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令和2年第3回三鷹市議会定例会 一般質問終了しました。テーマはフレイル・飲食店等のテラス営業支援・保育園待機児童の解消・児童生徒の通学時の荷物の軽量化・感染症に伴う学級閉鎖による学習機会損失の補填・反転学習(ICT教育・家庭学習)です。

三鷹市議会議員の山田さとみでございます。

ここ1か月集中的に取り組んできた一般質問が終了しました。

私の一般質問の一部始終の動画はこちらです。

今回の一般質問のキーワードは、フレイル・飲食店等のテラス営業支援・保育園待機児童の解消・児童生徒の通学時の荷物の軽量化・感染症に伴う学級閉鎖による学習機会損失の補填・反転学習(ICT教育・家庭学習)です。

概要は以下です。

・フレイル予防についての広報の強化については、重要性を共有し、フレイル予防に関するPRを広報みたか等で強化してくださる事となりました。

・テラス営業支援についても、しっかりと進めて頂けることを確認しました。三鷹市内にテラス営業が増えて、事業主も市民も楽しい三鷹市になるように後押しをお願いしたいです。

・待機児童解消については、保育ニーズをしっかり調査した上で足りない部分は保育枠を増やすといった答弁を得ました。「足りない部分を増やす。」当たり前と思われるかもしれませんが、議場での発言は重大です。足りない部分は必ず増やして頂きます。

・小中学生の荷物の軽量化ですが、宿題以外は持ち帰らなくても良いと具体的に指示して頂けるよう、質問をしたところ、そのようにしていただけるよう、学校側に話して頂ける事となりました。小中学生の荷物が軽くなるよう、今後も注視して参ります。

・この冬は新型コロナウイルス感染症とインフルエンザが同時に流行するおそれもあり、その影響による学級閉鎖や休校が心配されますが、相手はウイルスですので、その対応は急なものとならざるを得ません。学級閉鎖や休校への対応として、ICTを活用した教育は有益であり、東京都から配布されたタブレットやwifi環境をしっかりと活用し、平時より出来るところから始めておくことが、学級閉鎖や休校への備えとなります。教育委員会の答弁も認識は一致しているものの、慎重な印象でした。同様に、反転学習についても平時から宿題の場面で活用するなど出来る範囲でやっていく事、Teamsや学びポケット等のプラットフォームの活用もしながら、子供の学びの意欲を引き出しながら、つまづきを感じる子どもには手厚くフォローしていく事がとても大切だと考えます。


**登壇原稿は以下です。再質問はアドリブですので動画でご確認いただけますと幸いです。

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議長のご指名を頂きましたので通告に従い一般質問を致します。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と社会・経済活動の両立のための重要課題の一つがデジタル化です。東京都では「スマート東京」を掲げデジタル化が強力に推進されています。また、三重県桑名市では今月よりLINEで保育施設の入所手続きが可能になるなど、全国的に様々な取組が進んでおり、市でも一層積極的な取り組みが必要です。
さらに、市は早期より経済対策に力を入れてきましたが、今後の経済対策を効果的に展開するためには、定期的に市内の景況調査を実施することも重要と考えます。
市民目線の市政の実現に向けた取組について順次質問をして参りますが、今定例会に上程が予定されている補正予算には触れませんので答弁についてはご配慮願います。
1.コロナ禍における高齢者のフレイル予防について伺います。
新型コロナウイルス感染症拡大防止策として、「三密」を避けることが重要ですが特に高齢者は重症化しやすいと言われているため、他人との接触に気を付けなければなりません。
健康と要介護の間の状態を「フレイル」といいますが、予防するには栄養・運動・社会参加が重要です。人との交流・つながりが多い人ほど健康度が高い、高齢者が寝たきりの生活を2週間すると一度に7年分の筋肉を失ってしまうとも言われています。①新型コロナの影響が長期化し運動や社会参加の機会の制限が続く中、高齢者のフレイル対策の重要性はますます高まっています。すでに5月17日発行の広報みたかでフレイル予防について掲載して頂いておりますが、期間も開いておりますので今一度、広報みたかで再度大きく特集するなど、新型コロナウイルスの感染予防をしながらの「フレイル予防」の普及啓発をお願いしたいと考えますが市の見解を伺います。

