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駅を降りるといきなり、変な名前のコロッケ屋。

(コロッケおいしいよ)

そして商店街というには少し心もとない感じの、小さな商店街が始まる。

お魚屋さん、豆腐屋さん、揚げ物やさん、居酒屋、可愛いカフェも、夜通るときしか空いてないリサイクルショップ、カレー屋、クリーニング屋、、、

あ、そうそう、田舎にしかないようなコンビニがある。コミュニティストアって感じ。

そこには町の人たちの意見により、普通のコンビニやタバコ屋には売っていないちょっとマニアックなタバコが置いていたり、6本セットの缶ビールの中身はなぜかバラバラのメーカーだっったりするので、自分の好きなセットに入れ替えたりしている。

たまにその変なタバコを買う為くらいにしかそのコンビニには入らないのだけど、「これ買う人多いの〜」と嬉しそうにレジのおばちゃんは声をかけてくれる。


少し西に歩くと昔ながらのええ感じな定食屋がある。

私は定食屋や喫茶店などのショーウィンドウをチェックする癖があるのだが、ここのショーウィンドウはかなり、、、しっかり、年期が入っていて、不安と安心という正反対の謎な気持ちが入り乱れる。

ふわふわと定まらない心中を振り切って扉を開けると大正解。

昼も夜も、町の人たちが活気よくご飯を食べ、酒を飲んでいる。

定食なら大体600円あればお腹いっぱい食える感じ。

唐揚げ定食を一度食べてみてほしい。

チューハイは380円。破格や。

大きな声で喋るのは港町の特徴らしい。


商店街を抜けるとひたすら坂。

坂、銀行、坂、駐車場、坂、木、坂、廃墟、自然、空、坂、坂、坂、海、船、坂。

本当にこの先に店なんかあるの?

と、しんどさも相まって少しイライラしてきたくらいにもう少し諦めず、進んでください。

すると、私とyamneがいます。

こんなにも便利な時代に、コロナで不安なこのタイミングに

少し不便で愛おしく美しいこの街で、新しくお店を始めます。

ひねくれ者で不器用な私にぴったりだな、、、と、日々を重ねる度に思うのです。

どうぞ、末長くよろしくお願いいたします。


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