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シングルマザーの本当のつらさは親としての悩みを全て一人で背負うことだと思う

シングルマザーとして生きていく場合、経済的な問題があるのはもちろんだが、もうひとつ覚悟しなければならないのは、自分の子供に対して同じ立場の人間がいないということだ。

子供はさまざまな問題をもってくる。

次から次へと。

それも突然に、心の準備もないうちに。


親としてそれをどうするべきか、どうこの問題を解決すればいいのか。

シングルマザーの場合は、この全てを常に自分一人で解決しなければならない。

夫婦が揃っていれば、その問題は2人の問題だ。

一緒に解決策を探すことができる。

しかし、シングルマザーの場合は、たった一人でその答えを出さなくてはいけない。

自分のことならまだいい、失敗しても。

しかし子供のことは別だ。

自分の出した結論がその後の子供の未来を変えてしまうのだ。

そんな大きな問題を、たったひとりで常に出さなければいけないのだ。

そしてそれに対する全ての責任もたった一人で負わなければいけないのだ。


それによって子供の人生はがつらいものになったら、その姿を見て、自分の出してしまった結論を悔やみ、自己嫌悪にさいなまれ、自分の親としての未熟さを嘆き、絶望する、そこまでが全て自分一人なのだ。

誰も助けてはくれない。

全部一人でやらなくてはいけないことなのだ。

「あれは失敗だったかもしれないね」と罪の共有をしてくれる人はいないのだ。


子供が小さい時はまだいい。

でもだんだんと大きくなり、子供の選択の一つ一つが大きく人生を左右するレベルのものになってきたとき、その時にどんなアドバイスをするのか。

それも全部、自分一人。

誰一人として、同じ立場で考えてくれる人はいないのだ。


進路、就職、結婚…

子供の帰路に対して、たった一人でそれを支える強い心を持たなくてはいけない、それがシングルマザーだ。

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