アウトプット最優先 語学の始め方【熱い語りバージョン】
この分野に関しては私は素人ではない。
今、私の本業は中国語通訳である。(駆け出しではあるが)
そこで、今の知見を得た後に、もしゼロから中国語を学ぶとしたらどうするか、を綴っていきたい。
思いっきり絞ってこの3つ
発音
文法
独り言
これを2カ月でみっちりやる
これ最速だ。今日はこの3つに絞って話す。
1. 発音
これ本当に大事、私自身経験したことがある。
文法正しい、語法も正しい、けど通じない。
はい、これが理由、発音ダメ。
変な癖、思い込みが付く前に初期段階の学習の3割以上は発音。
でも言っておく、発音学習だけで一日の学習を終えるな。
しかも語学の第一印象って、発音、語調、つまりどれだけ母国語話者の話し方に近いかって話だから。
巷にいう、「伝わればいい」
って意見、ある意味では正しい。確かに伝わればいい、けどそのレベルに達してない人が9割以上。
だから意識的に学習した方がいい。
具体的な学習方法としては、まずは、下の位置、動き、息の出し方をメカニズムとして知る。
その後は反復練習、はい、簡単。意外に短期間で一通りの学習は終了する。だけど今後長期間1年2年という単位で復習、改善を繰り返さなければならない。
シャドーイングという学習方法がある。(わからない人は調べること)
これも発音の学習に有効だ。
が、更に有効なのは音読→録音→聞き比べ
これは初期の段階からやるべき。
私もはじめて自分の声を聴いたときは鳥肌が立った、がじきに慣れる。自分のダメさを思い知れ。
絶望の中でのTRIAL AND ERROR
とりあえず2カ月やってくれ。みんな絶望感じるからそんな気にしなくていい。
口の形、舌の位置、意識してやってくれ。
今でも私は、早口言葉(绕口令)とかやって、苦手な発音克服している。
まぁ、私が入門時点で学習をさぼりすぎたからだが。
そのくらい頑張っていい癖を身に付けようって話。
あと言い忘れてたけど、ピンインで覚えて。
2. 文法
外国語やってるんだからある程度のルールを知らなければだめ。
しかも知ってるレベルじゃダメ、運用できて、更に上級者を目指すのであれば、脳にこびりついてないと。
反復反復反復反復反復
発音を意識しながら、情景を思い浮かべ
反復反復反復反復反復
そして単語を入れ替え、いや違う、違うシーンを思い浮かべ、わからなっかたらその単語を調べ
反復反復反復反復反復
この時点で表現力は既に上がり始めている。瞬間作文の要領でやりまくれ。
これは、発音、そして後に述べるひとりごと、と同時進行でやるのだ。
できる気がしてきただろ?
文法書のおすすめは、入門者用は知らないが、2冊目ならお勧めできる。
『御用で学ぶ中国語』 郭 余贵
だ。とりあえずこれが分かるまでやれ。
これを2カ月の間にマスターしろ。
その時お前は、文法からすでに解き放たれかけている。
イメージ→中国語という順番を決して忘れるな、イメージを中国語化するんだ。
3. ひとりごと
侮るな、ひとりごとを。
決してキモくない。やらないやつがよっぽどキモい。
私はそう考えている。
そのお前のひとりごとは完璧じゃなくていい、学んだことを話せばいい、それが会話になるならもっといい。ならなくてもいい。
ここまで自由なのが“ひとりごと”だ。
でも常に文法的に正しいか、という意識は、学習した範囲に対しては持て。
しかし、そこから波及した、盛り上がってしまい、ついつい中国語で表現してしまったことに対しては持つな、後で気になるなら調べる、くらいの気持ちでいい。
ひとりごとと実際の会話、話すという観点からみれば何が違う、もしかしたらスピードが違うかもしれない、なら練習してスピード上げろ。
リスニングという過程がない、そんなの今は気にするな、今度やり方書く、それまで待て。
今お前には、発音、文法が備わっている、武器は揃った、きっと最上級の武器ではない、レベルが上がったら買い直すか、実践というダンジョンで手に入る。求めすぎるな、今ある武器で戦え、それが結局最短ルートだ。
外国語学習は常に挑戦者の立場であると心に刻め、一刻一刻が自分の限界を出さなければいけない勝負だ。
常にこの集中力でひとりごとをやれ、という意味ではない。
ぼーっとしているときがあってもたまにはいい、でも下手にやって、
これもできない、あれもできない
という方向には進んではいけない。だって2カ月もまだ勉強していないんだから。
会話はスポーツ、正確さをある程度もって、“量”をこなすこと。
私が思うひとりごとの効果は、次回別に述べる予定である。
ひとりごとによって、今の中国語レベルにまで持ち上げたといっても過言ではない。
今は、信じてやってほしい。
4. 最後に
「リスニングなどやらなくていいのか」という声が聞こえてくる。
確かに、リスニングは超絶重要、決して2カ月間全くやらなくていいものではない。
だが、ここで私が述べたいのは、話せるほうがかっこよくない?っていうこと、しかもモチベーションにもつながる。頭も受動的ではなく、能動的に中国語で埋まる。
だから、全体の学習時間の1割程度はリスニングしてもいいと思う。しかし言っておかなければならない、それはアウトプット、違う、ひとりごとにつながるリスニング学習でなければならない、発音、表現力の幅、そこにつなげる意識がなければならない。
リテンション、シャドーイングをやるといいだろう。
語学は自分が話せるから楽しい、そこをこの文章で伝えたかった。
これやれば絶対話せるようになる、少なくとも今より話せるようになる。
信じてやってほしい。
何より楽しいから。
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