昔の私と今の私

歌詞を書く私は、昔の歌詞と対峙した時に
ああ、この時はこんなことを思ってたんだなとか
悲観的ー!やだ!ヒステリー!とか
この世の全て敵だったのかな?とか
ああ、この歌のときは、あの人とお付き合いしてたなとか
色々思い出す。
作曲のときもそう、いや、この時のメロディ、コードの感じ
ああ、そうそう好きだったねえこの音。みたいな。
今の私はその時の私を吸収して違う姿だから、ある意味新鮮。
あとは歌声。
まあ、まあそりゃあ遡ってみればみるほど、勢い任せ
あとは、何がそんなに憎いんだい?っていうマスターベーションプレイ
だけど、それが若さの良さであり。今の私にはきっとないもの。
だけど、今の私が持ってるものは昔の私にはないものだったりする。


twitterにも書いたけど、私は最近こんなことに気が付いた。
「時を経て変わるのは他人ではなく、どんなときも自分自身」ということ
aiko姉さんは言いました。「5年後あなたを見つけたら、背筋を伸ばして声をかけるね。」
松任谷由実姉さんは言いました。「5年、いえ8年経ってたずねたなら、声もかけれぬほど輝く人でいてほしい」

私は、先日10年前の恋人と遭遇した。
10年経って、再び巡り逢ったとき感じたのは、相手の変化ではなく
自分の変化でした。
別にときめくことがあるわけもなく、ただただ、仕事のことなどを話して、リスペクトはするものの、そうか。私は大人になったんだな。と
言葉にできない不思議な感情が確かに、湧いたのだった。


昔の私の歌を、今の私が歌う時
全然違うものになる
それは、狙ってるわけではなくって
そうなって当たり前だということ。


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