結局は自社理念のため

本日新しい取り組みとして、「生ゴミ堆肥化プロジェクト」をスタートさせました。
家庭もしくは事業所から出た生ゴミを少し発行させたものを頂いて畑に埋めてくというシンプルな取り組みです。
持ってきて頂いた方には気持ちばかりの野菜をプレゼントさせて頂きました。

元々の発想は昨年の肥料価格高騰を受け、いかにして肥料を減らそうかという所がスタートです。
富士市で生ゴミ堆肥用の密閉できるバケツをプレゼントという企画を実施されており、まずは自宅分からと始めてみました。
うちの場合、上の娘があまりご飯を食べないことが多いので生ゴミがほどほど出るのです。
いつももったいないと思いながらも、衛生的に捨ててましたが、どうせ捨てるなら畑に入れようと思ったのがきっかけです。
また、これを利用出来れば少しは精神的な負担が軽くなるということがポイントでした。

実際畑用の堆肥として使うとなるとトン単位の量が必要になりますが、1家庭分だとチリも積もればといった感じです。
そこで生ゴミの堆肥化はやってみたいけど、畑はなくて使い道がないという方を巻き込みたいと考えました。
差し当っては紹介して賛同を得られればやるといった感じにしていこうと思ってます。

そんな中、お声かけさせて頂いた富士市内でシフォンケーキを販売されてる「IZARU CHIFFONさん」から卵の殻などが入った生ゴミを頂きました。


以前うちの落花生を欲しいとお問い合わせを頂き、その落花生でシフォンケーキを作って頂きました。
試作品だったのですが非常に美味しかったです。
来年の夏には商品ラインナップに加わるかもしれません。
生ゴミの話をさせて頂いたときに、是非やりたいと言ってくださったので嬉しかったです。
やはり生ゴミの堆肥化には興味あるけど、出来た堆肥の使う道がないということで、こういったお声は多いように思いました。
うちの生ゴミと一緒にしばらく放置する畑に埋めておきました。

現在の経営理念は「美味しい野菜でお母さんを助ける」なんですが、この取り組みを延長させていくと、ゆくゆくはお母さんが野菜を買いやすくなると思ってます。
風桶的に次のように考えてます。
①生ゴミを堆肥にする
→使う肥料が減る
→生産コストが減る
→より安価に野菜を提供出来るようになる
→お母さんが助かる
これは直接的にうちに影響させるパターンです。
比較的想像しやすい流れですね。

次はもう少し広い目線でみてみます。
②生ゴミを堆肥にする
→生ゴミが減る
→焼却のための燃料の使用量が減る
→温暖化がゆるやかになる
→今より大きい台風や大雨が増えにくくなる
→野菜の栽培時のロスが増えにくくなる
→野菜の価格が高騰しにくくなる
→安定して野菜が買える
→お母さんが助かる
風桶のように壮大な話になっていきますが、こうなったら良いなという理想の形です。
長期的にみて、野菜を今よりも安価にというのは難しいかもですが、今くらいの価格水準に抑えておければと思ってます。

結局のところはうちの経営理念を達成させるためにやってるという話です。
そして②のパターンを達成させるためには自分だけでは無理なので、他の地域で他の方が取り組んでくれると嬉しいです。
うちはうちなりにこの取り組みを拡大させていきたいと思ってます。


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