2.飲食店等が路上で行うテラス営業のための支援について伺います。
新型コロナウイルス感染拡大防止と経済活動の両立のため、多くの事業に「業態転換」が求められています。飲食店等に関し、国で道路の占用許可基準が緩和され、都でも、臨時的なテラス営業等を行う際に必要なイス・テーブル等の調達経費を助成するなど、ウィズコロナの時代に合わせた飲食店への支援が開始しています。テラス営業は新たなまちのにぎわい・魅力の創出にもつながるものです。②市は「三鷹テラストリート」と称してワンストップ窓口を設置していますが、様々な規制がある中で、意欲あるお店や商店会に呼びかけて、臨時的なテラス営業等の実現に向けて後押しして頂きたいと考えますが市の見解を伺います。

3.保育園待機児童の解消について伺います。
③三鷹市の令和2年4月1日現在の保育園待機児童数は92名で昨年の114名から22名減少しています。保育サービス利用児童数は昨年より234名増えている一方で、待機児童数が減少傾向にあることは、働きながら子育てをする多くの親の支援につながっているものです。しかし特に1歳の待機児童数が多いなど、現状の課題に即した効果的な対応が必要な状況です。令和2年4月1日より新設園や、都の補助金を活用し、認証保育園がより利用しやすくなるような料金設定にしたりと様々なご努力を頂いています。コロナ禍において保育環境整備の社会的な重要性があらためて認識されました。待機児童の解消について令和3年4月を目標としているという事ですが、現状の課題を踏まえ、今後待機児童解消に向けてどのように取り組んでいかれるのか伺います。

4.児童・生徒の通学時の荷物の軽量化について伺います。
特に低学年の児童を持つ保護者から、子供のランドセルが重すぎるのではないかといったご相談を頂いています。平成30年9月の文部科学省の通知文「児童生徒の携行品に係る配慮について」では、児童・生徒の携行品の重さや量について必要に応じ適切な配慮を講じて欲しいといった内容が書かれています。岐阜県本巣(もとす)市では、児童の熱中症対策としてランドセルの代わりに軽いバッグを使い、必要最小限の荷物で登校し、従来の半分以下の重さに減らし、教科書とノートは自宅や学校に置き、電子黒板を使ったデジタル教科書やプリントで授業を進める取り組みを試験的に行ったという報道があり、本市でも現場の実情に即したきめ細かな対応が必要です。
④現在でも、学校に置いて行って良い教科書等に関し、保護者に対して情報提供が行われていると伺っていますが、保護者の中で「置き勉」が許容されているという認識が一般的とは言えないと考えます。子どもの負担軽減、暑さ対策など、様々な観点から、児童・生徒の荷物の軽量化についてより一層の配慮を求めますが教育長の見解を伺います。

5.感染症に伴う学級閉鎖による学習機会損失の補填について伺います。
冬季においては新型コロナウイルス感染症に加えインフルエンザの流行も心配です。学級閉鎖により学習機会が失われてしまう事や意欲の減退が懸念されます。⑤タブレット端末の配布は令和3年1月までに完了する予定と聞いていますが、体調が良い子供に対しては先に学習機会の損失分を補填するためにオンラインホームルームや授業動画の視聴等で自宅学習が出来るような仕組みも構築しておくことが重要であると考えますが見解を伺います。
⑥また、体調が優れない子どもに対しては、後日対応すべきと考えますが見解を伺います。

6.効率的かつ効果的な学びのための今後の家庭学習も含めた学校教育の在り方について伺います。
コロナ禍において、平時の学習も、より効率的で効果的な学習方法が求められます。予め家庭で授業の動画などを視聴しておき、学校では意見交換や演習等を行っていく「反転学習」という学習方法も、効果的な学習方法です。突然の休校や学級閉鎖に対しての備えにもなります。学校ではクラスメートとの意見交換に時間が割け、教員もつまずきがある子に対してこれまでより手厚くケアができることが期待されます。「主体的・対話的で深い学び」と「個別最適化された学び」につながっていく効果も期待されます。⑦民間作成のものも含めた様々な映像教材や、三鷹の児童・生徒たちの実情に沿った授業動画の作成などを含め、平時の授業から積極的に反転学習を導入して頂きたいと考えますが見解を伺います。
ご答弁の程よろしくお願い致します。

以上です。

令和2年第3回三鷹市議会定例会は始まったばかり。
補正予算、条例改正、決算など、審議は続きます。
市民の利益に資する審査、発言が出来るよう、邁進致します。

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