第2回バーチャルトリップ ~山梨県立美術館「蜷川実花展 ―虚構と現実の間に―」編~
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第2回バーチャルトリップ ~山梨県立美術館「蜷川実花展 ―虚構と現実の間に―」編~

本日はお集まりいただき誠にありがとうございます。第2回バーチャルトリップのガイドを務めさせていただきます。前回は読むのは先生だけだろうという油断により、高いテンションになってしまったので、今回は多少しっとりした感じで行きたいと思います。

この記事を書くことによって読んでくださったみなさんが、山梨県立美術館に少しでも行ったつもりになったら良いなという思いでガイドさせていただきます。

今回の旅はこのような巡りになる予定です。

Ⅰ.右手に見えますのは山梨県立美術館概要でございます。

さて今回は、というか今回もというのが正しいですが、、、山梨県立美術館にやってまいりました。山梨県立美術館では2021年の7月10日から8月29日まで、特別展「蜷川実花展 ―虚構と現実の間に―」を開催しております。
一般の方は1000円、大学生はなんと500円でございます。安い!ワンコイン!ただし8月22日まで臨時休館中です。お気をつけください。こんなポスターが目印です。

スクリーンショット 2021-08-14 20.03.33

花が咲くかわいらしい、そしてカラフルなポスターですね。
映っているのは私の大切なお友達です。
皆さんも実際に来ることが可能でしたらぜひ写真に一緒に写ってみてください。ポスターが意外と大きいので!

Ⅱ.左手に見えますのは蜷川実花さんの概要でございます。

今回の企画では蜷川実花さんの展示を行っています。蜷川実花さんは独自の世界観を持ち、いくつもの賞を獲得している写真家・映画監督です。蜷川さんの作品は8つの展示室に分けられており、その展示室の作品どれもが蜷川さんの独特な世界に私たちを連れて行ってくれます。中には写真も撮れる展示室もありましたが、今回はあえて写真撮影禁止の展示室に焦点を当てて旅をしていきたいと思います。頭の中で展示室を創造して、できれば実際に行ってみて思い描いたものと本当の展示の違い込みで楽しんでいただきたいです。

Ⅲ.前方に見えますのは展示紹介でございます。

今回のバーチャルトリップでは蜷川実花さんの展示室「Portraits of the Time」、「Self-image」、そして「うつくしい日々 The days were beautiful」の三つを巡っていきたいと思っております。

1.Portraits of the Time

まず二つ目の展示室「Portraits of the Time」です。ここは芸能人芸能人芸能人、一つ飛ばしても芸能人!飛ばさなくても芸能人!という感じでとにかく芸能人の写真だらけの展示室でした。

芸能人好きで詳しい方なら間違いなく楽しいです。芸能人に関してあまり詳しくない私でも楽しかったくらいなので。冗談ではなく開館から閉館までいても飽きない場所だと思いました。個人的には、「芸能人」という存在を蜷川さんがひとつひとつの「作品」にした、その完成形を眺めているような気分でした。誰が出ていたと言ってしまうとネタバレになってしまうので、さみしいですがこの展示室の滞在はここまでにしましょう。続きは現地で!(笑)

2.Self-image

次に四つ目の展示室「Self-image」です。直訳すると「自己像」。この展示室の作品は蜷川さん自身を被写体にした、なおかつのデビュー作だそうで、「デビューからこんな人を引きつける作品を生み出せてしまう蜷川さん本当に人間か、、、?」と私は思ってしまいました(褒めてます)。

蜷川さんはこの作品を通して生涯、「自分は何者なのか?」ということを問い続けていくんだろうなと思いました。蜷川さんは、みなさんは、私は、一体何者なんでしょうね。

3.うつくしい日々 The days were beautiful

最後の展示室です。「うつくしい日々 The days were beautiful」という題名でした。2016年5月に亡くなった父蜷川幸雄さんとの思い出を蜷川実花さんの言葉と共に視ることができる作品となっております。

お父さんとの記憶でさえも作品にしてしまうプロ根性のようなものを感じました。ですが、むしろ大切な記憶だからこそ作品にしたという解釈の方が正しいかもしれません。死ぬことは普遍的なことであり、生きている私たちの誰もそれから逃れることはできません。どんなに大切で近くにいる人もいつかいなくなってしまうし、終わるときは一瞬で、思い返すと本当にあっという間です。展示室にあった蜷川さんの言葉は、大切な人を失った人でないと綴ることのできない言葉だったように思います。私はここでこの作品たちを通して、蜷川親子の過ごした「うつくしい日々」のほんの少しを知ることができました。

作品に「永遠など虚構であり、実在と消滅こそ現実だ。」と言われているような気分でした。そして大切な人に連絡をしてみようかと思わせてくれる展示でした。皆さんもこの旅を終えたら、大切な人に連絡を取ってみては。私はこの展示室が、この企画展の中で一番印象に残っています。

Ⅳ.通り過ぎて後方に見えますのはガイドからの終わりのあいさつでございます。

今回のバーチャルトリップはいかがでしたでしょうか。

この記事をもし読んでくださった方がいらっしゃれば、そして何か感じてくださった方がいればこの記事の存在意義も見出されると思います。読んでくださって本当にありがとうございました。

万が一第3回のバーチャルトリップがあれば、またそのときにお会いしましょう!

では。

文・写真:森楓夏(山梨県立大学国際政策学部3年)

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美術館や文学館を大学生ならどう楽しむか。そんな視点から、山梨県立美術館と山梨県立文学館と山梨県立芸術の森を応援させていただいています。山梨県立大学の学生が編集メンバーです。気軽に「おいでよ」と言える状況ではありませんが、大学生ならではの楽しみを見つけていきます。