山本太郎 6/15日 新宿街頭演説(予告なし街宣)書き起こし

れいわ新選組の山本太郎です。都知事選に対して立候補するという表明をしました。最初に選挙に出たのが2012年のとき、その時は落選。2013年に60万人に支持を得て当選。なぜ政治の場に立ったかというと、困っている人たちを何とかするのが政治の仕事だろう、今の政治の場で動かす気がなかったのなら、自分が直接行ってそれを言って、やっていこうとそう思ったんです。そこから6年経って国政政党を立ち上げて、バッチがない、こんな中で起きたコロナ災害、これは間違いなく災害ですよ、考えてみて下さい、リーマンショックってありましたよね、給付金を配られました。1万数千円ですよ。今回は10万円。これくらい差がある、多くの人たちが傷つく、そういうものだという表れだった。
今、バッジがありませんのでコロナ禍の中、街を歩いて色々な景色を目にしたということです。行き場を失った人たちが公園や駅や街の中にいるんです。今まで見なかったような世代まで、20代も30代も、支援団体に対してSOSを送ってきた、所持金ゼロ円です、2日間食べていません、どうにかなりませんか、そんなSOSを山ほど届いている。これだけ多くの悲鳴が聞こえているのに国がどうして動かないのか、行政がどうして動かないのか、焦りの中だったんです。東京駅へ行った、ずうと突っ立っている人がいる、ひょっとしてこの人は行き場を失ったかもしれない、誰かを迎えにきているかもしれない、だが、同じ姿勢で改札方面を見ている状態、声をかけたんです「支援をしているものですけど、今晩寝る場所どこですか」と聞いたら、ここだというんです。東京駅なんです。
突然聴衆から声が掛かった、マイクを渡した「小沢さん等が統一候補を出そうとしているのに、小沢さんに何か言うことありますか」太郎氏「特にないですけど」「小沢さんに対して失礼ではないか」「私が不義理をしたこととは、どういうことか詳しく教えて下さい」「無所属じゃなくれいわの公認にこだわった、で破断になった話なんですけど」「じゃ聞いてって下さいねごめんなさい、私がどうして都知事選に出ることになったか、一番重要な動機は仕事失ったりとか、家失ったりとか、店失ったりとか、そんな状況に陥ったじゃないですか、だって補償がなかったんです。この自粛には、それで生きていける人どれ位いる、金もっている人はそんなこと考えないんですよ、金や地位がある人間は1カ月2カ月、ロックダウンしようが生きられるんです。蓄えがあるから、この国で非正規4割でしょう、非正規の人が1週間仕事失ったときどうなる、例えば病気で、例えば怪我、住んでいた家出ていかなきゃならないんです、そんな状況が分かっていながら、どうして国は金を出さないんですか、国には通貨を発行する権利がある、日本円で借金していれば、いざとなれば日本円で返すことできますよ、そういう論理、どうしてそれやらないの、多くの人たちを救うべきでしょう、中小零細、この国の何割、98%ですよ、雇用されてる人何人、6割から7割、だとするならば中小零細、個人事業主が壊れるようなことになってしまえば、この国終わりますよ、しかもここ東京、特効薬もないんでしょう、その備えをするべきでしょう、潰れそうな企業潰さないとか、失業させないとか、そういうことを備えさせる必要があったんです。そういうこと一切しない、なぜか、コストだから、冗談じゃないってことです、国がこれだけ間抜けでも、あなたのお住まいのリーダーがあなたを守る気概があれば深く傷つかないんですよ、15兆円でやることやろうやという話なんです。まずは備えようと傷付いた部分は出すよと、次にやってくるものに対してしっかり備える、15兆円のお金で収まるかどうか、連続してくるような状態ならば難しいでしょう、だからこそ、これと並行して国に、金を出せよと圧力を掛けなきゃ駄目なんですよ、どうしてそれしないの」
地方債の発行で15兆円ということ。ご安心下さい、総務省とそのやり取りずっと続けていました。20兆円でも大丈夫でしょう。18%超えないから、総務大臣の許可が必要という所までいかないだろうと、東京都が発行するんなら買いたいという所いっぱいありますよ。
聴衆「国の財政が圧迫される可能性があると思うんですけど」
太郎氏「ないと思います、なぜかと言ったら国が出すと言ったら話は早いですよ、国が出さないから自分達で調達をする形になってしまうということなんですね、それぞれの県によって調達できる額は違う、東京都は東京の住民を守るために、最低限、底上げする」
参議院選で落選してから外を回っていたが、コロナがあり、商店街、色んな街、通り、街角で行き場を失った方々がたくさんいらっしゃいます。コロナ災害がある前から多くの方々にとって、経済的に緊急事態が始まっていたんですよ、20年以上のデフレですよ、あなたの置かれてる状況はプラスに向かいましたか。取られるものは取られていって、そこから受けられるサービスはどんどん削られていった状態になっていませんか。
企業側がプラスになるような政治を続けているから、みなさんのためにプラスになることにはならない。トリクルダウンにならない、上が潤っても下にしたたり落ちない、当然ですよ、上が潤って下にしたたり落ちるのは、電通とかパソナのことですよ。自分達の既得権益の所にはちゃーんと金が回るようになっている。みんなの所には回るようになっていない。働き方はぶっ壊されて、その上に外国人労働者を多く、この国に入れるということもオーケーになっちゃったんですよ。
日本の労働者にとっても、外国人労働者にとっても悲劇ですよ。この国に生きている人の仕事を奪うような社会を作ったら当然壊れるに決まっているでしょう。外国の安い労働力を入れたら仕事の奪い合いになるでしょう。
