カメラのレンズは多い方が良いのか
写真を撮っている人ならば、レンズにこだわる人も多いと思う。高性能なレンズを揃える人や、ズームから単焦点レンズまで幅広く持ち合わせている人もいるだろう。
今回はそんな人たちに水を差すわけではないが、レンズが多い方が良い写真が撮れるのか?という疑問を持った筆者の見解を述べていく。
昨年までのレンズは7本
昨年末まで私の機材は多かった。
以下に一覧でまとめてみた。
メイン機:FUJIFILM
・ボディー:FUJIFILM X-Pro2
・レンズ: XF 8-16mm F/2.8 R LM WR
XF 18-55mm F/2.8-4 R LM OIS
XF 70-300mm F/4-5.6 R LM OIS
XF 23mm F/2 R WR
サブ機1:SONY
・ボディー:SONY α7RⅢ
・レンズ: FE24mm F1.4 GM
FE85mm F1.8 G
サブ機2:Leica Q
このように、レンズ固定式のカメラを含めるとレンズは7本あることが分かる。朝から夕方まで、丁寧に撮る用、夜用等、それぞれに用途があった。
現在のレンズは3本
2022年5月現在のレンズは3本のみ。(固定式レンズを含む)
これは、初めて一眼レフを手にした2010年に次いで少ない。
・ボディー:FUJIFILM X-Pro2
・レンズ: XF 18-55mm F/2.8-4 R LM OIS
XF 70-300mm F/4-5.6 R LM OIS
・カメラ:Leica Q2
では、レンズを少なくした理由とメリットデメリットを書いていく。
レンズを減らした理由
①使わないレンズが多かった
ズームレンズを多用する私にとって、単焦点レンズは宝の持ち腐れだった。FUJIFILMの単焦点はカバンに入れていても身体の負担にならないほど軽かったが、使用頻度はゼロに近かった。
②持ち運びが苦痛だった
本気で撮りたい時に勢いで5〜6本のレンズを持っていくが、結局重すぎて撮影に集中できないことが多かった。
レンズが少ないメリット
①全てのレンズを持ち運びできる
現在の機材はFUJIFILMのレンズ2本とレンズ固定式のライカだけ。長丁場の撮影で全てを持ち歩いたとしても全く苦ではない重量。
毎回フルラインナップで挑めるので、あのレンズを持って行けばよかった…という後悔がない。(重要)
②シャッターチャンスの喪失が激減
基本的に標準レンズと望遠レンズの2択のため、すぐにレンズ交換ができる点が魅力。本数が少ないため、チャンスでも迷いなく撮ることができる。
③レンズを使いこなせる
たくさんのレンズを持っていて全てを使いこなせる器用な人もいると思うが、私は選択肢が少ないことで、1つ1つのレンズの熟練度が増したと思っている。
日頃スナップ撮影をする私は、瞬時にカメラを構えて写真を撮ることが多い。そうした時に、レンズに慣れていないと満足いく写真を撮ることができない。
もう少し言えば、自分の目で見ている景色とレンズの焦点距離が合致していれば、絶好の瞬間にそのレンズを着けて撮影すれば満足度の高い写真になるということだ。
この理論でいけば、レンズの選択肢が少ない方がレンズの焦点距離を把握しやすく、迷いなくレンズを選択し、絶好の機会を収めることができるということになる。
最後に
レンズの選択肢が少ないことのデメリットを自分に当てはめた場合では、広角域を撮ることができないことが最大の弱点と言える。将来的に増やしたとしても、交換レンズが3本になる。3本あれば大満足である。
これまでレンズは選択肢があって損はないと考えてきたが、機材をミニマル化したことで、従来の機材では機会損失があったのではないかと考えるようになった。
本当に使うレンズだけで構成されたパーティーはとてつもなく頼りになる。機材購入を考えている人も一度立ち止まってどのくらい使うのか考えてみてほしい。
こちらの記事でも私の機材について読むことができます。
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