半信半疑ではなく全信全疑であれ

最近は暇があったらスマホで「あれ」を見ている。


僕は普段一緒にお仕事をさせてもらっている周りのスーパー起業家の方々と比べると、ビジネスがまだまだうまくない。それを自覚しているからもっともっと貪欲に成長したいと思っている。

何かを吸収するときに、半信半疑で学ぶのは何も学んでないと一緒。今までの意思決定の積み重ねで今の目の前の現実があるんだから、今求めてる結果が手に入ってないなら、過去の自分の思考と(多くの場合)感情からうまれた意思決定は効果的じゃなかったことになる。

なら、違う考え方を丸っと採用しないと現実は変わらない。自分は右に行った方がいいと思ったら、逆に左なんじゃないかと疑うぐらいでちょうどいい。ということで、僕が何かを学ぶときに採用する5つのステップを今日は紹介してみよう。


1. 学ぶ人を選ぶ

半信半疑は選ぶまで。僕の場合はその人の実績もそうだけど、自分の理想と現状に合った「個別化されたアドバイス」をもらえる人なのかどうかもすごく重視する。その人のアドバイスで結果を出してる人がどれぐらいいるのかもしっかり事前リサーチする。「好き」で学ぶ人を選ばない。自分を伸ばすのに最適な人を探す。

2. 選んだら徹底的にインプット

その人の「言葉をそのままで」吸収する。これまで学んだことと似ている概念があっても、その人の言葉のままで吸収する。誰かに聞かれたらその人の言葉で答えられるようにする。一定期間は染まる。好きで何度も見てる漫画のあのシーンのこのセリフがいいよねってマニア同士で語り合えるぐらいになる。

3. その人のアドバイスを予想する

自分の相談に対して、または他の人に相談に対して「この人だったらなんとアドバイスするか?」を予測する。これが8割型一致するようになるまでは答え合わせをする。答えが違っていた場合は、背景にあるどんな考え方や前提がその答えの差を生み出してるのを考える。聞けるなら聞く。まずは自分の「分かる」をつくること大事。分かるができると自己評価ができるようになるので、自己練が機能する。別の言い方でいうとセルフコンサルができるようになる。なので、分かる→できるの順番で鍛える。

4. 言われたことは全部やる

一定期間納得することもしないことも全部信じてやってみる。これが全信全疑の真髄。特にこの納得いかないアドバイスこそが大事今までのうまくいかなかった自分の思考の枠組みから外れるものなので。最低でも数ヶ月から1年ぐらいは。

5. 最後に振り返って検証する

一定期間の後に、何がよくて何がよくなかったかを全部振り返って検証する。これによってその人のアドバイスの精度が高い部分と低い部分が分かる。または自分に合うことと合わないこと。もう一度いうけど、最初から自分に合う合わないを判断するんだったら生み出される結果はほとんど変わらない。だからこそ、一定期間は徹底して染まる。守破離の守をやりきったあとで、検証に入る。



そんなわけで、最近は暇があったらスマホで「あれ」を見ている。

あれとは、4年で美容室のDearsのFC店舗を99店舗まで展開していて(全店舗が黒字化している)、北原さん(@kitahara64)が運営する無料のFacebookグループ「北原メシ」に載っているコンテンツだ。

画像1

とんでもないクオリティのコンテンツが、大量に投下されている。例えば、一回の投稿でこんな感じ。(許可をいただいて転記します)


【信頼残高とクラウドファンディング】

カドカワのトップ編集者である伊藤 直樹 さんが僕のことに触れてくださり、「信頼残高」について語られていたので、僕自身の経験もシェアします。

※伊藤さんの投稿については、コメント欄にキャプチャ画像で張り付けてありますのでそちらをご覧ください。

●ディアーズでやったクラウドファンディングについて

丁度今から2年前、通販をスタートする為に認知と速度と権威性を手にするためにクラウドファンディングに挑戦しました。

それがこちらです。

ーーここからーー

2017年6月15日18時から7月19日23時59分までの期間、ディアーズのオリジナルシャンプー・トリートメントの通販事業立ち上げ資金を、クラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREを通して一般公募(目標金額50万円)。

