがありませんが、一人一人の人間には生まれながらの性格の傾向と強みがあり、自分自身を含め人を成長させる為にはそれぞれの性格や強みをそのまま伸ばすことが良いのでしょう。

内向的で分析を好む性格の人に、外交的で行動的なことが求められる仕事での成果を求めても難しいでしょう。また、他者と一緒に協力してものごとを成し遂げることが好きな人に、一人で黙々と行う作業をさせても大した成果は期待できないばかりか、しばらくすれば辞めてしまうでしょう。

人にはそれぞれの性格の傾向や強みがあり、それらを伸ばしていけば成果を上げることも出来れば、その仕事から充実感を得ることも出来ます。

今、自分の仕事が充実していて働きがいを感じている人は、毎日やっている作業が嫌いではないはずです。人に会う、相談を受ける、文章を書く、分析する、提案する、チェックする、計算する、、、いろいろと作業の種類はありますが自分がやっている作業がなんだかんだと言って好きなのです。そこがズレていると日々の仕事がつまらないと思います。

自分にはどんな選択肢があるのか

もし自分の性格の傾向や強みを理解しているのにも関わらず、自分に合う仕事が何か分からないとすれば、世の中の仕事・職種についての知識が足りないのだと思います。

自分にはどんな選択肢があるのか?ということを知る必要があります。自分の性格の強みが活きそうな職種はどんなものがあるか?

例えば、人に接することが好きで外交的な性格なら営業か?と思うなら、営業職にはどんな種類の営業の仕事があるのか考えを進めます。対企業、対個人、モノを売る、サービスを売る、既存の顧客を担当する、新規の顧客を開拓する、、、いろいろあります。

また、人に接する仕事は営業以外に何があるか?と考えれば幾つも出てくるはずです。あまり知らなければ情報収集しましょう。

他にも、いきなり転職でなくて良いので、小さなことでも興味あることはどんどんやっていくこともお勧めです。そうすると偶然に気づきがあることもあれば、偶然の機会が生じたり、偶然の出会いからチャンスが生まれることもあります。そうすれば、その偶然を最大限に活かせば良いでしょう。

自分を理解することと、選択肢を知ること

以上述べてきたように、人は自分の性格に合うことや強み、興味に一致することこそ、楽しめて誰よりも大きな成果も挙げることができます。

自分の性格の傾向や強みを把握して、それらを素直に伸ばしていくことが働きがいや人生の充実に繋がっていくと思います。もし、働きがいある仕事を見つけたいと思っているならば、まずは自分自身を理解して、そして自分にはどんな選択肢があるのか、調べていけば良いでしょう。

(2024年10月7日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士


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