![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167248850/rectangle_large_type_2_bc27d609ec0dd68c7aa1d2e7a75d0e94.png?width=1200)
在宅医療での学び方をどうするか? - 各医師の情報収集・学習方法の共有
こんにちは。やまとドクターサポートの原田です。毎週開催している「15分間の医師カンファ」では、現場での気づきや悩みをテーマに、やまとの全診療所の医師が様々な視点から解決策を考える場を設けています。今回は、新年度を迎えるにあたり、在宅医療分野での学び方や参考になる情報源について話し合いました。
Take Home Message
基本書から最新のオンラインツールまで、多様な情報源を組み合わせる
実践に即した学びを重視し、チーム内で知識を共有する
定期的な情報のアップデートを心がける
カンファでの意見交換
A医師:「新年度ということで、在宅医療分野での調べ方や、おすすめの本など、皆さんの体験を共有していただければと思います」
B医師:「私は『在宅診療コアガイドブック』からスタートしました。高血圧や糖尿病など、よく遭遇する疾患への対応がコンパクトにまとめられていて、実践的に使えます。最近はUpToDateも併用していますね」
C医師:「私は東京駅の丸善まで足を運んで、実際に手に取って選ぶようにしています。また、内科学会の総会講演がオンラインで2ヶ月間見返せるようになったのは、すごく勉強になっています」
A医師:「書籍の選び方について、皆さんのおすすめを教えていただけますか?」
D医師:「『たんぽぽ先生の在宅報酬算定マニュアル』は実務面で本当に助かっています。特に算定のポイントが詳しく解説されていて、日々の診療で迷うことが少なくなりました」
E医師:「私は『シリーズGノート:在宅医療 藤田総診リアル実践ガイド』を活用しています。在宅医療のスタートアップから多職種連携まで、現場の悩みに応えてくれる内容が詳しく書かれていますね」
F医師:「実は私、Google Scholarで論文を検索したり、対談記事から診療のコツを学んだりすることが多いんです。iPhoneのメモに気づいたことを書き留めて、後で見返すようにしています」
おすすめの学習リソース
在宅医療を学ぶ上で、特に参考になる書籍をいくつかご紹介します。
まず、診療の基本を押さえるなら『在宅医療コアガイドブック』がおすすめです。日常的によく遭遇する疾患への対応が実践的にまとめられていて、すぐに診療に活かせる内容となっています。
制度面の理解には『たんぽぽ先生の在宅報酬算定マニュアル』が定評があります。算定のポイントが分かりやすく解説されていて、特に実務面で心強い味方になってくれます。
『シリーズGノート:在宅医療 藤田総診リアル実践ガイド』は、在宅医療の立ち上げから具体的な業務の流れまで、現場目線での解説が充実しています。後輩の指導にも活用できる内容です。
市橋亮一先生の『在宅医ココキン帖』は、豊富な経験に基づいた実践的なアドバイスが満載で、現場での具体的な対応に役立ちます。まさに「実戦的」な一冊といえるでしょう。
おわりに
新しい取り組みの提案
UpToDateなどの情報ツールの法人契約検討
DynaMedなど他の診療支援ツールの導入可能性
外部講師を招いての勉強会開催
オンラインコンサルテーションの拡充
このように、各医師が自身の専門や興味に応じて様々な学習リソースを組み合わせ、継続的な学びを実践していることが分かりました。特に、従来の書籍やガイドラインに加えて、オンラインツールの活用が増えている点が特徴的です。また、個人学習だけでなく、チーム全体での知識共有の重要性も認識されています。
みなさんも、ぜひご自身に合った学習方法を見つけていただければと思います。