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煌びやかな世界の歩み方

夏を満喫している皆様、こんにちは。2年前、山梨県立美術館が目と鼻の先にある部屋に引っ越してきた大学生です。山梨県立美術館の特別展を紹介させていただきます。前回の特別展について情報を得たい方、奇妙奇天烈な生物に出会いたい方はこちらの記事をご覧ください。

1.「山梨県立美術館特別展訪問方法」

山梨県立美術館は甲府駅と竜王駅の中間地点にあります。徒歩約50分、車約10分、バス(敷島営業所発中央病院方面行、甲府駅バスターミナル1)で約15分かかります。駐車場も充実していて、美術館の向かい側にセブンイレブンもございますのでお気軽に訪問可能です。美術館前通りにはクリスタルミュージアムもございますので、併せて訪問してみると楽しみが二倍になるかもしれません。

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2.『蜷川実花展―虚構と現実の間に―』

山梨県立美術館では、かの有名なバルビゾン派ジャン=フランソワ・ミレーの作品《落穂拾い》、《種をまく人》を鑑賞することができます。さらに美術館には限られた期間でしか観覧することのできない特別展があります。現在、甲府市の蒸し暑い日差しを忘れさせる世界がこの特別展に広がっています。

それは2021年7月10日~8月29日「蜷川実花展―虚構と現実の間に―」という名前で山梨県立美術館に設営されております(8月22日まで臨時休館中です)。大人1000円、大学生500円、高校生以下(学生証持参)無料です。いつもと違った夏を過ごしたいとき、お金をあまりかけずアトラクションを楽しみたいときなどに、この特別展は最適です。

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ポスターのデザインも派手な色合いが使われています。しかし、ただ色を並べているわけではなく写真のデザイン性を大切にしていることがわかります。特別展内の写真も総じて素晴らしかったです。ツイッター、インスタグラムなどのSNSで発信しがいのある写真たちだと思います。撮影が許可されているブースはこちらです。

「桜 SAKURA」

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「永遠の花 Everlasting Flowers」

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「PLANT A TREE」

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「Theater」

「INTO FICTION/REALITY」

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撮影不可能の場所もあるので、マナーを守って撮影しましょう。

これらのほかにも実は蜷川実花が手掛けた有名人のポスターが複数枚飾られておりました。しかし写真撮影が許可されていなかったのです。肖像画人物の一覧を載せておきますので、彼らを鑑賞するためという目的で訪問するのも乙です。

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3.蜷川実花展、私のおすすめ!

私は7月20日に特別展を観覧しに行きました。入口からピンク一色の世界が広がっていて、一瞬で友達とはしゃいでしまいました。蜷川実花さんの写真をスマホで納めていくのもいいですが、「Theater」ブースで自分自身も蜷川実花さんの作品に組み込むことができたのです。友達に撮影してもらったその写真がこちらです。

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真ん中にいるのが私です。
もう少しポーズに趣向を加えるべきだったと思います…。

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まるで自分も煌びやかな世界一色に染まっているようです。私自身インスタグラムのアカウントを持っていないのですが、きっとインスタ映え間違いなしだと思います。

3.「蜷川実花(ニナガワミカ)って、どんな人?」

煌びやかな写像を作り出す女性写真家です。はっきりとした原色を用い、脳に強い印象を残す写真を生み出しています。また演出家であり映画監督でもある蜷川幸雄の長姉であり、彼女自身も映画監督を務めています。代表作は「ヘルタースケルター」(新藤兼人賞受賞)、「Diner ダイナー」、「人間失格 太宰治と3人の女たち」、「ヘビーローテーション」です。特別展を鑑賞した後に、これらの映画を鑑賞するのもおすすめです。ストーリー性も映画の雰囲気も特別展で垣間見たものと同じものを感じると思います。

さて、いかがだったでしょうか。

『蜷川実花展―虚構と現実の間に―』でインスタ映えの写真を撮るも良し。有名人の姿を堪能するのも良し。彼女の世界に浸るのも良しの特別展だと思います。この夏、今までと違う煌びやかな世界に行ってみませんか?

文・写真:田澤晴渚(山梨県立大学国際政策学部3年)

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