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おかえりモネを見てる〔第15週〕

こんにちは。お天気お姉さんになりましたねモネちゃん。
ドラマの中で言ってたけど、キャラ変えてるんですね。お姉さん感かな?服装とかアクセサリーとか。キラキラ感ありましたね~。
なんか初めてモネが中継する日、気仙沼の家族や登米の人たちがみんなでテレビの前に集まってたの泣いてしまったな。定番の流れだったけど、分かってたけど、なんだか。

今週のあらすじ

未知(蒔田彩珠)が東京へやって来る。休暇と、百音(清原果耶)と菅波(坂口健太郎)の様子を偵察に来たのだった。中継キャスターになった百音は、練習ではしどろもどろ、朝岡(西島秀俊)の後任の莉子(今田美桜)も、調子をくずしてしまう。その週末、菅波と会う約束をした百音は未知と明日美(恒松祐里)にも応援され、菅波に気持ちを伝えようと意気込む。ところがその前日の夜、亮(永瀬 廉)が突然百音の前に姿を現して……。(公式サイトより)

じっくりと、菅波先生のターン

今週は、というか先週からずっと菅波先生のターンですね(笑)

木曜の放送分、思わず爆笑してしまったシーンがありました。ものすごくさりげないシーンなんですが・・・
妹・未知の後押しもあって菅波先生と会う(デートする?)ことになったモネ。当日朝、予定より早く迎えに来た菅波先生に未知を紹介する。気まずい空気。

さっさと出かけろという周りからの声。で、菅波先生が用意していたデートプランが「サメ展」(その場の女性陣の空気は固まってたけど、楽しそうサメ展)。偶然にも未知がその招待チケットを持っていて、二人にプレゼント。

貰った時の菅波先生の顔!今までで一番笑ってたんじゃないですかこの人。ツイッターにアップしてほしかった~。

子どもみたいな顔して笑ってて、意外過ぎて爆笑してしまいました(良い意味で)

作品のトーン

こうやって見てると、やっぱりプロの役者さんってすごいなあ。演じてることを一切感じさせない。その色味はそれぞれ個性があるので好みが分かれるところだけど、菅波先生を演じる坂口健太郎さんは、今回みたいにずっと緊張していて時々ふっと緩まるような役柄、合ってるなあと思いました。

最近自分で芝居をつくっている中で、同じ作品に登場する役者さんの「色」というか「強さ」というか、「オーラ」とか「エネルギーの具合」とか、そんなのをどうバランス取っていくか、難しいもんだなあと思っています。

アンパンマンのアニメにクレヨンしんちゃんのキャラクターが出て来ても大きな違和感はないけれど、エヴァンゲリオンの登場人物が出てきたら「えっ」となる、みたいな。空気感、テイストの違いかなあ。

かといってアンパンマンとバイキンマンは対比するキャラクターとしてそれぞれを立てたいわけで、何もかもそろえるわけにはいかない。
デザインの世界でいう「トーンを揃える」というやつかなあ。パステルカラーとか「くすみトーン」とか。これを人間でやろうとすると、なかなか思い通りにいかないもので難しい。

じっくり見ていられるドラマは、そういうところが上手く調整されていて参考になります。というか役者さんもそのドラマのトーンに合わせて役の作り方を変えて来てるんだよなあ。かっこいい仕事だなあ。

心情は言葉じゃなくて行動で

今週は気仙沼の同級生、亮がモネの前に現れました。その直前には、亮と父・新次がある人と会っていました。東日本大震災で行方不明になった亮の母・美波の母親(=亮の祖母)です。

このシーン、火曜の放送分で流れました。亮の祖母が二人に何か書類を渡したんですが、その中身は明かされないまま、火曜は終了。

その後、亮がふらっと東京に現れたかと思うと、その翌日「亮が戻ってきていない」との連絡がモネのところに届きます。そこで亮の祖母が持って来ていた書類が明らかになる。行方不明の母親の死亡届でした。そのことがきっかけで父・新次が酒を飲んで暴れてしまって・・・という流れ。

この流れ。ドラマでは定番なんだと思いますが勉強になります。あるキャラクターの心境の変化を、「何がどうしてどう思って」と言葉で説明するのではなく、行動で示していく。でも最後にはきちんと明確な理由が視聴者に見える形になる。

これを胡散臭くなく、うるさくもなくやるのが難しいなあ。脚本の勉強をしていて本当に難しいなと思うところです。キャラクターの心情をどこまで想像させるか。見ている人が少しでも「説明っぽいな」とか「いかにもなんかありそう」とか感じてしまうとドラマに感情移入できなくなってしまうし、かといって分かりにくすぎてもイライラして集中できなかったり、後の行動とつながらなくなってしまって理解できなくなったりする。

見ている人が「何を思ってるんだろう」と想像しながら楽しめる具合を探っていきたいなあ。

やりきれない

今週のラストはこの一言につきますね・・・
行方不明になった亮に、いろんな人が電話をかけるけどつながらない。しかしモネがかけると電話に出て、弱音を吐く亮。それを見ていた妹・未知はモネに感情をぶつけます。

未知は亮のことが好きで、でも亮はモネにだけ心を許している。
亮は気仙沼に残っていて、未知も同じく気仙沼で働いている。いろんなものを抱えた亮が壊れそうになるのを支えてあげたい未知ですが、自分には亮は打ち明けてくれない。気仙沼を離れたモネには打ち明けるのに。

モネは自分のやりたいことを見つけて東京に出て、少しずつですが成功を収めている。未知もやりたいことをやっているんですが、どこか姉に劣等感を感じてるようです。お姉ちゃんずるいと何度も言う。

で、未知の気持ちを真正面から受け止め、何も返せないモネの表情のアップで今週は終了。亮もどこへ行ったか結局分からず。ていうか亮の家族の件も解決してないし、なんかもうそれぞれ辛い。辛いまま終わった。

あーこれどうしよう?と思って公式ツイッターへ。他の視聴者さんのコメントを読んで納得したり?となったりして心をおさめました(笑)

ドラマを観るっていうのは、あれですね。他の人の感想を読みながら見ていくのも面白いなあと今更。いろんな解釈があるし、いろんな立場があるし。登場人物の行動に理解できない自分がいても、どこかの誰かが気持ちを分かっていて言葉にしてくれると理解が深まります。逆に謎が深まっちゃうこともあるけれど・・・

あと姉妹についても考えたなあ。コメントにも「私は姉の立場なので」とか、妹の立場の人のものもあって。私は一人っ子なのでこの姉妹感というか、ならではの理解がしきれてないんだろうなと思うと少し寂しい気もします。「私が姉なら妹にこんなこと言われたらぶち切れてる」ってコメントがあって笑いました。他人事だけど、楽しそう(笑)

まとめ

悶々としたまま終わった15週でした。
あ、なんか来週のあらすじでキャラクターの心情を分かりやすく解説してくれています(笑)

東京に突然現れた亮(永瀬 廉)は、新次(浅野忠信)のことを、百音(清原果耶)に相談しようとしていた。未知(蒔田彩珠)は亮がいざというとき、頼るのが百音であることにいらだち、百音に強くあたる。百音は長距離バスで気仙沼に帰ろうとする亮を引き留め、汐見湯へ連れ戻す。そこへ、明日美(恒松祐里)から連絡を受けた三生(前田航基)や悠人(髙田彪我)も仙台からかけつけて、久しぶりに幼なじみ6人が集結する。(公式サイトより)

幼馴染再集結かあ。どういう流れで亮が気持ちを前向きに持っていくのか気になります。



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