見出し画像

オンラインコンサートのためのウェブサイトを新設する話

このたび、僕と谷郁が主宰する演奏団体vocalconsort initiumが主体となり、オンラインでコンサート/ライヴ披露の場を新しく提供するウェブサイトを設立します。

intitium ; auditorium (イニツィウム・オーディトリウム)という名称のサイトです。

そのためのクラウドファンディングが先週から公開されていて、そして本日5/29 19時からいよいよ実際のご支援受付を開始します。

ウェブサイトの概要

ウェブサイトでは各演奏を買い切り動画として公開し、販売収益や視聴者の投げ銭を演奏者に還元します。また、本サイトにおける一般の動画投稿サイトとの一番大きな違いとしては、サイト側がキュレーションを担う(当面は主宰の柳嶋が担当)、という形で演奏家の皆さんにお声掛けさせていただき、一つのテーマに沿った作品を収集展示するということがあります。

画像1


初回は"遷 [sen] | transition"というテーマを設定しました。コロナ前後で遷りゆく社会、価値観、その間に立たされる自分。あるいは、「なにも変わっちゃいない」でもいいのかもしれません。各演奏家には、そのテーマに反応しながら制作してもらっています。今後別の機会で、彼ら自身にもその点についてインタビューします。

本サイトを始めたいと思った動機

コロナ禍で合唱活動が次々停止する中、僕自身は様々な解決策について考えて、周りの皆さんの多大なご支援ご協力を得ながらいろいろな試行を行ってきました。noteでもいくつかの記事で内容を公開してきました。周りに居て協力してくださった皆さまには感謝してもしきれません。

その上で同時に気づいたことがあります。

それは、合唱指揮者という職業構造のなかにいるからこそ、多くの人の助けを得ながら活動する機会を得られたのだということ。一方周りには、前触れ無くそういう機会を奪われつつある、僕より才能・実力のある素晴らしい音楽家の方々がいました。自分の想像力不足を恥じるとともに、行動せねばと思いました。

もちろん様々な工夫・自己投資が今どきの演奏家には必須かもしれません。しかし端的な意味で競争渦中に置かれてしまうのならば、そこでは音楽と異なる原理で淘汰が起きると考えました。ノウハウを共有し、場を提供することで、演奏家の方々に再びクリエイティヴになって欲しいと思いました。そのための試行がこのサイトです。

今後の展望とクラウドファンディングご支援のお願い

サイトは今後長期的に運営し、対面演奏が復活した後も演奏家にとっての一つの選択肢でありつづけられるような場になることを目指しています。

現在は、柳嶋がこれまでにご一緒した若い演奏家の方々にお声がけさせていただいておりますが、今後収集対象をさらに広げ、より魅力的な場にしていきたいと考えています。(我こそは、という方がいらっしゃいましたらぜひお声がけいただければと思います)

そのために、初期体制を万全に作り上げる資金が必要です。

どうかクラウドファンディングにご協力いただけないでしょうか。
下記サイトには、最初に出演予定の演奏家リストや、ご支援いただいた場合のリターン内容など詳細に書いています。ぜひお読みいただければと思います。

クラウドファンディングサイト上では「新型コロナから若手音楽家を守るため」と銘打っていますが、単なる若者救済募金ではなく、本当に面白いものをつくろうとしています。ここでしか聴けない、観られない、恐らく今後対面演奏でも観られないようなものを提案します。

明日のクラウドファンディングご支援受付開始からの1ヶ月のあいだ、様々な角度から情報をお届けしていきます。

ぜひチェックしていただき、ぜひともクラウドファンディングへのご支援をよろしくお願い致します。

initum ; auditorium主宰
vocalconsort initium 主宰・指揮者
柳嶋耕太




よろしければ、ぜひこちらからサポートをお願いします! 頂いた金額は音楽活動費・研究費用として活用させていただきます。