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低価格ペットフードの大切さ

犬猫のプレミアフードなど、高価格帯のフードが人気の傾向にありますが、低価格フードも大切な役割があるのです。値段に関わらず、総合栄養食と表記されたフードであれば、そのフードを与えるだけで、必要な栄養を摂取できるのです。犬猫の保護活動をする際に、この低価格フードがとても役に立つのです。

保護活動は少数で高待遇?多数で最低水準?

人間でも言える事ですが、何か援助をする際、どれ位の人数に対して、どれ位の水準にするか?という事があります。たくさんの人を高水準で支援するというのはなかなか難しいのが現実です。


保護猫活動で感じたこと

保護猫活動をがっつりお手伝いをしてる訳ではありませんが、少しお手伝いする程度でも感じる事があります。たくさんの猫の命を救うのに、低価格フードはとても助かるという事です。低価格フードと高価格フードの大きな違いは原材料の品質の差にあると思います。低価格フードは穀物が多く、高価格フードは肉などの原材料が多い傾向にあります。猫は本来肉食で肉の比率が高い方がいいとされていますが、穀物を消化できない訳ではありません。

総合栄養食と書かれているフードはそのフードを基準量を与えれば、猫に必要な栄養を満たすことができるというものです。犬には犬の、猫には猫の栄養基準があるので、総合栄養食でも犬用を猫に与えると足りない栄養素ができてきますので、犬には犬用、猫には猫用の総合栄養食を与えてください

実はこれってすごい事で、手作り食で基準量を満たすのは結構難しいのです。低価格フードが粗悪というイメージがあるかもしれませんが、低価格フードでも長生きする猫は長生きします。

命があっての病気

高価格フードを基準の半分しか与えれない位なら、低価格フードを基準量を与えた方が良いと思うのです。とりあえず命をつなぐという事が大切だと思います。保護猫施設はどこも猫をたくさん抱え、さらに相談などを受けていたりします。猫フードの消費量がとてつもないのです。

多頭飼育崩壊などのレスキューに入ると10~20匹の猫が居たりします。その日の内に全員連れて帰ってこれる訳では無く、とりあえず命をつなぐ必要があります。
例えば体重5キロの猫の1日当たりのフードの目安は90g(フードの種類によって差があります。)で、1週間で700g近くになります。多頭飼育崩壊現場に10匹いたら・・・1週間で7kgです。低価格フード6.5キロで2000円程度のものがありますが、1か月となると、それだけで1万円ちかくになります。

高価格帯フードだと・・・例えばロイヤルカナン成猫のインドア用を7キロ分だと12000円超えてくるのです。え?1か月だと・・・5万円近くになります。低価格フードだとどれだけの猫の空腹を満たす事ができるだろうか?と思います。

たくさん救って調子の悪い子は病院へ

レスキューされた子の中には、低価格フードでもしっかり栄養を吸収し体調が回復する子もいます。体調が悪い子は病院に行って治療をしながら回復を待ちます。血液検査だって程々に料金がかかりますし。点滴だってお金がかかります。

体調が安定してくれば、譲渡会に参加する事が出来ます。対面しない事には運命の赤い糸も見えてこないでしょう。

猫の体調をみながらあったフードを

現在、我が家に暮らしているサバ男は腎臓ケアの療養食を食べています。保護した直後に血尿が出て、治療後は療養食を勧められ、今に至ります。体調を崩した時など、まったく食べなくなったりすると、嗜好性の高いウエットなど与えます。預かり猫のチェンライは試行錯誤中です。

価格と相談しながらしっかり観察
MiawMiaw(ミャウミャウ)が好みのようです。ただ💩が緩くなりがちで、カリカリを・・・と思うものの、口が痛いのかウエットを好みます。胃腸サポートのカリカリも試してみようか・・・いや、ミャウミャウのカリカリの方が先に試そうかと思案したり。あんまりコロコロ変えても胃腸に負担がかかるでしょうし。じっくり向き合っていきたいと思います。


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