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私がストリート写真を撮る理由【写真19枚】

はじめに

私(@yanasnap)は街中で写真を撮り始めてかれこれ5年が経ちました。
以前は夜景を撮っていたのですが、三脚を立てて撮る夜景は、表現の幅に限界を感じたのがきっかけで辞めました。

もっと自由に撮れるジャンルは何だろう…と考えた先に行き着いたものがストリート写真でした。
そこからどっぷりハマっていくのですが、「なぜ私がストリート写真を撮るのか」について書いていきます。

こんな写真を撮っています

はじめましての方もたくさんいらっしゃると思いますので、普段撮っている写真で自己紹介。

電車と街をテーマに撮影することが多く、他にも路地裏や日本の文化を題材に撮影しています。
こんな私ですが、なぜストリート写真を撮っているのでしょうか。ようやく本題に入っていきます。

①ストリート写真は正解がないから

ストリート写真は街中が主戦場になります。
街中でインパクトのある人物をターゲットにする方や看板が好きで撮っている人など、実に様々な写真で溢れています。
これがストリート写真の面白さであり、私が撮影する理由です。


これ、批判とかではないのであらかじめ。
例えばネイチャー写真を撮りに行こうとなったら、絶景を求めに各地の撮影スポットに行きますよね。同じような考えを持った人が集っていて、時には数十人と一緒に絶景に向かってシャッターを切るわけです。1つの絶景を求めてきたわけですから、大体同じ写真になるわけです。

私は性格上、みんな同じような写真が好きではなくて、人と違うことをしたいと思ってしまうタイプです。
ストリート写真であれば同じエリアで撮っていても、真似しない限りは全く同じ写真になることがないです。各々のそれぞれの視点を写すことができるから、ストリート写真が好きです。

まとめ

ストリート写真には正解がなく自由

各々の捉え方や被写体によって大きく変わる

=だから面白い


②自分の好きを追求できるから

続いても私の性格に関するところなのですが、昔から何かと凝り性で一途です。
例えば、一度気に入った飲食店は毎週のように行きたくなったりします。
この性格もまた写真に表れています。

ストリート写真の始めたての頃は、路地裏や歴史ある商店街を撮影することが多く、それはそれは数多くの地に足を運びました。

昔撮っていたストリート写真

しかしストリート写真を撮る人が増え、商店街の写真も急激に増加しました。
路地裏や商店街って敷居が低く始めやすいんですよね。しかも同じような構図になりがちで。

この2つは今でも好きなのですが、似た写真が増えてきたと同時に撮る頻度が減っていきました。

そして、自分が本当に撮りたいものは何だろうと考えた時に、幼少期から現在まで変わらず好きだった電車がヒット。また、学生時代は静岡に住んでいて東京は憧れの街であったこと…この2つを盛り込んだテーマ「街×鉄道」を撮るようになっていきました。

街×鉄道

まとめ

自分にとってストリート写真は、好きな被写体やテーマを表現豊かに追求しやすかった。

③今しか見れない光景を収めることができるから

期間限定の光景を写真に収めることができるのは、ストリート写真の醍醐味の1つかなと思います。

今東京は各地で再開発ラッシュです。ちょうど先月に渋谷駅の大規模改良工事が行われていたのも記憶に新しいですね。

渋谷駅 線路から顔を出す作業員

私は、電車だけでなく乗り物全般が好きで、子供の頃は「はたらくくるま」というビデオを何度も観ていたそう。
それに登場したショベルカーやダンプを覚えていて、未だに好きです。

この話は先ほどの「好きを追求できる」に繋がっていくのですが、今私は、好きを追求しながら期間の決まっている再開発を追っています。

今は当たり前の光景かもしれませんが、5年、10年と時を経た時に見返すと貴重な光景だったと感じるのかな?と思うと記録以上の価値がある気がワクワクしています。

Evolving Tokyo

中野駅前に立ち並ぶ大型クレーン
品川駅前 アーチのような大型クレーンと京急
碁盤の目のような工事現場
浅草寺 境内の改修工事


最後に

ストリート写真は家の近所でも撮影できることから、敷居が低く誰でも挑戦しやすいジャンルだと思います。

被写体や撮影スポットを各々が好きなように決めて撮ることができるため、写真の自由度が高い点が醍醐味の1つでしょう。

自由度の高いストリート写真ですが、
一方で、影響力のある一部のフォトグラファーが撮った写真の模倣が数多く発信されているという現実もあります。
好きなことや感じることは人それぞれ違うのに、なぜ写真は同じになってしまうのだろう…とよく思います。

路地裏や商店街で撮影する方が多数ですが、
何かのきっかけで全く違う被写体をテーマに撮るように…なんてことが起こりうるのがストリート写真だと思っています。

また、ストリート写真を撮る上で自分の中で軸が決まっていないと、上手な人の写真に影響されやすくなります。
その中でも周りに流されず、色々な視点で撮る人や、自分の視点を大事に考えて撮る人ともっと出会えたらなと思っています。


たまたま私は乗り物や工事現場を見ることが好きで、このようなスタイルですが、各々が好きなものを追求していけることがストリート写真の醍醐味であり魅力だと思います。

自分の「目」で見て「好きだ」と思った光景
また、
自分の中にある「憧れ」や「理想」を追求しながらこれからも撮影していきます。


筆者について

筆者のInstagram

@yanasnap こちらから飛べます

FUJIFILMインタビュー記事掲載

公式サイト IRODORI @yanasnap

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