合計で3,764,860円の資金を調達したことをご報告いたします。

多大なるご支援、誠にありがとうございました。

皆さまから預かった大切な資金は、通販事業の立ち上げ資金として活用させていただきます。

■ クラウドファンディング概要
プロジェクト名 :髪の悩みを解決するヘアケアを、たくさんの人に知って欲しい
URL      :https://camp-fire.jp/projects/view/28959
期間      :2017年6月15日~7月19日
目標金額    :500,000円
現在金額    :3,764,860円(パトロン数172人)
リターン一例  :・早割20%OFF 1セット 7,520円
・早割20%OFF ギフトセット 7,820円
・早割20%OFF 2セット 15,040円
・特価10%OFF 1セット 8,460円
・特価10%OFF ギフトセット 8,760円
・特価10%OFF 2セット 16,920円
*リターン配送予定 2017年8月
ーーここまでーー

このような内容ですね。

シャンプーという間違いなくご家庭に既にあるであろう商品を、貯めていた信頼残高を使いサクセスさせました。

客観的には「300万もすごいな!」という数字ではあると思うのですが、ディアーズ運営サイドからすると、「禁じ手」となる手段となりました。

やった事に後悔も一切なく、「やってよかった」という結論ではありますが、「連発するものではない」という事です。

その理由を今回は信頼残高とクラウドファンディングを深める為に書いていきます。

●クラウドファンディングは信頼残高と期待値をお金に変換する装置

クラウドファンディング(クラファン)は、

・信頼残高をお金に換えるか?
・期待値をお金に換えるか?

この2つの特性を持っていると思います。

★信頼残高へのアプローチについて

まず、信頼残高をお金に換えるケースは、今まで出会ってマネタイズを先送りにしておいた一方的に商品やサービスを届けてただけでお金を頂いていない状態で溜まる、信頼値をお金に換える(換わる)イメージです。
シャンプーという間違いなく一家に1セットはあるであろう商品を販売しようとすると、売れないんです。必要あります?シャンプー。ないですよね?笑

なので、「北原に世話になったから、ここはいっちょ応援してやるか」と、既に家にお気に入りのシャンプーがあるのにもかかわらず購入していただく形になりました。

商品が欲しいからではなく、「応援してやろう」「お世話になったから」という形の、ご祝儀のようなイメージですね。

信頼残高で勝負をかける場合、「使えるもの」「使うもの」だったらなんでも売れます。

イメージしてみてください。
お世話になっていく方に、一方的に永遠と世話になっている関係が続いていたら、「何か買える商品とかないですか?」という形て「何か返したい」と提案すると思います。

すごい販売力がある営業マンはこれを勝負で持っていきます。
僕も美容室を作る際にお世話になっている営業マンがいるんですが、その人にお金が入るようにしたいと常々思っていて、信頼残高を貯めに来るんです(笑)

こうなると、何かチャンスがあれば「返さねば」という姿勢になりますよね。

それと同じロジックでクラファンで信頼残高を貯めまくっていると、「ここぞ」というときに応援してくれるように、購入をしてくれます。

ただ、それでも当社では禁じ手になっているわけです。
その理由としては、

☆貯めた以上の変換をしてしまう

というところですね。
クラウドファンディングという特性上、購入者をこちらで選ぶ事はできません。

ウェブに公開されてしまうので。

その為、信頼残高を30しか貯めれていない方に、50の換金をさせてしまう可能性もあります。

この場合、何が起きるかというと、20分の前借りが起きるので、関係性がもろくなります。

どのような場面に現れるかというと、繋がり、見守り、ファン化、から離れていくというようなイメージですね。

売った瞬間「終わり」が始まり出します。

実際に、ディアーズでおこなったクラファンで一番金額を入れてくださった方で、クレジットカード(ノーマル)を限度額マックスである30万入れてくださった方がいます。

普通でしたら、「ありがとうございます!」となるかもしれませんが、僕がその時に感じたのは、「信頼値では返しきれない応援をさせてしまった」「今後の関係性は?」という部分です。

