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本当にあった霊感自衛官

八年程前まで私は陸上自衛官やっていました。

自衛隊にはいろんな奴が来ます。まあ、不良が多いですが私の同期にも色んなのがいました。銀行の総裁の孫だったり、でかい会社の社長の息子で修行の為に行ってこいと言われる奴だったり

そんな中今でも覚えているのがAという同期です。


平たく言うとそいつには霊感がありました。(自称ですが)

まあ、冗談だと思って聞き流していたんですがちょうど私が20歳の頃に
東日本大震災が起きました。

私は普通科なので実際に災害派遣に行って宮城県の方にいってました。

とても凄惨の光景でした。上手く言葉にできませんが

そんな中で私達がやっていたのはご遺体の捜索です。そこら辺が瓦礫の山な訳などで片付けなけれならないのですがブルドーザーなどの重機なんかを使う訳にはいかない

何故かというともしかしたら瓦礫だったり壊れかけの家屋のなかに遺体だったり生きている人間がいるかもしれない。

という訳でいつ潰れもおかしくないないような家屋の中であったり瓦礫のなかをえっちらほっちら手作業で探していました。で探し終えて遺体がないのを確認してから重機などで片付ける訳ですね。

そんな中でAには分かるんですって。
遺体の場所が。

最初はみんな「そんな馬鹿な」ってなっていたんですが
ことごとく当てていくんですよ。ご遺体の場所を

「ここにあります。」
そういって。

探してみると本当にあって

分かるみたいです。

あまりの的中率に噂になり、そいつはまだ入ったばかりで2年くらいしかたっていないのに本部に引っ張られてえんえんとお偉いさんっと歩き回っていました。

自衛隊時代を考えてみると結構怪談話はよく聞きます
意外と迷信深い集団なのです。

それではまたの機会に。


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