見出し画像

酔った時にしか書かないボードゲームのあれこれ⑨

続きです。トップ画は、手元に自分が連珠をしている姿がこれしかなかったので採用しました。いっぷく主催のすくすく連珠大会決勝です。今となっては懐かしいです。

東京に戻り、気軽にいっぷくに行けるようになったことが嬉しく足繁く通いました。そこでぴえこ先生に連珠会主催の東京オープンを紹介してもらい、早速参加しました。お初の場所に飛び込むことはもうとっくに慣れていましたが、対局場所の森下・芭蕉記念館は和室のトラディショナルな雰囲気で座布団を敷いて対局するスタイル。結構古風だな・・・と思った印象があります。

画像1

畳が故に、画像のような感じでみんなゴロゴロしています。初めて芭蕉記念館に行った方は異様な光景のように思えるかもしれません。でも大丈夫。そんなあなたもゴロゴロしてしまうはずですから・・・

と、そんなことはどうでもよくて、とにかく人と対局できることが楽しかった。連珠の対局はかなり独特で、将棋の序盤は比較的サクサク進むことが多いのですが、連珠は序盤から長考にふけることも多く対局が開始してから周りを見渡しても数手くらいしか進んでいないように見えました。将棋の大会ばかりに参加していた僕にとってはやや異質な光景に思えました。初参加の結果については詳細は覚えていませんが、辛くも勝利を挙げたはずです。

ただほとんど人と打つ経験がなく盤にも慣れていないことから、頭の中に盤がないせいで一回読んだ筋を何回も読んでしまったりととにかく苦労しました。その後は東京オープンにも何度か参加し多少慣れ始めて、いっぷくの四追い選手権に出場したり、ねこまどの大会やあすなろ杯に出場したりと連珠にハマっていました。それは事実だと思います。

何よりも感じていたこと。仙台にいた時には味わえなかった「連珠という競技を共有し合える」知り合いが爆発的に増えたことです。それがとにかく嬉しかった。実はまわりでも将棋を指す友人がいなく、そうした存在が出来たことが初めてで本当に大きな存在でした。

ですが、この後連珠とは疎遠になってしまいます・・・

理由はいくつかあります。

一つはバックギャモンという連珠よりやばいゲームに出会ったこと(今後ギャモンのことはたくさん書きます)。もう一つは、毎回参加者が大体同じで、より色々な方と対局したいという欲求を満たしづらいこと。さらに初段になってからはソーソロフルール(序盤の開局規定のルールの一つ)へと移行するなど、続けていく上で一つ超えなければならないハードルが待ち構えていること。

連珠にハマっていたので、ソーソロフルールについてもいずれやるのだろうなと思っていました。ただのハードルであると立ち向かう前に投げ出すわけではなく、実際帝王戦予選に参加したりと実戦経験もあります。その時は複雑でかなり膨大な研究を要するものだと思いました。

やれないことはないと思いました。でもそれをやったことで自分には何が残るだろう?と逡巡してしまいます。きっとその時点で、連珠に向いていないんだなと気づいてしまったのです。

そう、一番の理由は連珠を続ける目的意識が薄かったことです。

自分は今後連珠に打ち込むことはないと思いますが、連珠は面白いものです。競技自体もそうですが、連珠のトッププレイヤーは深い研究と鋭い読みによる、級位者の自分にとっては理解できるレベルではない高い次元で戦っています。そこまでに至った時間や労力、努力については純粋に尊敬しています。こうした連珠の良いところがもっと広まるべきと思います。

幸いにも、自分が連珠を始めた時と比較して、現在は様々な連珠のコンテンツが増えています。Renju Portalによる実況やコマラボによる配信は多大なる努力の賜物だと思います。今後、日本における連珠はさらに広まっていくものだと思っています。

完全な部外者の立場で偉そうに書いてしまいすみません。

以上が、自分が連珠と出会った経緯と打ち込まなくなった理由です。なんだか懺悔のようになってしまいましたね(笑)

まぁ今後は「五目クエスト」でゆる~く対局を行いたいと思います。連珠自体は本当に面白いゲームなので、将棋を指す方には是非チャレンジしてほしいなぁと思います。

さて今後はひたすらギャモンのことを書いていきたいと思います。やっとギャモンが書ける(笑)





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?