PayPayを使い始めて思うのは

今更ですがPayPay使い始めました。
これまでSuicaで支払いをすることが多かったのと、銀行口座との連携がうまく出来ず、使ってなかったのですが2月末からリモートワークになり平日少し時間が出来たので、ついに使い始めたという感じです。

たまにSuicaが使えないところもあるので、併用するとほぼ現金を使うことがなくなって便利です。

リモートワークとかもそうなんですが、数ヶ月前にはこんなに急に変化すると思わなかったことが、ふと気づくと当たり前になっていることってありますよね。この当たり、時流を読むのの難しいところです。

この30年くらいだと、ウォークマン、インターネット、携帯電話、スマホ、LINEとかでしょうか。逆に家電(いえでん)はかなり減ってきてますし、年賀状も出さない人も多いのではないでしょうか。

さて、スマホ決済の話に戻すと、日本よりも中国の方が普及が早かったように思いませんか?そんなに中国って日本に比べて技術が進んでいるのかなぁという感覚はないでしょうか?

実際、それもあるかも知れませんが、実はこのような傾向は社会基盤が整っていない環境の方が急激に起こるらしいのです。(カエルのジャンプに例えてリープフロッグ現象という名前だそうです)
上記の例だとクレジットカードという工程を飛び越えて現金からスマホ決済にいったということです。
時間のかかり方は社会基盤に依存しますが、最終的に一番便利なものに行き着くということでしょうか。

最近では映画・ドラマといった動画や音楽はサブスクリプションが当たり前になりましたね。しかし、一時期はTSUTAYAやGEOでレンタルするのが普通でした。

2001年にiPodが発表されたときのジョブズのプレゼンでは「1000曲をポケットに」というメッセージでしたが、iTunes Storeのサービスが始まったのが2003年なのでこの間はみんなTSUTAYAでCDをレンタルしてウォークマンにせっせと保存していたわけです。

こうして、iPodで音楽を聴くことに慣れさせ、iTunesで購入するようになり、最終的にAppleMusic(サブスク)が登場するのですが、このときにはもう便利すぎてCDのレンタルなんてわざわざしないですよね。
この間に音楽業界も少しずつこの流れて合わせて変化し、今の形になりました。これも一番便利な形に行き着いた例です。

PayPayはサービス開始時に巨額の投資で大規模なキャッシュバックキャンペーンを行い利用者を集めましたが、お金だけに頼らず、工夫でうまく普及させたなと感じるのが、LINEです。
LINEが普及したときは携帯電話の番号をアカウントとして使うことで元々携帯に入っていた電話帳がそのままLINEのネットワークとして置き換わりました。LINEはこれが凄かったように思います。これがなければ普及にはもっと時間がかかったのではないでしょうか。

最後に余談ですが、セグウェイは発売当初、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、ジェフ・ベゾスといったIT界の著名人達が「人間の移動形態を変える革命的な製品」と絶賛したそうですが、実際の普及は今の所、そこまでしていませんね。やはり、時流を読むのは難しそうです。

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