初恋、そして陰毛が絡みつた春

こんばんは、ヤマゲンです。
色々と訳があって2ヶ月弱お酒が飲めていません。
またこの理由はいつか書きたいと思います。
やらかしたとかでは御座いません。
M-1シーズン中の芸人特有の願掛けでも御座いません。
寅さんのとこのやつでもありません。
ほな、体いわしてるやん!!!!!!!
まぁまたおいおい書きます。

ネコニスズのM-1も3回戦で終わってしまいました。
ハッキリと受かった!という良い手応えも、あぁ絶対落ちたわ〜!という悪い手応えもありませんでした。
実力と真摯に受け止め頑張ります。何年言うとんねん!

酒も抜いていたのでここんとこ体調がすこぶる良かった。
朝もパキっと起きれるし、日中だるい感じもなく最高やった。

何より便!
便よ!便!!
良いじゃないの〜!便よ、便、便!!
こんなへらへらした感じで同じ事務所の芸人のギャグを便いじり出来るくらい調子良かった。
ティッシュで拭いても何もつかない、僕が昔からラッキーうんちと呼んでいるものが続いて幸せだった。

ただずっと何年もお酒飲んでゆる〜い便しか出していなかった僕のケツの穴。
完全にゆとりでした。
最近は便硬すぎて良くキレてます。
確実に体調は良いのですが、急に腸内環境良くなりすぎてケツの穴がついてきてません。
アップデート出来てない状態です。
それは唯一困っているところです。

ただ今年のM-1は大会前から期待していた、結構いけると思ってたから気負いが凄かったんやと思う。
3回戦が近づくにつれて、プレッシャーで肌荒れが酷くなっていった。
特に口周り。吹き出物が多くなっていった。
田舎で見る星空くらい多かった。

でも、こういう時ほんま誰も気づいてくれへん。
「口周り荒れてるわ〜」言うても、「え、そう?」とか言うて来よる。
唯一ニュークレープのナターシャさんだけが口周りに円を描くジェスチャーをして「どないしたん?」と言ってくれた。
ナターシャさんだけ!!
ナターシャさんは奥さんが髪の毛少し切っても、「あ、髪切ったん?」と気づいてあげれるえぇ男やと思う。
ハンター試験で魔獣凶狸狐が入れ替わってても「君、誰?」って気づけると思う。

そんなこんなでM-1落ちても酒も飲めなかったし、喪失感と口周りの肌荒れだけが残ったまま今年を終えそうです。

Gyaoの3回戦動画からバズらへんかな〜。頼む!!


僕は中学の3年間1人の女の子のことがずっと好きやった。
ちゃんとした初恋はこれが初めてやと思う。
その子は頭の良い子で勉強ができた。
おしとやかな子でこれといって目立つ様な子ではなかった。
地元柄ヤンキーが多い地区だったので僕の中では化粧したりしてる派手な子よりその子の方が目立って見えた。
サッカー部でキーパーやった僕は、自分のゴールの裏にあるちょっとしたスペースでバトミントン部が素振りをしているのを良くシュートがこない時に見ていた。
バトミントン部のその子を探していた。
気付いたらめちゃくちゃ目で追っていた。

中学3年の時、受験勉強のために塾に通った。
その子と同じ高校に進学したかった。必死に勉強した。
塾が終わって、友達の家に行くのがその時の唯一の楽しみやった。マンションの確か5、6階とかでいつも喋りながら窓から下の通りを見ていていた。
するとマンションの下の通りをその子が、僕らが行っている塾とは別の塾からの帰り道に使っていた。
僕はいつも塾が終わるとそこからその子が通るのを見ていた。

読んでて気持ち悪いな〜こいつと思ってる人!
一旦今の僕は忘れて下さい!!
中学3年の思春期真っ只中の童貞、まだオナニーするのにも罪悪感が拭えない、そんな頃の僕やから!!
今の僕がそれやってたらそらもう気持ち悪うてしゃあない犯罪者予備軍優等生やけど、当時の僕やから!ピュアな!
今もそこそこピュアじゃボケ!!シバくぞ!!ポウポウ!


