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ファッションと顧客体験の話②

改めてお洋服が好きだから、ファッションについて書こうと思います。

あくまでも個人的な意見、感想ですのであしからず。

ファッションと顧客体験に思うコト

以前の記事でも書いたが、ファッションにおける顧客体験は商品そのものの価値が前提であり最大のポイントだと感じる。

女性のことは分からないけど、男の人って語れるアイテムが好き。
少し前に、キュレーションサイトやキュレーションコマースが注目された時代があったけど、まさにこの”語れるネタ”が盛りだくさんで、個人的にも大好物なコンテンツだった。

もちろんファストファッションのような、ローコストでおしゃれを楽しめることも価値だとは思うので、『好みの世界があるのも事実』。

この『好みの世界』が顧客体験を考えるときに大事だと思うところ。
当たり前だが顧客にはいろいろな人がいるわけで、自社の商品/サービスが全ての方に受け入れられるわけでは無い。

その為、改めて考えなければいけないのは、自社の商品/サービスをもってして
”誰に”
”どんな価値を届けるか”
”その価値は他の選択肢より何が優れているのか”
といったSTP的なメッセージ。

ただ広告の面や量を増やしたり、LINE配信などタッチポイントを増やすだけでは解決しない。顧客体験の主語は”顧客”であり、顧客の感じ方次第で顧客体験の評価は異なるということである以上、伝えるべきメッセージや、商品そのものを磨かない限り、素敵な顧客体験を増やすことは難しいのだ。

おそらく私みたいなタイプは、いくら安いということをアピールされても刺さらない。(見栄っ張りなだけかも)
それよりも、そもそもの商品力があり、モノづくりや、目利きのこだわりがあったほうが買おうという気持ちになるのである。

体験価値の種類

続いて、顧客が感じる体験には種類があることについて解説したい。

人が体験として感じる価値は、大きく5つに分けられると思っていて
・お得
・便利
・安心
・楽しい
・共感
といった分け方が出来ると考えている。

ポイントは、上から下に向かって企業が取り組む難易度は高く、裏を返すとより体験による差別化につながりやすいということ。
例えば、お得という価値は他の選択肢が無数にあるし、年中セールやクーポンなどの施策が乱発されているため、購入を判断する基準にはなりにくくなる。

それよりも、”安心”、”楽しい”、”共感”といった価値を提供できた方がより独自性が増し、自社のファンとなって継続的な取引や、口コミなどによる波及効果も期待できるようになるので、是非ここを目指したいところである。

山崎的お気に入り商品、サイト

話はガラッとかわる(笑)が、長く愛用している商品&サービスの紹介もしてみる。今後も書きたいので、とりあえず思いついたものを1つずつ。

■お気に入り商品:ループウィラーのパーカー
http://www.loopwheeler.co.jp/
よく雑誌:Beginなどでも紹介されているので、知ってる&持ってる人も多いと思うが、私もその一人。
吊り編みによる拘りの製法で作られるメーカーだ。
まず、ここのパーカーはこれまで着てきたパーカーとはモノが全然違う。

着心地が今までになく柔らかく、着ていて本当に気持ちがいい。
私は、BEAMSとの別注(※)の少し細身のラインを購入したが、ラインもちょうどよくて春と秋には大活躍してくれている。今来ているのが駄目になってもおそらく買いなおすと思う。それくらい良い。
※私は別注に目が無い(笑)

■お気に入りサイト:藤巻百貨店
https://fujimaki-select.com/
こちらも、もはや説明不要の部類かもしれない。
元祖キュレーションコマースで、伊勢丹メンズのバイヤーとして有名な、故 藤巻 幸大さんが監修して立ち上げた、made in japanの良いものに拘った商品が並ぶECサイト。数年前から実店舗も展開している。
サイトを見てもらえば分かるが、商品一つ一つに拘りが詰まっているし、ECサイトでありながら、読み物として楽しい。
人気のバッグなどのイカしたアイテムもあれば、カレー専用のスプーンやレタスみたいな折り畳み傘などの変わり種も面白い。


ってことで、今日のところはこれくらいで。
引き続き、お買い物体験を楽しんでいきます。

それでは。

仕事やプライベートの気づき、想いをつづっています。 励みになりますので、何か感じた方はリアクションをお願いいたします。