この貯めた以上の変換をしてしまう事からクラファンの「危険性」も感じました。

☆そしてゴールがない世界でさらに課金を催促してしまう
さらにクラファンの特性上、目標金額に到達しても「もっと」というアプローチに発展しいていきます。

すでに支援してくださっている方たちにも「もっと」が届いてしまう為、信頼値では返しきれない負債がたまります。人離れが起きていきます。

この「もっと」をアプローチするときに条件があって、クラウドファンディング自体がバズり、人が勝手に集まってくる現象が起きていて、そこに信頼残高ではなく商品への期待値で購入してくれる人に発展していく状態ができていれば、

「もっと」が有効打になるケースもあります。

しかしシャンプーという特性上、「期待値」というものが作りにくいです。
使ったことがない人がいないですし、家にありますからね。

★期待値が高まる商品(まだ世の中にないもの、オーディエンスファーストで待っていてくれている物)

期待値が高まる商品というのは、まだ「世の中に無い物」だったり「待っていました!」と言われるようなもの、もしくは「変わりが無い物」です。

まだ世の中にない商品の事例として(当時は)、1億円を集めた「折り畳み式ファイブリッドバイク」

https://www.makuake.com/project/glafit/

などは衝撃的でしたね。

他に、「待ってました」(オーディエンスファーストモデル)と言われるものや、「変わりが無い物」の事例として、

・アイドル活動をしている人の写真集や音楽CD
・人気コミックのアニメ化

などなど、

こういったものは、世の中にまだなく、変わりがないので、期待値で勝負ができる商品ですね。

また、キングコング西野さんの、講演会が開ける権利などもこれにあたります。

希少価値が高く変りも効かない。そしてオーディエンスファーストである所が強みですね。

★信頼残高を使った当社のクラファンの懸念材料

・商品ではなく信頼をお金に変えて関係が終わってしまう
※信頼残高を貯め続けられる関係性や繋がりができているか?
・関係性を築きあげたのに売り手とお客になって終わりが始まってしまう
・シャンプーなどを割引してクラファンに出す為、結果安売りになる

という事から、1回で終わりとなりました。

★クラファンの魅力

しかし、悪い事ばかりではなく、「支援してくれた人の言葉」をもらう事も出来ます。

https://camp-fire.jp/projects/28959/backers#menu

このページですね。

支援してくださった方がメッセージを残してくださるんですが、年に何回か見てしまいますね。凹んだ時とか。月1くらいで凹みます。メンタルガラスなので。

そんな時にこのページを見たりすると、実行者からしたら心の支えにもなりますし、他者から見たときには、「権威性をあげる」事もできます。

★自社が出した信頼残高とクラファンへの考え

・クラファンは期待値で勝負でき広がりが期待できる希少値の高い商品でアプローチをする
・信頼残高の売り方のコントロールができにくいクラファンでは換金しない
・クラファン関係なく常にやってる事の延長線上で信頼残高が貯まるようにし続ける
↑北原メシ、ツイッターなどのSNSの情報配信
※基本お金をもらうときは、会場費、食費、など費用が発生したときに絞る
※自身の行動に対しての費用はできる限り請求しない
※行動導線上に常に新しい人との出会いの場と出会った人との交流の場を用意しておく(北原メシもそれにあたります)

こんな感じになりますね。
長くなりましたが以上になります。

ありがとうございました。


いやー、お腹いっぱい。になりそうだけど、あきらめず毎日吸収。ステップ2の「選んだら徹底的にインプット」をやっている。そのうち、喋り方も似てきてしまうかもしれない。(youtube動画のときはちょっと声が高くなる)

自分のやり方でやりたいなら、いろいろと試すといい。でも結果を早く出したいなら、僕の5つのステップみたいに一定期間染まり切るってのももしかしたらいいかもしれない。



追伸、

この前北原さんとyoutubeの動画を何本か撮ったので良かったら見てみてください。


追伸2、

北原さんの人柄について知りたい方はこの記事か

この記事をご覧ください。


追伸3、

北原メシに興味ある方はこちら

画像2


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