
ワークショップB ショートムービーをつくろう
この授業の目的
映画制作の基本であるシナリオの「カット割り」の技術を体系立てて説明し、プロならではの実践を交えてファシリテートすることで、子どもたちの創造性を刺激し、伝わるチカラを向上させる。
この授業の目標
実践を通じて以下を理解し、カット割りができるようになる。
①複数のカットから一つのシーンができている
②カメラの位置が変わることで、視点が変化する
③フレームサイズが変わることで、印象に強弱がつく
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授業の流れ:1コマ目 インプット
1コマ目は、実演を見てカット割りを理解することをめざす。
1.1シーン1カットで撮影 (10分)
このシナリオをもとに、生徒(児童)の前で、途中で止めることなく1シーン1カットで撮影をしてみる。
出演するのは生徒、カメラマンは先生、監督を山﨑が担当。
2.カットを割って撮影(20分)
「カット割り」が書かれたシナリオを見せ、その違いに気づかせてから、カット毎に撮影をしてみる。
引き続き、出演するのは生徒、カメラマンは先生、監督を山﨑が担当。
その場で先生が編集をする。
3.2つの映像の比較(10分)
2つの映像を上映して、その違いについてディスカッションをする。
4.解説(5分)
以下を解説して、インプットする。
①複数のカットから一つのシーンができていること
②カメラの位置が変わることで、視点が変化すること
③フレームサイズが変わることで、印象に強弱がつくこと
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授業の流れ:2コマ目 ワーク~上映、振り返り
2コマ目は、1コマ目を例題としてなぞって、生徒自身で撮影・編集まですべて行う。
このとき、山﨑は、各グループの進行状況に応じて、演技の引き出し方やカメラの配置、編集のコツなど、監督の視点で生徒たちにアドバイスをする。
このワークショップは2コマで完結するが、授業時間の確保が可能なら、シナリオをアレンジしたり、この続きを創作したりして、撮影・編集し、学びを深めるのもよい。
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このワークショップは、横浜市立緑園西小学校、探究学舎、OZ Fieldでの実践をもとにしています。
☆緑園西小の実践
https://note.com/yamazakitatsuji/n/nc0679682bb10
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