コントが始まる


「コントが始まる」というドラマが、昨日最終回を迎えた。
普段ドラマを観る習慣が無いので、こんなにも毎週心待ちにして、ほぼリアルタイムで全話観たのは久々だった。半沢直樹以来か。

良かった… 本当に良い作品だった。

売れないトリオ芸人、マクベスの3人春斗、瞬太、潤平を中心とした青春群像劇なのだが、ぜひ検索して頂いて、大まかなあらすじだけでも読んでもらいたい。

最近、色々なお笑い番組、芸人さんのyoutubeを観るようになり、「お笑い」「お笑い芸人」という存在に強く惹かれるのだが、このドラマの影響も大きい。

下積み期間が長い方が多い芸人の世界と、奨励会で修行を積む将棋の世界にどこか似たようなものを感じて、親近感が湧くのかも知れない。
マクベスの3人が無邪気にバカなことやって笑い合うシーンも、そんな中でも売れていないという現実を常に抱えていたり、面白いか面白くないかをジャッジし合っているような雰囲気も、どこか既視感があった。

奨励会員の頃、よく10秒将棋をやったが、どんなに早指しで騒ぎながら指しても、どこかにシビアに力を競っている雰囲気は確かにあった。このニュアンスを伝える事は難しい。無邪気さとシビアさの同居。だろうか? とにかく芸人の世界と自分の世界とに共通項を感じてしまうのだ。

「コントが始まる」の中ではマクベスの3人だけでなく、周りの温かい人間
模様も丁寧に描かれる。そこには芸の世界のシビアさはあまり関係なく、どんなシチュエーションの人にも共感を呼ぶような心地良さの中に、人間の内面を描いてくれている。そういう部分もこのドラマにハマっていった要因だろう。


〜職場での悲惨な嫌がらせと恋人の裏切りで人生のどん底にあった中浜姉妹の姉、里穂子はひょんな事からマクベスにのめり込み、マクベスを応援する事を生きがいのように感じるようになる。一方、売れない現実に解散を決意するマクベスの3人は…

…やばいやばい。 ストーリーをつい語り出しそうになってしまう。ちなみに里穂子の妹、つむぎの温かさも必見です。潤平と潤平の彼女の10年のエピソードも素敵だよなぁ。恩師、真壁先生も最高だし…

…危ない危ない。。 ちなみに一番の推しは焼き鳥屋の大将ですかね。ファミレスの店長もgood!!あ、楠木マネージャーを忘れてました。クールな熱さが最高でしたね。春斗の兄ちゃんも良かった…。

… このドラマにハマった同士の方は、コメントやリプライ下さいね。笑


山本博志


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