まず、この国に生きている人の雇用を守る政治をやらなきゃ、当然国壊れますよ。国は壊れない、形だけでも残る。この国に生きている人々が倒れるんですよ。コストダウンされるからオーケーだという考えなんですね、経団連とか、だから求め続けているんですよ。より安い労働力を海外から大量に入れろ。得してるのは安い労働力を欲しがっている経営者だけじゃないですか。
それに貢献している政治家も次の選挙で票が貰え、資金提供がされたり、落選した時には何かのポストが貰える約束の基にこの国を壊し続けているんでしょ。コロナがある前は企業は最高益でしたよ、みなさんの間ではどうですか、この20年の間に所得が上がって過去最高益という状況がコロナの前にありましたか、なかったでしょう。完全に搾取されるシステムが出来上がっている、その仕上げとして、外国人労働者をより大量にこの国に流すようなことをしていた。余りにも有り得ない話でしょう、それが国会の中で行われていたんだということですよ。
この国を壊したのは誰だ、確実に政治ですよ、この政治を作ったのは誰だって、この政治を選んだのは誰、そして、選ばなかったのは誰、放棄したのは誰、選挙なんて行ってられるかよ、関係ない。
今、目の前の地獄、これから先さらに地獄が広がっていくような状況を作り出したのは、私なんですよ、政治に対して危機感を持たず、自分のことだけで生きてきた、私なんですよ。それに気が付いたのが福島の原発事故だったんです。
聴衆から外国人を追い出せと声かかり、しばらくやり取りあり。
人間を部品みたいに扱う社会が出来ている、作ったの誰、当然政治ですよ、それを求めたのは大企業側ですよ、それに対してブレーキを掛ける、その責任をおったのは誰といったら、この国に生きる一人一人じゃないですか、私はそこに対してブレーキを掛ける、声を上げようとしなかった。
それは間違いだったことに気付いた時に、私みたいな極端な人間は、じゃ中に直接言いにいってやろうと、普通はあり得ないですけど自分はそうなったということなんですよ。それで国会にいったという話なんです。
言いたいことは何か、日本国内にいる労働者の労働環境も賃金も守られていない中で、外国人労働者が入ってきたら、日本人でも地獄ですよ、非正規4割、病気でも怪我でも1週間仕事休んだら、次の家賃払えなくなりますよ、そんな不安定な人たちが4割もいるんです。
このコロナによってシフトを減らされたり、辞めさせられたり、路上出るしかないでしょう。
これまで私たちが政治から手を離して、好き放題やらせてきた結果、セーフティネットも、ものすごい脆弱なものしか残っていなかったことです。私は怖い、自分に自信がない、将来20年後、30年後、自分が何やってるか分からない、そんなこと分かる人いますか、私も分からないその一人、困っているかもしれない生活に、その時にちゃんとしたセーフティネットが出来上がっているような社会にしてたいじゃないですか、私を見捨てない社会を作りたい、それが原点ですよ。
聴衆から声が掛かり、やり取り。
自分が困っているときに助けてくれる社会を作りたい。強烈に作りたいと思っている人を送り出すしかないんですよ。その先頭に立ちたくて、今日、立候補を表明した。注目をして頂きたい。山本太郎の政治活動に注目して頂きたい。
聴衆から声が掛かりやり取り。人の意見に対して抑圧するようなことは止めましょう、それが日本でしょう。(発言者が訳の分からないこと言うため回りから文句が出た)
この国の権力者は総理大臣でもない都知事でもない。あなたなんですよ。あなたが払った税金で食べさせて貰ってる人達ですよ。あなたが一番の権力者だってことですよ。
東京は日本のGDPの2割、人口も日本の1割、多くの人と企業がいる、中小零細、個人事業主もここが大きく地盤沈下したら日本の国自体が大変なことになりますよ。国が本気を出さない、潰れる所は潰すしかないだろうという感覚で今、やってますよ、倒れる奴は倒れろよしょうがないだろうって、自己責任にされてる、そんな世の中にしてたまるかよってことです。
それを変えるために東京都から変えるためにすぐ近くにチャンスがあるんだったら立候補しない訳にいかないだろうってことですよ、
それだけの話なんですよ。それだけなんです、本当に。先頭に立ちたい、今日、立候補したということです。
野党から統一候補で出ないかという話があった、ただ、最終局面でどういう話合いで物別れになったといったら、次の衆議院選挙で消費税5%に減税するということを野党全体の公約にして欲しい、とお願いした。コロナの前から考えても多くの人が傷ついている。10%に上がることで首が締まって、店を畳んだり、自分の命絶つことになったり、色んな状況が生まれていた、20年の不景気の中でそうなってたんだからってことです。
その末に消費税の増税、経済的に緊急事態だった、コロナ災害がやってきてどうなったか、給料減った、失業した、家と店失った、色んな人達がいる中で、じゃ、私が目指すのは総理大臣だけれども、次の国政選挙までこの状態を放置できるかといったら無理だよ、国政選挙いつだよ、秋ですか、冬ですか、来年ですか、それまで何も出来ないんですか、でも東京都知事選だったら6月18日に始まって、7月4日に投票があり、勝負がすぐ出来る、そこに賭けたいじゃないですか、15兆円の金を東京都として作って、実際に底上げ出来るんですよ。国を揺らせるんですよ、いい加減にしろと、すべての地方に対して充分な財源を与えろと言えるんですよ。それをやりたい。やらせて貰えないですか、というお願いのために私は今日、立候補表明させて貰いました。すみません話が長くなっちゃって。消費税5%を決断出来ない野党共闘なんて有り得ないでしょう、見てる世界が違いますよ、そういうことで、れいわ新選組の公認として、立候補を表明した、山本太郎でした。(拍手)
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