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衣食住オタク・第1話「店主が推したい 切る道具」

さっそく第1話です。
連載の趣旨はこちらの記事にまとめてありますので、まずこちらを読んでみて下さい。

正直、連載と豪語してはいるものの、相当ものぐさな性格なので保証はできません。なので、なるべく負担を減らするべく、写真は1枚にさせて頂きますね。しかも、サムネイルと一緒です。
なんかPRっぽくなるかなと思ったので、リンクは貼ってません。商品が気になったら調べてみて、ご自分で買ってみて試してみて下さい。失敗なく最良の道具にたどり着けると思うな、が当店に代々伝わる教えです。

さて、今回のテーマは「店主が推したい、切る道具」です。

私が料理や生活に興味を持ち始め、結婚して初めて家を出た、というのが1番のオタク化のきっかけです。
これから先、自分で料理をしていくのか...という緊張感の末に「ええい、形から入ろう」と、仕事や先輩への聞き込みを通してまな板と包丁のことを調べていったのが始まりでした。

出来ることなら毎日続けたいなぁと願うルーティンワークの中に、惚れ込んで手に入れて、さらにどんどん愛着が深まっていく道具があるとどうでしょう。いつかダメになるかも、ダメになってもいいやと、ダメ元で使うよりもはるかに充実した時間になりましたね。これととことん付き合っていくんだ、という愛情がベースにあると、不思議なことにルーティンがよく続きます。

台所にトキメキが足りないかなと思う方はまず、切る道具からオタク化するのがおすすめです。毎日、惚れ惚れしますよ!


さて、購入順に紹介しましょう。

買った順番って、次のもの選びに関わるからすごく大きいですよね。
(メーカー)@購入店で記しておきます。

①黒鎚目の牛刀(釜浅商店)@D&DEPARTMENT TOKYO
①銀杏のまな板(釜浅商店)@D&DEPARTMENT TOKYO 

②ペティナイフ(包丁工房タダフサ)@Call
③パン切り包丁(ジャン・デュボ)@TIMELESS CONFORT自由が丘店


銀杏のまな板と牛刀

1年前に結婚して実家を出た時に、ホワイトデーに旦那がプレゼントしてくれました。当時、D&D TOKYOのスタッフ配属で、釜浅商店の担当になったことがきっかけです。その時に、「いい包丁・上等な包丁」=「研ぎ続けることが出来る」ということだと教えてもらいました。安価なものは、使用している原料の関係で研いでも上手く刃が立たず、メンテナンスしてもいまいち切れ味が持ち直らないってことだそうです。なので、その後砥石も一緒に買いました。日本で古くから親しまれている「三徳包丁」より、「牛刀」のほうが細身で先端部分で肉の処理などしやすいよと先輩が教えてくれたので、牛刀を選んでリクエストしました。重さもちょうど良くて、非常に気に入ってます。
で、まな板は、やはり木製だと刃の持ちが良くなるらしいというのが決め手。もう刃の跡がいっぱいついてますが、抗菌作用を信じて熱湯かけるくらいしかしてないです。いつもたわしでこするだけ。今の所、肉・魚・野菜も一緒にやってますが、昨日ふと読んだ土井善晴さんの本「おいしいもののまわり」に、においの強いもの(にんにく・魚とか)とそうでないもので分けてると書いてあって、ああそういうのもいいかもなと思ってます。でも、厨房が手狭なので、それはもう少し経ってから試みようかなと。
銀杏(いちょう)である良さというのは、先日北欧で白樺のまな板を買った時に気が付きました。とても柔らかくてしっとりしている。で、音が低音で、心地が良い。素材ににおいがうつらないので、料理人はメス銀杏のものを使うと聞きましたが、それ以上の良さがありました。6000円くらいしますが、本当に傷んでもう駄目ってなっても同じのを買いたいと思ってます。

