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Spotifyは、次の新しい世界を発見する扉である。 Apple Musicとの違い。

3年間Apple Music一筋だった私がSpotifyに乗り換えた理由を書きます。友達はだれも聞いてくれないので、ここに私の考えるSpotifyの魅力を記します。音楽サブスクサービスの2大巨塔のどちらにするか迷っている人に参考なれば幸いです。

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自分は音楽が好きだ。
基本的に聴けるときはずっと再生している。

アップル信者なので、Apple Musicが日本でのサービスを開始したと同時に登録し使ってきた。最新のアーティストの曲が1タップで聴ける。毎日利用している。もはや生活の一部といっても過言ではない。

だが先日、ふと魔が差してSpotifyを使ってみた。
無料でも少し使えるのだ。

するとどうだろう。
あまりにも良い。

。。正直悔しかった。

アップル信者として今までAppleMusicと培ってきた絆はこんなにもたやすいものなのかと。

一体、自分が何に感動しているのか、分析して両者を比較してみようと思う。

① 思考停止UI
② 検索&サジェスト
③ プレイリストの切り口が秀逸
④ アーティストから好かれている気がする

① 思考停止UI

これが一番の理由だ。なにも考えずにいかに今の気分に則したグッドバイブスな曲を再生できるかはあなたのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を大きく左右する。

例えば、想像してみてほしい。朝起きて、音楽をかけたいときはあるだろう。

ただ、寝起き時の意識は朦朧としていて、スマホを手に取りApple Musicを立ち上げて、朝っぽい音楽の再生にこぎつけるのは一苦労だった。(私の場合はジャック・ジョンソン、ジェイソン・ムラーズをよく聴く)

スマートスピーカーに頼るのもいいだろうが、私はまだアレクサの流してくれるプレイリストはまだ気に入ってないし、何より朝から声を発したくない

Spotifyの良いところは、Home画面に表示されるプレイリストが時間によって変化することだ。何をかけようか と思考する時間が短縮されるのだ。

私はBMGがほしいときはJazzやアコースティックな曲かけるのだが、朝と夜で絶妙に違う曲調のものを上位に表示してくれる。これは微妙な違いではあるが、朝と夜とでは求めている曲調は全然違うのだ。

Spotifyはその細かな違いを的確にとらえている!
しかもこちらが検索する手間も省いてくれる。

表示されたプレイリストの再生ボタンをポチッと押すだけ。これで心地いい音楽が流れてくる。何気ないかもしれないが、Apple Musicと比較すると、いかに我々に思考停止させてくれるか、ということを考え抜いたUIであるといえる。

② 検索とサジェスト

サジェストというのはインターネットのサーチエンジンで、検索した文字列に関連の深い語句を逐次予測して表示する機能。

Spotifyは検索しやすい

Spotifyは能動的な楽曲の検索にも非常に強い。

検索時のレスポンス速度が圧倒的に速い。
早いは正義である。AppleMusicは申し訳ないが遅い。

Apple Music の検索とサジェストのUXは微妙

Apple Musicでライブラリ内で「The Chainsmokers」を調べる。しかし英語で検索してもパッと上位に出てこない。なぜか。それは日本版ではカタカナで「チェインスモーカーズ」と優先的に登録されているからだ。

カタカナで検索してみるとパッと上位に出てくる。

‥知ったことか!!

しかもマイナーな海外アーティストは英語のままだったりする。

これによりApple Musicではユーザーは検索前に「このアーティストは日本語化されているのだろうか、、はたまた英語じゃないと出てこないんじゃないか、、」という謎の駆け引きを繰り広げているのである。

これ共感してくれる人いるかなー。笑

Spotifyではひらがなでもカタカナでも英語でも検索できる。しかも「あいまい」な文字列でもバシっと検索できる。曖昧なワードで好みの結果が検索できることは、サジェストの性能がエンジニアリングの観点から見ても明らかに優れていることを示している。

Apple Musicでの今までの駆け引きはなんだったんだ、、とその快適さに唖然としてしまった。

このサジェストの精度の高さは検索時だけではなく、①にもでてきた時間やシチュエーションを想定したプレイリストを上位に表示させるといったところにもみられる。

随所にユーザーデータを生かした製品の作り込み精度の違いが如実にでている。これがサードパーティーアプリのハングリー精神からくる企業努力なのだろう。

③ プレイリストの切り口が秀逸

ここが本当に素晴らしい。
Spotifyは画像を効果的に使って、プレイリストの中身をイメージしやすいものになっている。Apple Musicのイラスト調のジャケットも個人的には好きだが、中身のイメージはしずらい。

音楽にBGM性を求める人にはSpotifyのプレイリストは魅力的であり直感的に「ダンス」にありつける。

④ アーティストから好かれている気がする

音楽のサブスクリプションなので作り手であるアーティストとの関係性が良いに越したことはない。完全に体感だがSpotifyのほうがアーティストから好かれている気がする。

サマーソニック出演のため来日していた元Oasisのノエル・ギャラガーも自身のSNSにこのような投稿をしている。

知っている人はわかると思うが、彼がこのような投稿をするのは非常に珍しい。普段は口を開けば「NGワード」が飛び出す。

それがどうだ。「良い人間になれる」とまで言い切っているではないか。Spotifyに好感をもっているのであろう。


▼また、「リアム違い」ではあるが、元One Directionのリアム・ペインはSpotify Japanのオフィスに遊びに来ている。

▼最近、水曜のカンパネラとのコラボで日本での知名度を一気に伸ばしている CHVRCHESも日本オフィスに。(先日のFUJI ROCKのステージ、ほんとに感動しました。2月の東京公演も行きます)

うむ、SNSでの発信も抜け目ない、Spotify。

このようにプラットフォームサイドとアーティストの良好な関係性は、曲のレパートリーだったり独占ライブ音源だったり、特製プレイリストにつながってくるので、サービスの充実度に直結する。

また、まだ駆け出しでYouTubeを主戦場とするアーティストのCover音源などもプロと同様にプレイリストに追加されている。アーティストからすると世に出回る可能性が高くなるのだ。

よって新しい才能たちはこぞってSpotifyに入れ込んでいる印象を受ける。

結び

音楽が好きだ。
これからもいろんな音楽に出会いたい。

そんな人にとっては、Spotifyは次の新しい世界を発見する扉である。

今回の記事が、音楽好きの同志のみなさんにとってサブスクリプションサービスを選ぶ際に少しでも参考になれば、嬉しい。

最近様々なサービスの登場によってコンテンツとの向き合い方が問われている時代になっている。その垣根は より溶け合ってコンテンツメーカーとファンの距離はどんどん近づいていくのだろう。アプリの細かいところまでその思想が滲んでいるSpotifyに惚れてしまった。

はじめは3ヶ月で100円なのでぜひみなさんもSpotifyでたのしいMusicライフを。

※Spotifyの回し者ではありませんよ!!誓って。

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