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星がくれた夫婦の時間

今日はペルセウス座流星群が見れるらしい。
昼、夫が言っていた。


夜、ソファに座って息子を抱っこで寝かしつけて、息子を抱えたまま寝室へ向かった。
寝室に足を踏み入れると、いつも暗闇の中、寝転んでスマホを見ている夫がいない。

息子をゴロンと布団に置いて、窓の外を見ると、ベランダに夫がいる!!
ペルセウス座流星群を見ようとしているのね!!
なんとロマンチストな!!!!


私もサンダルを持ってきて、ベランダに出た。
台風が近いせいか、思ったよりも涼しくて風がある。全然いつもの熱帯夜ではない。

夫に声をかけると、「全然見えん」という。
たしかに全然流れ星は見られない。
夜空は、私の裸眼でギリギリ見える一等星くらいしか見えない。


久しぶりにゆっくりと星を見た。
独身の時、実家のベランダで星を見ることにハマっていたときを思い出した。
よく見たいから、ベランダの柵に背中をつけて反って見たりしていた。(←危ない)
あのときの、夜の静かな感じ。秋なら虫も鳴いていた。気取っていた時は、イヤホンをしてMP3プレイヤーで音楽をききながら眺めたりした。

小学生の時も、星を見ていた時期があった。星のせいかわからないけど、視力が回復したりして。(そして今は視力めちゃ悪い···)
うようよと動いて見える星は、ずっと見ていても不思議で綺麗だった。

とりとめもなく、いろんなことを思い出した。
夫もなにか考えていたのかな。それとも、星や宇宙が好きだから、ひたすら流れ星を探していたのかもしれない。


いつも仕事や家事や育児で忙しいけれど、ただぼんやりと星を眺める時間は癒しだった。
歳を重ねても、時間が経っていても、中身は自分であること、子供の頃から変わらないことを体感できた。

夫婦で星を眺めていても、ロマンチックな雰囲気になることもないし、手をつなぐわけでもないけれど、そういう時間を持てる2人でよかった。


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