見出し画像

大観衆の中で

皆さんは大観衆の中で何かをやったことがあるだろうか?

僕は一度だけある。

カンボジアリーグでプレイしていた2017年にムアントン・ユナイテッドがアセアンツアーでカンボジアを訪れた際にカンボジアリーグオールスターの一員として対戦した時だ。

普段のリーグ戦は何百人とかそのくらいの規模で、お世辞にも多いとは言えなかった。(応援してくれる人が1人でもいるのはとてもありがたいことです)

試合当日を迎えるにあたって数日前から選ばれたメンバーで練習を行い、同じホテルで飲食など共に過ごした。即席のチームではあったが普段敵のチームの選手と関わる機会がなかったので、数日ではあったものの刺激を受けることができた。

画像1

画像2

画像3

迎えた当日、超満員の…とまではいかなかったが、数万人の大観衆がそこにはあった。

ものすごく緊張したと同時にとても興奮したのを覚えている。

ウォーミングアップ前に大観衆の中に選手ひとりひとりがボールを蹴り込むなどのパフォーマンスもあり盛り上がっていた。

対戦相手のムアントン・ユナイテッドはこの年のACLにも出場していて、Jリーグのチームを倒すなど東南アジアの中でもトップクラスのビッククラブだ。

当時のベストメンバーではなかったものの、外国籍の選手はJリーグを経験しているなどテレビでみたことがある選手だった。(チャナティップ選手、ティーラトン選手、ティーラシン選手も在籍していましたが、当日はいませんでした)

画像7

画像6

そして大歓声の中キックオフした。

試合の入りとしてはお互いにミスはあるものの、オールスター側が相手ゴールに攻め込む回数の方が多かった。相手は様子を見ていたのかもしれないが。

しかし、開始8分に均衡は破られる。
相手の外国籍の選手2人に崩される形だった。

続く15分、24分にも失点を喫してしまい早い段階で0-3とされてしまった。

そこで監督が痺れを切らしたのか前半35分頃、GKを除くフィールドプレイヤーの10人が交代するという判断をした。(公式戦ではないので交代は自由)

攻め手がなかったわけではなく、チャンスもつくりだしていただけに決めきれなかった点とDFとしてこんなにはやい時間に3失点してしまった点が前半途中で交代という結果になってしまった。

後半にムアントン・ユナイテッドがもう1点追加してトータル0-4というスコアで幕を閉じた。

初めての大観衆の中での試合はとても悔しさが残る一戦となった。

手も足も出なかったわけではないが、要所要所で違いを出してくる外国籍の選手達はやはりさすがだなと感じた。

個人的な当面の目標が国際大会に出場すること、再び大観衆の中で試合をすること

コロナの影響で大観衆の中で行うのは現在厳しい状況ではあるが…

この先そこまで長くはないであろうサッカー人生で、この悔しい経験をプラスに捉え再びこのような舞台に立つ為に日々成長していけるように頑張っていきたい。

画像4


画像5

画像8


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?