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クレジットカードと年齢制限の壁とは?未成年がカード払いに対応する方法

6月始めにTwitterにて「クレジットカード」がトレンドに急上昇したことが話題になりました。

背景を辿ってみると、6月にジャニーズ事務所が開催するライブイベント「Johnny's World Happy LIVE with YOU」において、支払い方法を「クレジットカード払い」に限定していることが原因となっていました。

Twitterではジャニーズファンを中心に、
「なんでクレジットカードでしか払えないの?」
「まだ学生でクレジットカードないから見られない…」
「クレカ以外の支払い方法も用意してほしい」
といった反対の声が多く見られました。

この頃はキャッシュレス還元キャンペーンなどの影響で、クレジットカードを持つ人は以前に比べ増加傾向にあります。

ひと昔前は「クレジットカード = 大人な社会人」といった印象もありましたが、現在は主婦や学生向けに発行されているクレジットカードが多くあります。

申し込んだらその日のうちに受け取れる「即日発行」のカードも多く、クレジットカードを発行する難易度は下がってきています。(参考:クレジットカード発行ガイド)

しかし今回は若い層のファンが多いイベントで、社会人だけでなく中学生・高校生の未成年の人も多く、そもそもクレジットカードを発行できない人からは落胆の声が多く見られます。

キャッシュレス社会が浸透していく中で、未成年の人はどのように適応していけばいいのでしょうか?

未成年はプリペイドカードでカード決済ができる

未成年の人がクレジットカードを発行できない理由としては、
・収入がない(少ない)
・金銭管理に不安がある
などが挙げられます。

クレジットカードはその月に使ったお金を立て替えて、翌月に利用者が支払うシステムになっています。
カード会社は一時的にお金を貸す立場になるので、貸し倒れのリスクを避けるために、まだ社会的信用が低い未成年の人は申し込めないように制限しています。

そこで使えるのが「プリペイド式カード」です。

プリペイド式のカードはあらかじめ持っている現金をチャージすることで、クレジットカードと同じように支払いに利用できるものです。

Suicaなどの交通系ICと同じような仕組みになっています。

プリペイドカードは持っている金額分しか支払いに使えませんが、審査なしで未成年でも発行できるのが特徴です。

年齢制限がないものや、あっても6歳以上などの条件が多く、誰でも申し込めば発行できるカードです。

今後も支払いのキャッシュレス化が進んでいく中で、支払い方法がクレジットカードに限定されるケースは増えていきます。

未成年やクレジットカードを発行できない人は「プリペイド式カード」を発行して、カード払いに対応しましょう。


中学生・高校生に人気の「バンドルカード」

学生層に人気のプリペイドカードに「バンドルカード」があります。

YoutubeやTVのCMで見かけることが多く、イメージキャラクターにはお笑い芸人のNON STYLEを起用していることで、学生の人気を多く集めています。

バンドルカードが人気の理由としては、スマホとの連携機能が挙げられます。
発行したバンドルカードは、アプリの画面上でバーチャルカードとして発行されます。

カードを申し込みしたらすぐに画面上にカード番号が表示され、ネットショッピングのカード払いに使えます。

バンドルカードへのチャージや、使った金額の履歴などもアプリから確認可能です。

このような発行する手軽さや、利便性が人気となって利用者を多く増やしています。

発行にかかるお金はなく、無料で作れるので学生にもおすすめのプリペイド式カードです。

親に頼んで「家族カード」を発行する手も

未成年がカード払いに対応する、もうひとつの手段として「家族カード」があります。

家族カードとは、すでにクレジットカードを発行している人がいれば、その家族も同じカードを使えるようになる制度です。

親に相談しやすい学生の人は、頼んで家族カードを発行してもらうのも有効な手段です。

家族カードの注意点として、何に使ったかがバレてしまうという点があります。

家族カードで支払いした分は、発行元の親カードを通して行われるため、何に使ったかの履歴が見られてしまうことになります。

何に使ったのかを隠したい場合は、プリペイドカードなど別の手段を選ぶことをおすすめします。

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