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法人か個人事業主か


この前は法人設立についてまとめましたが、
個人事業主と法人どちらがいいのかまとめようと思います。

まずは法人のメリットとデメリットを挙げると


法人のメリット

節税対策になる事がある
信用力が上がる
雇用している人数に関係なく社会保険に加入する事になる
生命保険を経費にできる

デメリット

赤字でも税金払う(法人住民税)
会計処理の複雑化
法人登記の費用がかかる
社会保険料がかかる


だいたいはこんな感じになります。
個人事業主のメリット・デメリットは法人のだいたい逆ですね。


それでは、税金の部分をもう少し掘り下げてみたいと思います。


法人にかかる主な税金は
1.法人税
2.法人事業税
3.法人住民税
4.消費税          などがあります

一方個人事業主は
1.所得税
2.住民税
3.個人事業税 
4.消費税          などがあります


税金の説明


法人税は法人の形態によってだいたい 
利益×15%~23.4%かかります(年によって変わる)
しかし、利益に対して課される税金なため赤字の場合は支払わなくてよい。

法人事業税も赤字の場合、原則発生しない

しかし、法人住民税は赤字の場合であっても、
均等割の部分(所得の額に関わらず発生する一定額のもの)
支払わなくてなりません。


ここまでは、法人固有の税金です。


次に、よく法人税と比較される所得税をみてみると

累進課税なため所得が増えれば増えるほど
課税される割合も高くなってしまい
5%から最大45%もかかります

しかし、これも所得がない場合にはかかりません。


住民税は法人住民税と変わらず均等割部分払わなければならず
個人事業税は所得×3~5%(東京都)かかります。


それでは両方ともに共通する 消費税 はどう違うのか

共通する点としては、2年前の課税売上が
1000万円を超えると支払わなければなりません。(例外あり)

この2年前という期間を利用し、個人事業主から法人にする事で
最大4年消費税を免税する事ができます。


簡単にまとめると税金はこんな感じ
しかし、法人の税務関係はかなり複雑です。
二重課税や何が経費になるとかありますからね・・・



個人事業主の国民健康保険
法人の社会保険    
これらはどうでしょうか


基本的には社会保険の方がメリットが大きく
年金給付額の増加、扶養の範囲内の親族も加入できる、節税になる場合も

しかし、従業員と会社の折版となるため
法人の規模や売上によっては、
かなりの負担額となる事もあります。


税金や社会保険から考えいつ法人化すればいいのでしょうか


利益額でいうと800万を超えるかが、一般的に言われる基準になります。

また、1000万円を超えてしまうと2年後消費税がかかるため
そのタイミングで法人成りにするのもあると思います。


また、税金や社会保険以外の要素として
法人化すると信用度もあがり、金融機関や取引先との関係も有利になるため
そのことを勘案するのも大切ですね。


利益の額や事業の規模など総合的に考えるのが大切そうです
法人化すると登記費用や会計処理も大変になりますからね。



最後までありがとうございます。
感想や何か間違いや追加した方がいい事があればコメントください。

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