僕はバシバシ勉強をしてグングン成績を上げてジロジロ眺めていた。
が、その子の志望校には届かなかった。
その子の行きたかった高校は家からも比較的近い公立の総合学科だった。
僕はめちゃくちゃ勉強して上がった学力を持て余した。
そんな時に家からかなり遠いけど、総合学科が新たに出来ることを知った。
僕は総合学科を目指して勉強していたので総合学科という響きに固執していた。もう総合学科の口になっていた。
総合学科の入試には小論文があって、僕は練習で書きまくった、売れっ子作家の如く小論文を執筆した。
家から遠いが自分の学力にあった総合学科へ行くことを決めた。
見事合格した。
そして中学の卒業式の時にその子に告白した、普通にフラれた。
行かんでよかった。同じ高校やったらヤバかった。
僕は一方的にその子のことが好きやっただけで、その子からは多分そんな好かれてなかった。
中学3年間で何回か告った。全部普通にフラれてるし。
携帯が無かったので勇気を振り絞り家に何度か電話したこともある。もう電話とかしてこんといてと言われたこともある。
負けると分かって挑んだ戦に負けるのは清々しかった。
気持ち良く遠い総合学科に通う決意が出来た。

その総合学科は電車で1時間ちょい、自転車で30分やった。
電車からのバスという選択もあったが、初めて買ってもらった定期の値段にひいていた僕は親を思いイキって「おれ、全然駅からチャリで行くで」ってダルそうに言うた。
通い初めの初日に後悔した。マジ無理やった。

最初の授業は一人一人自己紹介をするものだった。
ヘトヘトやった。後半のチャリの30分ずっとしんどかった。走って分かった、ずっとゆるい上り坂やった。クソが!!
自己紹介、どんどん僕の番が迫ってくる。
初日はあいうえお順に座っていて、山元なので最後の方。
僕の前に座ってた山口という丸坊主の男の子がいた。
そいつの坊主の襟足の部分、最も刈られた坊主のそれは綺麗な三角形やった。
僕はうわっ!女性のアンダーヘアのあの三角形の感じやん!となってしまった。なんでなってしまったんや。
山口の自己紹介の時間が来た。
もじもじ照れながらちょっとだけボケたりしてスベっていた。山口もスベってるっと自覚があるように見え、やばいやばいってなってる感じが伝わった。確かに初日のボケミスるんだけはキツい。どうしてもすべりたくないところや。
よし!ここは山口助けがてら1発カマしたろか!となってしまった。なんでなってしまったんや。
僕は中学の頃完全にお笑い担当やった。
しかも大阪市内の中学のなーー!!!!!!
僕は立ち上がり山口の襟足を指差し
「女のオ◯コんとこみたいなってるがな!」
と言って頭を後ろからパシーンしばいた。

スベったとかじゃなかった、
なんかスベったとかいうより、頭おかしい奴を見るような目で全員が僕を見ていた。
名前もまだ名乗ってないやつの放送禁止用語を交えた奇行とも言える例えシバき。
僕はその後、1ボケも入れることなく自己紹介を終えた。
自己紹介を終えると同時に高校生活を終えた。

僕は誰とも仲良くなることが出来なかった。
次第に学校にも行かなくなった。
丁度、日韓ワールドカップの頃やった。
ほとんどの試合見た。家で。
僕はもう内心辞めようと決めていた。
そうなったら1番可愛いと思う子の番号でも聞こうと決めて可愛い子を探し番号を聞き出した。
なんかそのミッションをクリアしたことで達成感を持って辞めた。

家の近所の高校に再入学することにした。
親の金を心配してバスを選ばずに自転車を選んだ自分が思い描く逆のことをしていた。
高校2個目行くんかい。くそが。
僕は地元のたまたま同じ時期に高校を辞めたやつを誘った。同じ高校へ行こうと。
僕は完全にトラウマになっていた。今でも自己紹介が怖い。
そいつは変な奴やった。「えぇで。」とコンビニ行かへん?の返答くらいの感じで一緒に来てくれた。
そいつは背が150cm代のギャル男もどきみたいな見た目をしていた、太ってもいたし。ビジュアルが最高やった。
そいつは大阪で1番偏差値の高い私立の高校を辞めたとこやった。
次に行く家の近所の高校なんか余裕で合格やった。
僕も合格した。
そいつと同じ美容室でパーマをあてて入学式を迎えることにした。違うパーマあてたはずやのに二人ともピンツイストみたいなパーマがなってしまった。
僕らは入学式で悪目立ちした。
身長差もある。ピンツイストのダサいブルースブラザーズみたいなコントラスト。
裏でめっちゃイジられてたらしい。
焼きそばとか。陰毛とか。チン毛とか。
苦しくも僕が前の高校で自分の首をしめた様な言葉やった。どうしても陰毛がまとわりつく運命なんや。
でも、2人やとなんとか乗り切って楽しい高校生活を送れた。
1人で無理なら2人、2人で無理なら3人。
数でリカバーしていく人生。

そいつとは今全く連絡を取れない。

なんでやねん!!!!!!!!!!!!

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