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保育士18人パワハラ問題


桜を見る会などの
ひがみや妬みは
いいから
日本の
宝に力を入れてほしいな!
保育士の給料も上げないと
なかなか重労働だ!
なんでも小さい頃からの
教育が日本を育てる!
それができるのは
心豊かな
小泉進次郎大臣しかいない!


 浜松市西区の私立認可保育園「メロディー保育園」で保育士ら18人がパワーハラスメントなどを理由に一斉に退職届を提出した問題で、このうち12人が退職を最長で来年3月に延期することになり、20日に保護者らに説明された。他の6人は年内に退職する。これで来年1~3月は認可保育園としての保育士の必要数を満たせる見込みとなった。一連の騒動に専門家からは保育の質を求める声があがった。

 浜松市は20日夜、全株式を取得し園の運営を引き継いだ「ヒーローズホールディングス」(浜松市中区)の鈴木克美社長とともに、保育園で保護者説明会を開いた。参加した約80人を前に、市幼児教育・保育課の山本卓司課長は「必要数以上の保育士を確保できる見込みなので、安定的に事業を継続できる」と訴えた。

 メロディー保育園は4月1日時点で142人を預かっており、認可保育園としては少なくとも17人の保育士が必要だ。退職届を出した保育士全員が退職するとわずか8人となってしまう。12人が延期したことで、来年3月まではこうした事態を回避する可能性が高まる。

 ヒーローズは来年4月以降に備え、新規募集や傘下の保育園からの補充を順次行い、今年度中に引き継ぎなどを終える計画だ。鈴木社長は「万全の保育を提供するために態勢を整える」と強調した。

 参加した保護者らは「心配はほとんどなくなった」と胸をなで下ろし、「遠足などの行事は存続してほしい」などと要望した。市は21日も午後2時から同様の説明会を保育園で行う。

 保育園の正常化に向けて前進した格好だが、ハラスメントに対する責任の所在は不明確なままだ。

 保育士らは保護者に宛てた文書で、当時の園長らが子どもや保護者の前で罵(ののし)ったほか、「つわりは病気じゃない」と、妊娠中の欠勤を批判したという趣旨の主張をした。一部の保護者には、休日の保育を拒否するなどの対応があったという。

 当時の園長は13日、読売新聞などの取材に「こういうこと(退職届の一斉提出)があったということは、パワハラがあったことになる」と保育士らの訴えを一部認めた。翌14日の保護者説明会では、当時の園長と夫の副園長が土下座をして謝罪する映像がテレビで繰り返し放送された。それ以降は姿を見せていない。

 市には今年10月、メロディー保育園の保育士を名乗る人から電話でパワハラの相談があったが、「園に言わないで」と念を押され、事実確認できなかった。浜松労働基準監督署は「個別の案件について相談があったかを含めてコメントできない」としている。

 今回の騒動に対し、専門家は「今後は保育の質が大切になる」と指摘する。保育の現場に詳しい「保育園を考える親の会」(東京都)の普光院(ふこういん)亜紀代表によると、幼い子どもの人格形成には特定の保育士との間で安定した愛着関係を築くことが重要という。突然の環境変化は、未熟な子どもの精神状態を不安定にしかねない。

 実際、一斉退職の問題が明るみに出た13日朝に子どもを送りに来た人は、「子どもは何かを感じ取っているようだ。我が子が新しい環境に対応できるか、不安だ」と話していた。

 普光院代表は「子どもや保護者と信頼関係があり、やめられなかったのだろう」と退職届を出した保育士らに理解を示した。ヒーローズには「ゆとりのある人員配置をし、保育士が子どもたちとコミュニケーションを取れるようにしてほしい」と注文した。

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