ペティナイフ

これは、引っ越しが落ち着いた夏頃でしょうか。りんごとか、果物を剥く細かい作業をするのに牛刀は手が疲れるなぁ、と思ってペティナイフを購入しようか検討していました。旦那と料理したりして、もう一本あると効率良くなるかもなということもあり、小回りが効いて軽く、果物以外に野菜なども支障なく切れるくらいのものをなんとなく探していました。ちょうど、参加したフリーマーケットで皆川明さんの「今日のまかない」という本を買って読んでいて、かなりの料理好きであることを知って感心していた頃でした。表参道に行く用事があったので、spiral上にあるcallにふらっと立ち寄る。(minaの服はもちろんなのですが、皆川さんが選んだグロッサリーもあってとてもおもしろいのです。定期的に訪れてます。)そこに、包丁工房タダフサの包丁が一式並んでいました。店員さんは、包丁に詳しいという感じではなかったのですが、料理好きの皆川さんが選んでるなら確かだろう!と、7500円くらいでしたがそのままマジックにかかり購入。お店で持たせてもらった時に、軽すぎるかなぁと思ったんですが、実際に切ってみると片手でリンゴを持ちながら空中で切るのに素晴らしく最適な軽さ。刃もすごく薄くて繊細。これも研ぎながら使ってます。調べてみると、プロダクトデザイナー・グラフィックデザイナーを起用している超本気の商品でした。これ、プレゼントしたくなる逸品です。ハーブ系の葉もの刻むとか、材料自体が軽い時に積極的に使ってます。

パン切り包丁

これはかなり最近購入しました。引っ越しから1年経とうとするくらいの頃です。実家では毎日のようにパンを朝ごはんにしていましたが、旦那が白ご飯派ということもあり、トースターはあるのですが普段はしまっています。なので、あまりパンを切る機会はなかったのですが、たまにパンを買うと、やっぱり普段の包丁だときれいに切れませんね。それがいやで、よりパンを買わなくなったりもしました。ただ、海外旅行の時に毎日パンを食べてから、やっぱりパンに合わせたい料理もあるよなぁと、パンへの思いが再燃。帰国してすぐ、自宅に友達を招く予定があったので、みんなでパンを食べよう!とその日の買い出しに思い切って購入しました。4000円ほど。たまに登場するくらいだし、5000円を超えてくるとテンションが下がるなという気分だったので、見た目が好みで今の食卓に合いそうなデザインを〜と選びました。ジャン・デュボはかなりいろんなお店で売ってますが、柄の部分のカラーバリエーションがすごくあるんですね。赤・黃・茶・白・黒・ピンク・ステンレスそのまま、などなど。TODAY'S SPECIAL、TIMELESS COMFORTは、自転車移動圏内なので時間がある時に15分ずつくらい見てるのですがどちらの店舗でも扱ってて、ベージュは後者のお店にあったのでそちらで購入しました。ひとつ気になる点が、刃にエンボスされてるロゴの裏面。刃が薄いことの裏返しだとは思うのですが、エンボス加工が響いた凹凸が...出てなかったらなぁとか。細かいですね〜。(笑)まあ、これはこれでいいんでしょう。ケーキとか、切りたい幅が広い時にも活躍してくれてます。


最後、パン切り包丁でぼやきが入りましたが、まあそれも含めて気に入ってます。包丁はしばらくこの3点で十分にやっていけると思います。砥ぐの大変そうという声も聞こえてきそうですが、砥石は水につけて、ぶくぶくと気泡が出てくるのが止まって全体が水を吸ってから、滑らせるようにするだけなので簡単です、というのが私の考えです。5分もかからないし、研いだあとの切れ味を試すのがとても楽しいです。どうしても傷んできたらプロにお願いすると良いのではないでしょうか。

包丁のことをもっと知りたいという方は、こちらの記事がおすすめです。樋口直哉さんという、私が好きな料理家さんがかなり詳しく書いてらっしゃいました。


こんなところで、今回は終了です。1時間半くらいかかりましたね、案外時間を食ってしまいました。笑
趣味の話ではありますが、包括的な知識を詰め込んで、読み応えのあるものにしていけたらいいなと思います。

次回は、リクエストのあった調味料で、「油たち」にしようかなと思ってます。

では、また次回をお楽しみに。

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