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待遇や働き方はもっと自由でいいのかも

介護士の待遇に不満を持っている方は多いかと思います。
休みがなかなか取れず、給与はけっして高くない。
ずっと介護士として働き続けることは残念ながら難しいのが現状です。

今回は面談時の交渉で働き方と待遇をアレンジした話をシェアしたいと思います。

私は介護士3年目に大学院に入学しました。
労働時間を大きく削減する必要があるので、働き方と待遇をこれに伴って大きく変えることになります。

まず、働き方に関してですが、大学院への入学意思があることは受験前から周囲に伝えていました。
いきなり「合格したので、働き方や待遇変えてください。」というのは健全な人間関係を損ねるように思えたからです。
結果的にこれはよかったと思います。
自分の考えやその意図を応援していただけましたし、合格後はスムーズに働き方が変わる前提でその後の話し合いをすることができました。

では、待遇面はどうでしょう。この話をする前に少し待遇とは何かについて触れなくてはなりません。
待遇とは=会社における自分の価値と私は解釈しています。
自分が会社に提供している価値が相対的に高いものであれば、当然待遇も伴っていなくてはなりませんし、これは逆も然りです。

管理者と面談をする際、私は勤務の希望条件を文面にして準備をしました。
働く曜日や時間、大学院の都合でこれらが変わる可能性があること、契約期間など。

そしてこれらを記入するにあたっては、自分の会社における価値を考えました。
自分が現場やその他業務でどのくらい会社に貢献しているのか。
これはなかなか難しいですが、周囲の人たちと比較してみるのも1つかもしれません。

みんながやっている業務に加えた自分のオリジナリティはあるのか。
オリジナリティはなくても人よりうまくできていることは何か。まだできていないことや今後の課題は何か。
これらを加味していくと、どこまで希望条件を書くことが適当か漠然と気がつきます。

もちろん自分の見積もりが甘く、条件がお互いに合意できない場合は、さらなる交渉をする予定でした。
しかし幸いなことに、こちらの文面で書いた希望条件はほぼ受け入れていただけました。

自分の働き方や待遇を変えてもらえたのは本当に感謝しかないです。
しかし、それは成り行きだけに任せて達成されるものではないと思います。

自らが持っている意思を周囲に伝え、合意を形成していく。まずは円滑なコミュニケーションから。
そして、その上でギブ&テイクを考えます。自分がテイクしたいもののために、ギブしているものはなにか。
どうしてもテイクできるものが少なければ、さらなるギブを提案するのもよいのではないでしょうか。

職場環境は会社のシステムによって思い通りにいかないことも多いです。
その一方、働き方を会社に決めてもらうのではなく、自分が会社にそれを提案していくことも必要になってくると思います。
理想の職場環境を探すのではなく、職場環境を作っていく。
待遇改善に向けたボトムアップの働きかけが、介護士を続けていく1つの鍵となるかもしれません。

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