コンサルになる前に読んでおく本第二弾〜問題解決プロフェッショナル「思考と技術」〜

コンサルタントとして読むべき本として挙げられている有名な本「問題解決プロフェッショナル「思考と技術」」を読んでいまして、まとめていこうと思います。

課題を解決するときに大切なゼロベース思考と仮説思考

既存の固定概念が邪魔をして新しい価値を見出そうとしても全く新しいことを生み出すことはできないケースが多い。またその既存の枠の中で物事を考えていると否定要素がたくさんでてきてしまう。また変化の著しい時代ではそんなことをやっていては、取り残されてしまうのが企業も日本という国もそうである。

ゼロベースで考えることで既存の枠からはみ出して、新しい画期的な解決策を見出すことができる。それを実現するには、既存から抜け出しながら、さらに顧客にとっての価値をしっかりと考える必要があるのである。

まあ確かに、顧客のニーズを本質的にとらえて、新しいアプローチでそのニーズを満足させることができたらいいですよね(笑)タクシーVSウーバーとかね。

ここでは「顧客にとっての価値」を考え抜くことが重要とのこと。

そして根本的に、時代がゼロベース思考を求めている。なぜなら資源の流動性がめちゃくちゃ高くなってるから。高くなることで時代がドラスティックにスピーディーに変化している。

もちろんそんな中で、いつまでも黒電話を回し続けていては到底顧客ニーズは満たせずに死んでいくだけであるのです。

仮説思考について

これについてはめちゃくちゃ良いこと言ってる。というかめちゃくちゃ自分が思い描いていることを代弁してくれててうれしかったので、ちょっと引用します。

「仮説思考とは、限られた時間、限られた情報しかなくとも、必ずその時点での結論を持ち、実行に移すということである。とにかく早く結論を出して早く実行に移す。そして、その結果を早く検証して次のステップに繋げていく。」(P31)

とりあえず、現状から結論を出してアクションプランを立てる。これが著者のいう仮説思考の目的です。

その時に役立つキークエスチョンが「So What?」である。

また仮説思考をして結論を出すための情報収集は60%のみ行い、あとはPDCAでベストプラクティスに繋げていく。なぜなら情報量と思考量のパラドックスに陥るからである。

MECE

ミッシーとマッキンゼーでは発音しているらしいです。まあ、当たり前のことなんですが、MECEが大切な理由は、企業活動をする上でリソースは限られているわけで、それを無駄に使ってはなりませんよ、効率的に活用しましょうね、だから漏れとかダブりとかあってはだめだよ、あとは効率的に活用することで他者との競争優位性を高めましょうね。ということです。

当たり前ですけど、以外にMECEを使う理由というか考える理由がMECEを使うためにフォーカスされていたジブンがいたので、改めて再認識しました。

またMECEをして、抜け漏れ、ダブリなしだと判断できてからやるべきこととしては、それぞれ分けたものに対してどのくらいのリソースを割くのかどかを、資本を投下するのかどうかを考えることが重要である。

ようは、MECEできたら優先順位をつけようねって話。

そして、それをうまく行うためにやるのが3C分析。3C分析はよく聞くフレームワークでこの本では+1C(チャネル)があげられていた。

ここでめちゃくちゃ面白いことを言っていて、ジブンの考えとすごく似ていて共感した部分があって、それは下記である。

「理論的に考えれば、競合相手を考えなくても顧客をしっかりと捉えた戦略を常にとっていれば、競合に負けるはずはない。戦略を難しく考える必要はない。顧客にとっての価値を考え抜き、自社の強みを徹底して活かしながら最後に資源配分にメリハリを聞かせることだ。戦略は単純明快なほど良い。なぜなら、所詮人間が行うことであり、あまり複雑で難しいと実行が困難になるからである。」(P67)

長いのでここまでで一旦区切ります。

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