- 運営しているクリエイター
#写真
小説 ファッキン・ナイス・ワーク #6
その日の朝、奇妙な依頼が来た。とはいえ俺に寄せられる依頼はだいたい奇妙なものなのだが、それはいつものような程度ではなかった。
爆弾を作ってくれというのだ。そんなものの作り方などちょっと調べればわかる。ネットのアンダーグラウンドーーいまではダークウェブというのだろうか?ーーを漁れば、たいていの非合法なものは製法が見つかる。爆弾はもとより、銃、麻薬、贋金、その他の違法なものの手引き。
依頼のメー
ガリィの戦いと祈り 『銃夢』について
ヘッダ画像は無関係です。
『銃夢』を推します。ガンム、と読みます。中学生のときに地元の古本屋で手にしたこの漫画が私の人生をいくらか変えたものです。影響は受けた。崩壊してたり荒廃してたりする世界を書きたがる傾向は明らかにここから。
何年か前に『アリータ:バトル・エンジェル』というタイトルで映画にもなって、いやあれもよく作ったもので実に見事だったんですけど、やはり原作に親しんでいるので、どち
親ガチャと異世界転生の夢、及び十四年前の田中ロミオの解答
結論から。これはシンプルな話で、親ガチャという考え方と異世界転生ものの作品の流行はセットだよねってこと。
詳らかに書く。最初に親ガチャという言葉をいったのはどこのキッズか知らんが、親を選べないことをいったのは何もここ最近のことではなく、古代ローマ時代には既に記録が残っている。以下、その聖賢の言葉。
われわれはよくこう言う、親というものは偶然によって人間に与えられるもので、どの親が割り当て
多くの人に応援される、たった一つの方法
イラストレーター・取材&コラムニスト・陽菜ひよ子です。
わたしは長くイラストの仕事を中心にお仕事してきましたが、2020年秋に出版した『ナゴヤ愛』をきっかけに、2021年春から中日新聞広報誌・AD FILEのコラム連載『ナゴヤ愛はどこにある?』が始まり、取材してコラムを書くお仕事が増えてきました。
このお仕事『AD FILE』はもちろん、わたしの著書『ナゴヤ愛』も、多くの方からの力添えや応援、
横尾忠則の展覧会に行ってきた
雑感など。
展示を見ていって、綺麗な絵もいっぱいあるんだが、美しさを突き抜けたとこに行ってる作品も多々。こちらの美意識、美の観念を試されてる状態かね。観ててわかるのは「本当に絵を描くことが好き」だってこと、そんなのはまあ当たり前なんだけど、その欲求、愛情がすげえことになってた。
技術は極めてある。Y字路なんかの迫力ある作品でわかる。そうしてその上でさらに次のとこに行っちゃうんだね。完璧に描ける