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精進料理に目覚める3歩前 #32

出たがりのアトピーさんである。

夜大人しく寝かしつけたら朝には元気いっぱいで飛び出してくる。

羨ましいほどパワフルで気力も体力も
ワタクシの想像をはるかに超えてくる。
その有り余るエネルギーをワタクシにおすそ分け願いたい。


さて。
このnoteはワタクシがアトピーさんと体調不良さんから逃げ回るために
食事を精進料理の方向に進めていくものである。

あくまでも途中。

なので。
まだお肉も食べたいし
お腹を壊す原因のニンニクも食べたい
小麦粉使って揚げ物も食べたい。。

などなど数々の誘惑に立ち向かいながら
進んでいるような進んでいないような状況を記している。



それにしても。
適応能力とは素晴らしいもので
ワタクシはどうやらアトピーさんのいない生活に
この2年間ですっかり適応してしまったようだ。

生活の中で生じる手を使う作業がスルスル進んで行く。

アトピーさんが出てくるためのパフォーマンスタイムに
時間を割く必要がない。

快適そのものなのだ。


怠け者のワタクシである。
快適な場所には根を生やしてでも居座りたかったのだが。



皆さんご存じのように
今はアトピーさんと復縁中である。

今再びアトピーさんと生活を共にして気づく。

アトピーさんが自由奔放すぎるので
掃除を一度に全てこなすことができない。

ただでさえズボラ王国に永住権を持っているワタクシである。

そのワタクシに掃除をする気が起こっただけでも
褒めて頂きたい慶事であるのだ。


が。
アトピーさんと一緒に掃除を始めるには
濡れないようにまず手袋をしなければならない。

手袋をして掃除をし始めたら
アトピーさんは次なるターゲットを発見する。

そう。
高温多湿なゴム手袋。

高温多湿。ゴム手袋。
どちらもアトピーさんには大好物であるから
嬉しさのあまり隠し切れない喜びを
痒み形式でワタクシに伝えてくるのだ。

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そうなると。
ワタクシの中のズボラさんが囁く。

”そろそろ手袋外して1時間くらい休憩した方がよいぞ”

と。
素直なワタクシは抗うことなくズボラさんに従って
3時間の休憩
または24時間
または永遠の休憩をはさむ。

アトピーさんの奔放さについていくのも楽ではない。
先述したようにそもそもの気力も体力も異なる。

おまけにアトピーさんは2年間の充電期間があったので
なおさらである。

大損害のダイソンは今日からやっと現場復帰した。
これで明日の掃除はワタクシが主導権を握ることが出来るはずだ。

さて。
相変わらずだらだらと前置きを綴ったのだが
野菜が高くて買えないワタクシが
野草を薬草として調理していく途中である。

先ず始めに前回食してみたのは桑の葉であった。

前回は桑の葉

味噌汁。
チャーハン。
お好み焼き

に使用した。



今回は刺身があるので大葉の代打。
彩担当として使用しよう。

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うむ。
彩は完璧である。

ひと口食す。

可もなく不可もなく卒なく代打をこなしてくれたので
合格としよう。

桑の葉氏にはまだまだ見込みがある。
次回の登板を計画しよう。



次なる戦へ進もう。

前回の#31でワタクシは台風の存在をすっかり忘れて
センダングサの収穫を見事に失敗した。

センダングサの話を始めたばかりであるが。
早速ここで少し寄り道をしよう。

飲み水。
水道水を飲みたいのは山々であるのだが
アトピーさんの為にワタクシは山まで
自ら水を汲みに行っている。

今回もいつものように 
のこのこと山に登っていったのだが
蛇口の前には先客がいらっしゃる。

先客の給水が終わるまでの時間を持て余さぬように
ワタクシは近くの展望台に向かう。


そこで何時ものように
ちまちまと手すりの写真を撮りながら
渾身のだじゃれを思いついてにやにやしていた。

おっと。
ダジャレの紹介ではない。

展望台の脇の歩道に
台風の風にあたっていない

センダングサを発見。

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おまけにヨモギツワブキもあるではないか。

ふふ。
思わぬ収穫である。

この際、犬のお小水を被っているかどうかを
考慮するのは止めておこう。

どれも新芽をぷつぷつと摘んでいく。

思わぬ収穫を得てルンルンのワタクシは
もう一度自ら水を汲む為に逆戻りしたのだが

またしても先客。

水を汲むのは次回にしよう。

思わぬ収穫でルンルンのワタクシである。
水を汲まずにスイスイと山を下り家路につく。


さて。お目当てのセンダングサが手に入った。
今で畑で邪魔者扱いしていたのが嘘のように
その形や色さえも愛らしい。

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うむ。
紫外線対策にサングラスを掛けていたので
今までずっと色眼鏡であった。

採れたてで新鮮なものを食そう。

センダングサをじゃぶじゃぶと洗って
ザクザク切っていくのだが。。。。



何故だかどうしてもこいつの顔が
ちらちらと思い浮かぶ。

上下のあごを横にスライドさせながら
むしゃむしゃとセンダングサを食していたこいつである。

前回の桑の葉もそうなのだが
ヤギの大好物のイメージを拭い去ることが出来ないワタクシは
前回同様、チャーハンとそば粉と米粉のお好み焼きから
始めることにした。

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センダングサチャーハン
合格。

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そば粉と米粉とセンダングサのお好み焼きも
合格である。

こちらも次なるステップを期待しよう。


なんと。
今回も寄り道しすぎて今回も余裕の2000字越えである。

こうなったらヨモギは次回にして
最後にツワブキの紹介をしようかい。

ツワブキ

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ワタクシの知っているものと違うのか
ここにあるものはどう頑張っても
何故だか毎回皮がうまくむけない。

今回は潔く諦めて綿みたいな部分だけ取り除いて
細かく刻んで使ってみる。


がんもどき

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正確に申し上げるならば
がんもどき風であるのだが。

きんぴらにもできるツワブキである。

ツワブキの独特の強い香りと
歯ごたえがちょうどいい。


このnoteのタイトルになって頂いているのに
毎回すっかり忘れられていた精進料理である。


これもまた作ろう。

それでは今回はここまで。
ヨモギさんはまた次回。

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